2002年6月3日

各 位
旭美化成股イ分有限公司
旭化成株式会社
奇美実業股イ分有限公司

ポリカーボネート樹脂の商業運転開始について

  旭化成株式会社(山本一元社長)と奇美実業股イ分有限公司(許文龍董事長)とは、ポリカーボネート樹脂の事業化のために、台湾に旭美化成股イ分有限公司を設立し、プラント建設を進めていましたが、この程商業運転を開始しましたので、お知らせ致します。
1.経 緯
(1)
ポリカーボネート樹脂は、物性のバランスに優れた高機能透明樹脂であり、アジアでの需要は約70万トン/年で、毎年8%程度の伸びを示しております。特に台湾は、ポリカーボネート樹脂の主用途である光学ディスク分野で、世界最大の生産基地であります。
(2)
旭美化成は、旭化成が開発した新プロセスを採用したプラントの建設に取り組み、工程ごとに順次試運転を行ってまいりましたが、この程、計画どおりの性能・能力が得られることを確認いたしましたので、6月1日より、商業運転(5万トン/年)を開始致しました。
 なお、今回の商業プラントは、ポリカーボネート樹脂として台湾で初めてのプラントとなります。
 
2.販売展開と増設計画
(1)
旭美化成が使用する商標(いずれも登録済み)は、以下の通りです。
 ポリカーボネート樹脂:「WONDERLITE」  難燃PC/ABSアロイ:「WONDERLOY」
(2)
旭美化成では、光学ディスク分野をはじめ、射出成形、押出成形、インジェクションブロー等各種成形用途、難燃PC/ABSアロイとしてOA・事務機器ハウジング材料等幅広い用途への展開を行っていく予定です。
(3)
また、今回の商業生産開始を受け、旭美化成は直ちに第二系列(5万トン/年)の増設の検討を開始し、本事業の競争力の強化を図る所存です。



<参考資料>

旭 化 成 新 プ ロ セ ス の 特 徴
二酸化炭素を出発原料とし、毒性の高いホスゲンやオゾン層に悪影響を与える塩化メチレンを使用しない、環境に優しいプロセス。
このため、製品中に塩素等の残留物がなく、従来法(ホスゲン法)で問題とされていた金型腐食、モールドデポジットが極めて少ない。
光学特性に影響を及ぼす異物が少ないため、特に光学ディスク材料に最適である。


旭 美 化 成 の 概 要 
(1) 会社名 :旭美化成股イ分有限公司 (Chimei-Asahi Corporation)
(2) 設立 :1999年12月
(3) 資本金 :12億3千万新台湾元(約44億3千万円)
(4) 出資比率 :奇美実業51%、旭化成49%
(5) 設備投資額 :第1期5万トン/年設備、約25億新台湾元(約90億円、一部機器10万トン/年含み)
(6) 工場立地 :台湾・台南県の奇美実業本社工場敷地内

以上





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