プレスリリース

2001年度

2001年8月2日

「和の知恵」を活かした2.5階住宅
ロングライフ住宅「ヘーベルハウス ハイ・キュービック エン  ○ 」
新発売

 旭化成株式会社(本社:東京都千代田区有楽町1−1−2 日比谷三井ビル、代表取締役社長:山本 一元)では、「家族のためのゆとりある生活空間を実現し、心の安らぎを取り戻す家」をテーマに、日本人にとって馴染み深い「和の知恵」を活かしたトップハットルーフの2.5階住宅「ヘーベルハウス ハイ・キュービック『エン』」を平成13年8月10日(金)より発売いたします。

 外観は、日本建築の特徴である「母屋(もや)+下屋(げや)」という伝統的構法を、切妻の母屋と独立円柱の下屋で構成し、ツートーンデザインとすることで、現代的にアレンジしました。

 空間提案では、「縁(えん)」「気(き)」「設(しつらい)」をキーワードに、伝統的な日本建築の特徴である空間の曖昧性を現代の住宅の中に提案しています。「縁」とは内と外を緩やかにつなぐ中間領域のことで、「現代版縁側」をイメージした下屋部分の軒下空間や土間空間などにより、近隣や自然とのコミュニケーションを提案しています。「気」とは家族の気配を感じやすい内部空間のつながりのことで、用途に応じて仕切りを開閉することにより居室を多目的に使い分けられる融通性の高い大空間の提案をしています。「設」とは、季節や目的に合わせて家具などの道具を整える住まい方の知恵のことで、これにより限られた空間を豊かに使いこなすことができます。「ハイ・キュービック『エン』」では、そのための大型集中収納などを提案しています。

 「ハイ・キュービック『エン』」の価格は3.3uあたり56万円から、初年度の販売目標は年間500棟を予定しています。

 なお、商品名の「エン」とは、ご近所とつながる「縁」・家族をつなぐ「円」・皆が集まり楽しんだりくつろいだりする場「園」「宴」、などを意味しています。

1.開発の背景

近年、少子化・核家族化が進み地域のつながりが薄れ、また、欧米型のプライバシー重視の住まい方が普及してきたのに伴い (1)現代人、とりわけ都会人の地域コミュニティーにおける関わりの不足 (2)子供の社会性を育む地域的なつながりの不足 (3)住宅内部の部屋毎の機能分化による家族コミュニケーションの不足 等についての指摘が増えつつあります。
また、現代の住宅(住まい)においては、様々な制約によって限られた空間が家具などの道具に占領され、居心地の悪い空間となることが多々あります。この状況を解決するためには、空間を賢く使いこなす知恵や技術が必要です。
このような中で、新聞や雑誌などの特集で「和」がテーマとされたり、食文化での和食ブームなど、最近は頻繁に「和」の暮らしが取り上げられています。これは、表面的なものばかりでなく、昔から受け継がれてきた日本人の暮らしの知恵(和の知恵)により現代の生活を見つめ直す動きと言えます。

2.新商品の特徴

(1)外装
 
1.「母屋+下屋」を現代的にアレンジしたツートーンの外観
「ハイ・キュービック『エン』」の外観は、12寸勾配切妻のトップハット付き2.5階による「母屋」と、独立円柱で支えるフラットルーフ総2階によるファサード面の「下屋」により、伝統的な日本建築の「母屋+下屋」という構法を現代的にアレンジしました。
外壁のヘーベル版の目地デザインと吹付色を、母屋部分と下屋部分に分けて設定するツートーン外壁の採用により「母屋+下屋」の構法を更に強調し、建物の外観に強い個性を持たせました。
 
2.大谷石調の新ジーファス版
外壁ヘーベル版に、新しいテクスチャーの「新ジーファス版」を採用。約30cmの格子型目地に、表面の凹凸の強弱(深浅)をつけ、大谷石調の自然な風合いを出すことにより、建物外観の意匠性を更に向上させました。

3.ブラウン系のカラーコーディネート
外樋・玄関扉・サッシにブラウン色を採用。それに合わせた4色の外壁吹付材を新たに揃えて、ブラウン系のカラーコーディネートを可能としました。前述の大谷石調の外壁とともに暖かみと落ち着き感を表現し、都市の街並みに潤いとやさしさを与えます。

(2)空間提案
 
1.内と外を緩やかにつなぐ中間領域の提案(「縁」)
1階の独立円柱に囲まれた下屋部分の軒下空間は「現代版縁側」であり、近所の人が気軽に入って来られる半屋外スペースです。土間空間は、土足のままの接客ができる屋内における近隣コミュニケーションの場です。いずれの空間も内と外を緩やかにつなぐ中間領域で、ご近所との語らいや子供同士の遊び場などに適した、地域や自然に開かれた空間となっています。
また同様に2階・3階のベランダは、日向ぼっこ・夕涼み・月見台など自然に対して開かれた縁側空間として使えます。
 
2.融通性の高い空間の提案(「気」)
日本の伝統的建築空間では、空間同士を隔絶せず、建具を開放すれば一つの空間とすることが可能でした。「ハイ・キュービック『エン』」における2階空間では、その「和の知恵」を活かした壁の少ない大空間により、気配コミュニケーションを重視した空間提案をしています。ここに吹抜で連続するトップハット空間は、立体的な広がりと開放感を更に高めています。
子供部屋は、使いみちに応じて開閉できるスライドスクリーンなど開放性の高い間仕切り建具を採用し、リビングと一体となった子供の遊び場や将来的な趣味のスペースなどにも利用できる、融通性の高い空間としています。
1階空間には、和室とそこに連続する大きな土間空間を設けました。この和室は、主寝室として使用するとともに、屋内土間に面することで、空間の範囲を限定しない融通部屋として多目的な活用ができます。また、主寝室のプライバシーは、他の部屋と階を分けることによって確保しています。
 
3.空間を多目的にすっきりと使いこなすための収納の提案(「設」)
日本家屋において部屋の用途を固定せず多目的に使うことができたのは、季節や目的に合わせて必要な道具を整えて活用し、使い終わったら片付けるという考え方があったからです。そのために、蔵や屋根裏などの収納空間が備わっていました。
「ハイ・キュービック『エン』」のトップハット内部の屋根裏空間は、用途に応じて家具や建具を出し入れする大型集中収納として利用できます。
また、居室面積への影響を少なくして収納量を確保するために、ウォールファニチャーシステムや床上げ収納(タタミ仕上げ)などを提案しています。特に、床上げ収納を利用した和室は、大きな収納空間を確保するとともに、作業やくつろぎに適したスペースとして多目的に使うことができます。

3.「ヘーベルハウス ハイ・キュービック『エン』」の商品概要

(1)構  造

    骨  組 ハイパーフレーム(鉄骨軸組高耐震フレーム)構造
    外  壁 ALCコンクリート(ヘーベル)
    ALCコンクリート(ヘーベル)
    陸 屋 根 ALCコンクリート(ヘーベル)
    勾配屋根 不燃屋根パネル

(2)本体価格  3.3uあたり56万円〜

(3)販売地域  関東、東海、関西、山陽(一部を除く)、九州北部

(4)販売目標  (年間)500棟

(5)発 売 日  平成13年8月10日(金)

(6)展 示 場  久が原展示場(東京都大田区、9月オープン予定)
 
  【ヘーベルハウス ハイ・キュービック 「エン」 外観】


以上



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