2008年6月11日

各 位
株式会社レクメド
bene pharmaChem GmbH & Co., KG
旭化成ファーマ株式会社



変形性関節症治療薬ポリ硫酸ペントサンのライセンス契約締結について
 

 株式会社レクメド(東京都町田市 代表取締役社長:松本 正 以下、レクメド)、bene pharmaChem GmbH & Co., KG (ドイツ・ゲレツリード Managing Director:ヘラルド・ベネン 以下、ベーネ)及び旭化成ファーマ株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長:稲田 勉 以下、旭化成ファーマ)は、レクメドとベーネが開発している変形性関節症を予定適応症とするポリ硫酸ペントサンナトリウム(以下、ペントサン)の日本での独占的な開発・販売の実施権について、ライセンス契約を締結しましたのでお知らせいたします。

 現在、ペントサンの開発はレクメドとベーネが共同で国内で第I相臨床試験が行われております。今回の契約締結に伴い、第II相臨床試験以降の開発は旭化成ファーマが実施いたします。また、レクメドとベーネは、契約一時金及び開発の進捗に応じたマイルストーン並びに製品上市後の販売金額に応じたロイヤルティーを、旭化成ファーマより受け取ります。

 ペントサンは、ヨーロッパ・ブナから抽出された多糖類に化学的修飾を加えた植物成分由来の化合物です。海外においては既に、抗血液凝固剤や間質性膀胱炎治療薬として承認されています。レクメドとベーネが共同で開発を進めている変形性関節症への適応に関しては、既に動物では骨関節炎治療薬として使用されています。ヒトに対しては、豪州や国内の大学で実施された臨床研究で有用性が示唆されています。

 本契約締結により、整形外科領域を重点領域とする旭化成ファーマが引き継ぐことで、ペントサンの開発をスピードアップし、早期にペントサンの臨床効果を検証したいと考えています。
 
株式会社レクメドの概要>
  バイオベンチャーと製薬企業をつなぐ架け橋的機能をめざし、1998年5月に設立。現在、提携及び事業開発コンサルティング、バイオベンチャーへの投資、POCの早期取得と付加価値の増大をめざした医薬品の開発を手がけている。
 
bene pharmaChem GmbH & Co., KGの概要>
  1947年にペントサンを抗血液凝固剤として発明して以来、欧州を中心に医薬品を販売しているドイツのDr. W. Benend GmbH & Co., KGのグループ企業で、ペントサンの新規医薬品用途の開発と医薬品原料としてのペントサンの全世界への供給を行なっている。
 
以上
 

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