事業と社会貢献のConnect~コネクト~を目指して
ヘルスケア領域

高齢者医療の進展に貢献し、満たされていない医療ニーズに応え、ユニークな製品と技術で活力ある健康社会をつくり上げる

『AED』

~“突然死を減らしたい”という強い思いを胸に、
若い世代へ、救急救命の大切さを説く~

小学生たちが、人体を模したマネキンを使用して「胸骨圧迫」とAED(自動体外式除細動器)の使い方を実習している。「力がいるね・・・」「けっこう難しいよ」「できた!」口々に話しながら、自分でやってみる子どもたち。これは、小学校高学年を対象として、旭化成ゾールメディカル(株)の社員が行っている「命を守る 心肺蘇生・AED~救急車がくる前にできること~」という出前授業のひとコマである。「友達が、もし遊んでいるとき急に倒れて意識がなくなったらどうするか」という身近な問題に引き寄せて考え、いざというときにどういう行動を取ればよいかを知り、子どもたちは救急救命の大切さを学ぶ。

AEDは2004年から一般市民も使うことができるようになったが、いざ、“もしも”のときにAEDが使えるかというと、自信を持って「使える」と答えられる人はまだまだ少ないのではないだろうか。
2011年、埼玉の小学校での、心停止で倒れた女子児童にAEDが使われずに命を落としたという事故をはじめ、学校での突然死は数多く報告されている。AED導入10年という節目の2014年に発足した「減らせ突然死~使おうAED~実行委員会」と旭化成ゾールメディカル(株)は、小学生にもAEDについて知ってもらい、もしものときに自分が何をすればよいか考えてほしいという思いから、共同で、小学生向けの安全教育副読本『命を守る 心肺蘇生・AED』という冊子を制作した。そして、希望する小学校への配布とともに、社員による小学校高学年向けの出前授業の取り組みを始めたのである。

旭化成ゾールメディカル(株)でAED事業のプロモーションを担当する池田寿美恵は言う。
「日本では多くのAEDが設置されていますが、実際に使用されるケースは非常に少ないのが実態です。冊子を通して小学生の皆さんにAEDや救命処置について学んでいただいていますが、子どもの頃からこのような教育を受けることにより、当たり前のようにAEDを使用し、救命処置を行えるような大人になってくれると期待しています。一人でも多くの命を救うために、AEDの普及と合わせて、誰もがAEDを使用し救命処置を行えるようになるためのサポート活動を通して、社会に貢献していきたいと思います。」
旭化成ゾールメディカル(株)は、このような若い世代への普及活動だけでなく、参加者が突然死に見舞われるリスクがあるマラソン大会などにも協力・協賛し、AEDの無償貸与や、救急救命のための胸骨圧迫の講習会などを行っている。
“突然死を減らしたい”という強い思いを胸に、旭化成ゾールメディカル(株)は、「救命率の向上と突然死の減少」を実現するためのチャレンジを続けている。

(単位:台)2004年7,361 2007年137,569 2011年395,823 2014年636,007
一般的なAEDの普及状況
(単位:件)一般市民の心原性心肺機能停止の目撃 2005年17,882、2008年20,769、2011年23,296、2014年25,255 一般市民のAED使用件数 2005年46、2008年428、2011年738、2014年1,030
AEDによる救命件数

『命を守る 心肺蘇生・AED~救急車がくる前にできること~』その内容とは?

主に小学校高学年を想定読者としているこの冊子は、京都大学環境安全保健機構の教授である石見拓先生の監修のもと制作された。内容は、平易でわかりやすく、専門的な知識も丁寧に説明してある。大人が読んでも、十分に役立つ一冊である。

  • こんな時、どうしたらいいのかな? ⇒ 救急状況とはどういう場合か、の説明
  • 救急車をよぼう ⇒ 救急車のよび方の説明
  • 心肺蘇生をしよう ⇒ 胸骨圧迫の方法の図解、心臓の機能の説明
  • AEDを使おう ⇒ AEDの使用方法の図解
  • AEDについて知ろう ⇒ AEDのしくみについての解説
  • わたしたちにできることを考えよう
  • おぼえておこう、コール&プッシュ ⇒ 学びのまとめ

マラソン大会への協賛

旭化成ゾールメディカル(株)は、日本全国で開催されるマラソン大会に協賛・協力し、AEDの無償貸与や、マラソン大会でのイベントとして、胸骨圧迫の講習会を開催している。

2015年度のAED無償貸与の実績

2015年5月
ぎふ清流ハーフマラソン 75台
2015年8月
東北六魂祭 15台
2015年11月
いびがわマラソン 78台
2016年2月
延岡西日本マラソン 8台
2016年3月
板橋マラソン 50台
2016年3月
鹿児島マラソン 60台

『ゾール基金』での支援

旭化成ゾールメディカル(株)の親会社であるゾール・メディカル社(本社:米国)は、2013年12月、『ゾール基金』を設立し、生命蘇生装置の質の向上や救急救命医療の向上に資するため、その研究・教育・啓発活動にたいして、助成金支給を通じて支援している。2015年度は、アメリカのピッツバーグ大学、ペンシルバニア大学、カナダのトロント大学に助成金を支給した。

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