| 旭化成工業株式会社(本社:東京千代田区、社長:山本一元、以下旭化成)と独国ワッカーケミー社(本社:ミュンヘン、会長:カール・G・エンゲルス、以下ワッカー)は本日(17日)、シリコーン製品*の開発・製造・販売を行う日本における合弁会社の設立に合意し合弁契約書に調印した。ワッカーは100%子会社である日本現地法人ワッカーケミカルズイーストアジア社(本社:東京新宿区、社長カルロス・ヴァイゼ)のシリコーン以外の事業を分離別会社化した上で、50%株式を10月1日に旭化成に譲渡し、これをもって両社折半出資とする。合弁会社名は「旭化成ワッカーシリコーン株式会社」。
ワッカーはワッカーファミリー、ヘキストによる折半出資会社であり、シリコーン事業50年の歴史を持つ世界第3位のシリコーンメーカーである。今後の需要拡大の見込める日本を含むアジア市場での事業基盤強化に注力してきたが、より一層の事業拡大には日本の有力化学企業とのパートナーシップが不可欠と判断した。
旭化成は、既にシリコーン応用製品事業を有しており、スペシャリティケミカル分野強化の一環として、かねてより環境適応性にも優れ、極めて幅広い応用用途をもつ素材としてのシリコーンの可能性に注目していたが、今回の合弁会社によりシリコーン事業に新規参入する。
合弁会社は、シリコーン製品を茨城県明野工場で製造し、及びワッカーの製品を輸入し、日本及び他アジア地区において販売活動を行なう。当面は国内での事業体制の強化を図るとともに、新規市場を中心に国内ユーザーのニーズに適合する商品開発・販売に注力する。将来は欧州、米国及びアジアで実績のあるワッカーの製品技術力と、旭化成の応用技術開発力を融合した特徴あるシリコーンを強みとするメーカーに育てて行く。合弁会社の売上高は現在50億円であるが、5年後には100億円を目指す。
*シリコーンは、特に耐熱性、離型性、撥水性、電気特性に優れており、化学、塗料、コーティング、プラスティック、ゴム、建築、輸送、電気・電子、繊維、紙、製薬、化粧品といった様々な分野で特徴を発揮しております。オイル・レジン・反応性ポリマー、ゴムなどの形態で供給され、加工によってエラストマー、シーラント、潤滑剤、離型剤、消泡剤、内添剤、コーティング剤として使用されています。
1.合弁会社の概要
| 商 号 |
:旭化成ワッカーシリコーン株式会社 |
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(Wacker Asahikasei Silicone Co.,
LTD.) |
| 本 社 |
:東京都新宿区西早稲田二丁目14番1号 |
| 代表者 |
:社 長 カルロス・ヴァイゼ(ワッカー) |
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:副社長 石井 辰雄(旭化成) |
| 資本金 |
:10.5億円 |
| 従業員数 |
:約80名 |
| 出資比率 |
:旭化成工業株式会社 50% |
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:ワッカーケミー社 50% |
| 営業開始予定日 |
:1999年10月1日 |
| 工 場 |
:茨城県真壁郡明野町向上野1500−3 |
| 営業所 |
:大阪市 |
2.親会社の概要(参考)
| 旭化成工業株式会社 |
| 本 社 |
:東京都千代田区有楽町1−1−2 |
| 資本金 |
:1,034億円 |
| 売上高 |
:98年度 11,718億円(連結) |
| 従業員数 |
:29,263人(99/3末) |
| ワッカーケミー社 |
| 商 号 |
:Wacker Chemie GmbH |
| 本 社 |
:独国 ミュンヘン |
| 資本金 |
:500百万ドイツマルク(約350億円) |
| 沿 革 |
:1914年設立。1916年にヘキストワッカー法によるアセトアルデヒドなどの生産を開始。 |
| 株 主 |
:ワッカーファミリー50%、ヘキスト50% |
| 売上高 |
:98年度 4,600百万ドイツマルク(約3,200億円) |
| 従業員数 |
:15,919人(98/12末) |
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(セグメント) |
(売上高) |
| シリコーン |
1,526百万ドイツマルク |
(約1,100億円) |
| シリコーンウエハー |
1,452 〃 |
(約1,000億円) |
| ポリマー(酢ビ,塩ビ他) |
1,230 〃 |
(約 800億円) |
| 他 |
392 〃 |
(約 300億円) |
| 合計 |
4,600 〃 |
(約3,200億円) |
以上
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