ノーベル化学賞 白川英樹博士の特別実験教室に協賛しました

2017年12月10日
旭化成株式会社

 旭化成は、東京・お台場にある日本科学未来館のパートナーシップ企業として、日本科学未来館の科学教育・普及活動を支援しています。特に、当社の社会貢献活動の主要テーマである“次世代育成“に沿った活動には、積極的に関わってきました。

 このたび、昨年に引き続き2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹博士がご発案された、地域の科学館における小・中学生対象の特別実験教室に協賛しました。今年は、12月10日に島根県出雲市にある「出雲科学館」で開催され、小・中学生の皆さん40名が参加しました。

 実験テーマは、白川博士がノーベル化学賞を受賞した導電性プラスチックの機能をもとにした『導電性プラスチックを作ろう!~二次電池への応用~』で、参加した小・中学生たちは、導電性プラスチックの性質や電池のしくみを学び、実際に自分の手で合成・実験をしてプラスチック膜をつくりました。また、二次電池をつくり、自身で工夫して実験内容を検討し、電気が流れるのを確認していました。

 白川博士は、3時間にもおよぶ実験の間中、実験台のまわりを歩き回って参加者の様子をみながら、やさしく、また熱心にご指導されました。参加した小・中学生の皆さんは、白川博士のお話に熱心に耳を傾け、化学の不思議を体験しました。

 今回は、出雲市内の小中学校の理科の教員も実験講師として参加しており、白川博士のご発案された実験教室プログラムをベースとして、今後も県内のたくさんの小・中学生に実験教室が展開されていく予定です。

 旭化成は、白川英樹博士のこの特別実験教室の開催を、2018年度も引き続き支援してまいります。

特別実験教室のようす
特別実験教室のようす
特別実験教室のようす
特別実験教室のようす

以上