2008年6月13日

各 位
マルホ株式会社
旭化成ファーマ株式会社



抗ヘルペスウイルス剤『ファムビル錠 250mg』の薬価基準収載および発売のお知らせ
 

 マルホ株式会社(本社:大阪市北区、社長:高木 幸一)と旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:稲田 勉)は、旭化成ファーマが本年4月16日に帯状疱疹治療薬としての製造販売承認を取得した、抗ヘルペスウイルス剤『ファムビル 錠250mg』(一般名:ファムシクロビル)につき、本日、6月13日付で薬価基準に収載されましたことをお知らせします。
本剤は、マルホが7月1日に販売を開始する予定です。

 「ファムビル 錠」は、ノバルティス ファーマAG社(本社:スイス バーゼル)が世界約70カ国で販売している抗ヘルペスウイルス剤で、国内では旭化成ファーマが製造販売承認を取得しました。

※「ファムビル」はノバルティス ファーマAG社の登録商標です。
 
<ご参考>
  製品概要
  製品名 ファムビル 錠250mg(Famvir Tab.)
  一般名 ファムシクロビル(Famciclovir)
  組成 1錠中にファムシクロビル250mgを含有する。
  効能・効果 帯状疱疹
  用法・用量 通常成人には、ファムシクロビルとして1回500mgを1日3回経口投与する。
  包装 PTP42錠/箱 : 6錠×7シート
  販売 マルホ株式会社
  製造販売 旭化成ファーマ株式会社
  提携 ノバルティス ファーマ AG
  発売日 2008年7月1日
  薬価 1錠 562.90円
  承認日 2008年4月16日
  薬価収載日 2008年6月13日
 
ファムシクロビルについて
  ファムシクロビルは、ヘルペスウイルスの増殖抑制作用を有するペンシクロビルをプロドラッグ化し、経口吸収性を改善したプリン骨格を有する新規の抗ヘルペスウイルス剤です。服用後速やかにペンシクロビルに代謝された後、ヘルペスウイルス感染細胞内において特異的にリン酸化され、ペンシクロビル三リン酸となりウイルスのDNA合成を阻害することにより、ヘルペスウイルスの増殖を抑制します。帯状疱疹に対して1回500mg(250mg錠×2)、1日3回、7日間の投与で帯状疱疹の急性期の皮疹や疼痛を改善します。
 
帯状疱疹について
  水痘罹患後、神経節に潜伏感染していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化し発症する疾患です。20−30代に小さな発症ピークがあり、50−60代で大きな発症ピークが見られ、高齢になるほど疾患の重篤度が上昇します。臨床経過は、まず前駆症状として神経痛様の疼痛や知覚異常が認められ、その後、疼痛部位に皮疹が帯状に出現します。皮膚症状は紅斑・丘疹から、水疱、膿疱、びらん・潰瘍を経て、痂皮に至り、最終的には痂皮が脱落して、発症後2〜3週間で治癒します。また、皮疹の治癒後も帯状疱疹後神経痛(PHN)として疼痛が長期間残存することがあります。既存の治療薬として、アシクロビルおよびバラシクロビル塩酸塩などがあります。
 
以上
 

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