1995年9月25日

各 位
旭化成工業株式会社 有機原料事業部

 

高純度アセトニトリルの上市−工業用途に展開

 

  • アセトニトリルはアクリロニトリルの副生物で、これを精製純化して製品とす る。アジアでは旭化成がトップメーカーである。用途は、医薬合成、写真薬合成 の反応溶媒や精製溶媒が主体で、医・農薬の中間体原料としても使われる。

  • 旭化成は、アセトニトリルの主用途がファインケミカル分野であるため、 早くから高純度の必要性を感じ、現行グレードの純度を高めてきた。今回、飛躍 的に純度を高めたグレードを独自に開発し、現行グレードとは別に新規に「高 純度グレード」として上市する事にした。アセトニトリルメーカ一が「高純度 グレード」を上市するのは、世界初の試みである。

  • 高純岐化の基本技術は3年前に開発していたが、その後、量産化技術を確立し、 今年はじめ、水島製造所内にプラントを完成させた。

  • 高純度グレードの特長は、純度99.99%以上、含水率50ppm以下、 有機不純物はガスクロ分析で微量のプロピオニトリル以外は検出されず、 金属イオンもppbレベルである。

  • 旭化成では、アセトニトリル特有の溶解力や電気的特性をベースに、 この「高純度グレート」を工業用途中心に本格販売を開始した。

  • 期待される用途は、電子部品の洗浄溶剤、二次電池の電解液、特殊反応溶媒、 カラムによる光学活性体やペプチドの分離精製、その他ハイテク工業用途 を想定している。

  • 販売は、ハンドリングの煩雑さを避けるため、大口出荷用途を指向するが、 一方では高純度グレードの可能性を探索するため、積極的に用途開拓を行って いく方針である。
以上

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