2009年7月10日

各 位
旭化成ホームズ株式会社



日本人の感性と美意識を呼び起こす、落ち着いた和の佇まい
ロングライフ住宅「ヘーベルハウス 新大地プレミアム」新発売

 

 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:波多野 信吾)は、落ち着いた和の佇まいが熟成した街なみに映える勾配屋根2階建て戸建住宅「ヘーベルハウス 新大地プレミアム」を、2009年8月1日(土)より発売します。
 「新大地プレミアム」は、良好な住環境を維持した都市部住宅地や近郊の古い分譲地などの建替え市場に向け、勾配屋根2階建て戸建住宅の商品として展開する「新大地」をベースに、日本人の感性と美意識を呼び起こす落ち着いた和の佇まいをテーマとして開発した新商品です。
 具体的には「ブラウンカラーの堆積土調の外壁といぶし銀色の粘土瓦をベースとする落ち着いたカラーコーディネーション」「大屋根と下屋によるダイナミックな軒先の水平ラインの強調」「自然を慈しむ日本人の感性に響く『五感の庭』と、その庭の緑を『眺めの窓』と連関させ内外に繋がりをもたせる提案」という3つの要素により落ち着いた和の佇まいをつくり出します。
 既存の庭を活かし豊かな緑を介して街なみとつながる落ち着いた佇まいは、熟成した街なみに溶け込みしっくりと調和する、幅広い世代に好まれやすいデザインです。これは、世代を越えて住み継がれる価値を備えたロングライフ住宅の提案の一つと言えます。
 本体価格は3.3m2あたり70万円(消費税込み)から、初年度販売目標は300棟を予定しています。
 
 
1. 開発の背景
   「ロングライフ住宅の実現」を事業戦略として推進する当社では、住まいの長寿命化とその資産価値の確立と活用に努め、建替え需要の顕在化に全力を注いできました。しかし、近年の住宅市場は、団塊ジュニア層の持ち家志向に支えられ分譲住宅を中心に新築住宅は底堅い推移を見せているものの、建替え期を迎えた住宅を所有する主に50代以上の建替え需要は潜在化したままです。当社でも従来50%を維持してきた建替え比率が昨年度下期より減少傾向にあり、この建替え層をターゲットにした強化策が急がれていました。
 当社が主に展開する都市部では、都市に求められる創空間力と光や風を巧みに取り入れる知恵により、主に「キュービック」をベースにして「そらから」「かぜのとう」など数多くの住ソフト商品を提案してきました。一方、都市近郊エリアに向けた勾配屋根商品「新大地」については、さらなるラインナップの充実を求める声が高まっていました。
 
 
2. 商品の特長
   50代以上の建替え需要層を中心に幅広い世代に好まれやすく、日本人の感性と美意識を呼び起こす、落ち着いた和の佇まいを持つ商品としました。ブラウンカラーの堆積土調の外壁をベースとしたカラーコーディネーション、いぶし銀色の粘土瓦で葺かれた大きな下屋と大屋根による軒先の水平ラインを強調した和テイストの外観デザイン、そして、既存の庭や緑を活かす「五感の庭」と「眺めの窓」という外構計画手法を提案しています。
 
  (1) 落ち着いたブラウンカラーコーディネーション
     新たに追加した2色を含む全3色のブラウンカラーを外壁の推奨カラーとし、これにブラウンの軒樋、新規採用のエンボスブラウンの軒天、日本瓦の伝統色であるいぶし銀色の粘土瓦を組み合わせ、落ち着いたカラーコーディネーションとしています。
 
  (2) 大屋根と下屋によるダイナミックな軒先の水平ラインの強調
     一続きの大きな下屋と大屋根による軒先の水平ラインを強調した、堂々たる佇まいの外観デザインです。
 特に今回は、独特の納まりと廻棟瓦により水平方向の連続感が際立つ、ディテールの美しいプレミアムな粘土瓦を採用しています。この瓦で一文字風に葺かれた綺麗ないぶし銀色の棟と、軒樋のブラウンという異なる色の組合せにより、軒先の水平ラインが一層強調されます。
 
  (3) 既存の庭の緑を活かす「五感の庭」と、内と外をつなぐ多彩な「眺めの窓」
     既存の庭や緑を活かし、自然を取り込む外構計画提案の手法として「五感の庭」という考え方を提案しています。彩る(視覚)、香る(嗅覚)、触れる(触角)、実る(味覚)、奏でる(聴覚)という要素をそれぞれテーマとした5つの庭が、自然を慈しむ日本人の感性を呼び起こします。
 また、五感を刺激するこれらの庭と窓とを連関させ、内と外につながりを持たせるために、庭と緑を活かす「眺めの窓」を用意しました。人の出入りも可能な一体的空間として内と外をつなぐ全面開口窓フォールディングウィンドウや、掛け軸や絵画のように庭の風景をシャープに切り取る隠し框のロング窓や小窓など、大きさ・高さ・形状の多彩な窓を用意しています。
 また、五感の庭における和のテイストを演出する構成要素として、御影大判石・門塀スリット・ひのきのウッドデッキ・濡れ縁デッキなどの推奨エクステリア素材を新たに用意しました。
 
    1) 光の庭(ひかりのにわ)
       リビングや広縁と一体的につながるウッドデッキやテラスなどの半戸外空間に落葉樹を配し、そのつくり出す木陰や木漏れ日に包まれた光の庭。光と影の織り成す彩り・四季の移ろいを眺めながら、家族が語らうのに相応しい「視覚」を刺激する空間。
 
    2) 風の庭(かぜのにわ)
       憩いの場となる中庭などに、四季を通じて花の香る木々を配した風の庭。風とともに、季節の訪れを告げる香りを室内に導き「嗅覚」を刺激する空間。
 
    3) 歩の庭(あゆみのにわ)
       肌触りのよい木々の間を縫うように飛び石を配置し、歩きながら木の葉や山野草などの植物に触れることができる歩の庭。里山のような懐かしさを醸し出し、自然を身近に感じることができる「触覚」を刺激する空間。
 
    4) 実の庭(みのりのにわ)
       家庭菜園や花畑で植物を育て、実った果実を食べ、花を愛でるスローライフを楽しむことができる実の庭。自然の恵みと食の安心、育てる楽しみを味わうことができる「味覚」を刺激する空間。
 
    5) 調の庭(しらべのにわ)
       静かな日陰で濡れ縁に腰掛けながら、自然が奏でる音に耳を傾ける調の庭。蹲や池の水音、木々のそよぎ、小鳥のさえずりを耳にして心が安らぐ「聴覚」を刺激する(心に響く)空間。
 
 
3. 商品概要
 
(1) 構 造   ハイパーフレーム(鉄骨軸組制震フレーム)構造
(2) 本体価格   3.3m2あたり70万円〜(消費税込み)
(3) 販売地域   関東、東海、関西、山陽、九州北部(当社販売エリア全域)
(4) 販売目標   300棟(年間)
(5) 発売日   2009年8月1日(土)
 
 
【ヘーベルハウス 新大地プレミアム】プロトタイプ平面図
  2階平面図
  1階平面図
 
 
プロトタイプ面積表
 
1階床面積 107.03m2 (32.4坪)
2階床面積 76.44m2 (23.1坪)
延床面積 183.47m2 (55.5坪)
総面積 190.64m2 (57.7坪)
道路付 南道路  
 
 
【ヘーベルハウス 新大地プレミアム】プロトタイプ外観
  プロトタイプ外観
  (画像はウェブサイト http://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/ にてダウンロードできます。)
 
以上
 
 

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