2006年12月14日

各 位
旭化成ケミカルズ株式会社
日本ゼオン株式会社
新日本石油株式会社


〜石油エネルギーの高度化利用を推進〜
水島コンビナート地区における省エネルギー事業計画について

 旭化成ケミカルズ株式会社(社長:藤原 健嗣、本社:東京都千代田区  以下旭化成ケミカルズ)、日本ゼオン株式会社(社長:古河 直純、本社:東京都千代田区  以下日本ゼオン)と新日本石油株式会社(社長:西尾 進路、本社:東京都港区 以下新日本石油) の精製部門の新日本石油精製株式会社(社長:小沢 稔、本社:東京都港区 以下新日本石油精製)は、 水島コンビナート地区において石油残渣を利用した省エネルギー事業計画の検討を進めてまいりました。
 このたび、本計画のうち、旭化成ケミカルズと日本ゼオンですすめている石油残渣物を燃料とする ボイラ設備新設事業が、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より、 「平成18年度NEDOエネルギー使用合理化事業者支援事業」として採択されましたので、お知らせいたします。

 この計画は、新日本石油精製の水島製油所において、溶剤脱れき装置を新たに建設し、 アスファルトなどの重質油留分から灯油、軽油などの軽質油留分の原料を抽出します。 その際に発生する石油残渣物を、旭化成ケミカルズと日本ゼオンが新たに建設を予定しているボイラ 設備の燃料として供給し、従来燃料として使用していた重油等を削減し省エネルギーを達成するものです。

 これにより、旭化成ケミカルズおよび日本ゼオンは、ボイラ燃料を石油残渣物に変更することでの コスト削減が可能になります。新日本石油は、需要が減退している重質油留分の生産量を削減でき、 また、処理原油を重質化することでコスト削減が可能となります。

 
1.ボイラ設備概要:NEDOの支援対象事業
  (1)設備建設予定地 旭化成ケミカルズ 水島製造所
  (2)装置能力 蒸気発生量 400トン/時間、発電出力5万kW
  (3)商業運転開始時期 2009年7月
 
2.溶剤脱れき装置概要
  (1)設備建設予定地 新日本石油精製 水島製油所
  (2)装置処理能力 2万バレル/日
  (3)商業運転開始時期 2009年4月
 
<ご参考>
水島コンビナート省エネルギー事業連携事務所の全体配置図
図をクリックすると拡大表示されます。
〔会社の概要〕
 
旭化成ケミカルズ株式会社
  1.本 社 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号
  2.社 長 藤原 健嗣(ふじわら たけつぐ)
  3.資本金 30億円(2006年3月31日現在)
  4.売上高 6,604億円(2006年3月期決算 連結ベース)
 
日本ゼオン株式会社
  1.本 社 東京都千代田区丸の内一丁目6番2号
  2.社 長 古河 直純(ふるかわ なおずみ)
  3.資本金 242億円(2006年3月31日現在)
  4.売上高 2,630億円(2006年3月期決算 連結ベース)
 
新日本石油株式会社
  1.本 社 東京都港区西新橋一丁目3番12号
  2.社 長 西尾 進路(にしお しんじ)
  3.資本金 1,394億円(2006年3月31日現在)
  4.売上高 6兆1,180億円(2006年3月期決算 連結ベース)

以上




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