2007年2月28日

各 位
旭化成ケミカルズ株式会社


食塩電解プロセス用イオン交換膜生産能力増強について


 旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤原 健嗣)は、食塩電解プロセス用イオン交換膜の需要増加に対応するため、生産能力を年産110,000m2増強することを決定しましたので、お知らせいたします。これにより、食塩電解プロセス用イオン交換膜の生産能力は年産250,000m2となります。

1.能力増強計画の概要
  (1)工場 旭化成ケミカルズ株式会社 川崎製造所内
  (2)能力増強 年産110,000m2 (増強後の総生産能力 年産250,000m2
  (3)稼動 2008年6月 予定
 
2.背景
 食塩電解プロセス用イオン交換膜は、食塩水を電気分解し、塩素と苛性ソーダを生産するプロセスに使用されています。当社のイオン交換膜は約40%のトップシェアを有し、全世界での拡販を進めております。
 近年、高い経済成長を実現している中国、インドなどを中心に、塩ビ樹脂や苛性ソーダの需要が増加しており、イオン交換膜を使用した食塩電解プロセスの新設・増設が活発化しています。また、環境問題や原油価格高騰に伴う電力コスト上昇に伴い、既存の水銀法、隔膜法からイオン交換膜を使用した食塩電解プロセスへの転換案件も顕在化しています。
 このような状況から、イオン交換膜の需要は今後とも拡大すると見込まれるため、年産110,000m2の生産能力増強を実施いたします。これにより、総生産能力は年産250,000m2となります。
 当社は、電解槽、電極、イオン交換膜、プラント運転技術を含むすべての食塩電解プロセス技術を供給している世界で唯一のメーカーです。今回の生産能力増強により、市場の需要に対応できる供給体制を築くとともに、今後ともイオン交換膜の研究開発強化に取り組み、より一層の事業体質強化を図ることに努め、この分野での世界トップサプライヤーの地位を揺るぎないものにしていく計画です。

以上




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