2000年3月3日

各 位
旭化成工業株式会社
音声認識技術で英ARM社と提携ARMマイクロプロセッサでの最適化を実現

 旭化成工業株式会社(以下旭化成、社長:山本一元)はARM社(以下ARM社、CEO兼社長:Robin Saxby、英国ケンブリッジ市)と音声認識技術において提携し、旭化成の音声認識技術をARM社の設計技術に基づくマイクロプロセッサ(超小型演算処理装置)上で効率的に動作するように最適化いたしました。これにより、携帯電話、携帯端末などの通信用途、カーオーディオなどのマルチメディア用途向けに英語及び日本語用のARMプロセッサ向け音声認識ソフトウエアの供給が可能となりました。

1 背景・経緯

旭化成は、旭化成マイクロシステム株式会社(旭化成の100%子会社)において車載機器向けに音声認識のLSIを開発・販売いたしております。一方ARM社は、高速の処理能力と低消費電力を特長とするプロセッサ技術を保有しており、ARM社の設計技術に基づくマイクロプロセッサは旭化成の音声認識技術の特長を生かせる通信、マルチメディアの分野で広く採用されています。旭化成はARM社との提携により、同社の技術協力を得て、ARMプロセッサ上で効率的に動作するようなソフトウエアの開発を行ってきました。
2 今回開発した製品

ARMプロセッサ向け音声認識ソフトウエア「VORERO(ボレロ)」と音声モデル
3 旭化成の音声認識技術の特長

(1) 雑音の多い環境下での高い認識性能
(2) 音声登録を行う特定話者と音声登録を行わない不特定話者の両方に柔軟に対応可能
(3) 音声モデルのみを変えることにより複数言語に対応可能
(4) 数千語まで、幅広い語彙サイズに対応可能
(携帯電話の通常のメモリ構成の場合、20MHzで動作するARM7TDMIコアのみで百単語までのリアルタイムでの音声認識によるダイヤリングが可能)
(5) 携帯電話、携帯端末などの通信機器(サンプリング周波数8kHz)からカーオーディオなどのマルチメディア機器(サンプリング周波数11kHz)までさまざまな用途に搭載可能
4 今後の展開

当面、携帯電話及びカーオーディオなどの車載機器用途に注力しますが、徐々に用途分野の拡大を図ってまいります。

  ( ARM及びARM7TDMIはARM社の登録商標です。)


<ご参考>

ARM社概要http://www.arm.com/CoInfo/PressRel/06Mar00/をご参照ください。)

    ARM Limited
    本社 :英国ケンブリッジ市
    社長 :Robin Saxby (CEO & President)
    資本金 :6百万ドル
    設立 :1990年11月
ARM社は、知的所有権(IP)の国際的なリーディングプロバイダーで、高性能、低価格、低消費電力のRISC(縮小命令セットコンピュータ)プロセッサ、周辺回路、システムチップのデザインを、世界の主要エレクトロニクスメーカーにライセンスしています。また、ARM社はシステム全体を開発する上で要求される、包括的なサポートを提供しています。ARM社のデザインによるマイクロプロセッサは、携帯通信、携帯パソコン、マルチメディア機器などのマーケットで急成長し、RISCの標準品としての地位を築きつつあります。

以上



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