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アメリカ化学会 2014 Heroes of Chemistry Award受賞

2014.8.20

本年度、旭化成ケミカルズの 「CO2を原料とする非ホスゲン法ポリカーボネート樹脂製造プロセス」の 技術開発と実用化の開発メンバーとして下記3名が「2014 Heroes of Chemistry Award」を受賞しました。

アメリカ化学会(American Chemical Society)では、1996年から 化学と化学工学分野において商業化された技術、製品の発明、 開発に成功した化学者及び化学技術者を表彰しています。

大石学 (プラント事業部プラント技術第一部ファインケミカルグループ長)

河村守 (当社OB・元エンジニアリング事業部長)

山口昭夫(当社OB・元海外事業推進部長)

受賞技術は、旭化成ケミカルズが世界で初めて二酸化炭素(CO2)を原料とするポリカーボネート樹脂製造技術の開発に成功したもので、CO2削減への寄与だけでなく、

・従来の原料である猛毒のホスゲンを使用しないことによる人体や環境への危険性回避

・塩化メチレン等の有機物を含む大量の排水を出さないことによる環境負荷低減

などの特長を持つ、環境調和型の製造技術です。

現在、ライセンスに基づいて建設された世界5社のプラントから、高品質・高性能のポリカーボネート樹脂が市場へ供給されています。

旭化成ホームページ プレスリリース(2014年8月13日)

アメリカ化学会 2014 Heroes of Chemistry Award受賞について

~「CO2を原料とする非ホスゲン法ポリカーボネート樹脂製造プロセス」の
 技術開発と実用化が日本企業として初めての受賞~

アメリカ化学会(American Chemical Society)

2014 Heroes of Chemistry Asahi Kasei: Non-Phosgene Polycarbonate (PC)