2008年11月17日

各 位
旭化成ファーマ株式会社



ナフトピジルの権利取得について
 

 旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:稲田 勉)は、当社がRoche Diagnostics GmbH社(本社:ドイツ国マンハイム、以下ロシュ)よりライセンスを受けて販売しているナフトピジル(前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤、当社製品名「フリバス」)に関する知的財産権等の全権利を「ロシュ」より取得し、このたび一連の手続きが完了しましたので、お知らせいたします。

 当社では、整形外科、泌尿器、中枢神経の3つの分野を重点領域と位置付け、医薬品開発及び販売強化を進めており、今回のナフトピジルの権利取得は、泌尿器分野での拡大戦略の一環です。
 1999年2月に「フリバス 錠25mg・50mg」を発売して以来、当社は「フリバス 錠75mg」、「フリバスOD錠(口腔内崩壊錠)25mg・50mg・75mg」を上市して製品ラインアップの強化を図り、今後一層加速する高齢化社会において高齢者のQOL(Quality of Life)向上に貢献することを目指してまいりました。
 今回の権利取得により、日本での販売拡大、海外展開、原料バルクの製造等の検討を行うとともに、新薬の開発促進と併せ泌尿器分野への取り組みを強化してまいります。
 
 
<ご参考>
1.前立腺肥大症に伴う排尿障害
  前立腺肥大症は、男性高齢者に多く発症する疾患で、膀胱の下にある尿道を取り囲む男性特有の臓器である前立腺が肥大する疾患です。前立腺肥大症を発症し尿道が圧迫される際に現れる、尿が出にくい、夜間頻尿などの不快な症状が前立腺肥大症に伴う排尿障害と呼ばれています。高齢化社会が進む昨今では患者数が急増しており、高齢者のQOL向上の観点から治療の重要性が増しています。
 
2.ナフトピジル(一般名)
  前立腺肥大症に伴う排尿障害の発症に関与している前立腺・尿道のα1受容体を遮断することにより前立腺・尿道平滑筋の収縮を抑制するα1受容体遮断剤。尿道を広げて排尿障害による不快な症状を改善させる効果があります。
 
  ※「フリバス」は登録商標です。
 
以上
 

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