2009年9月17日

各 位
旭化成クラレメディカル株式会社



新アフェレシス工場建設について
 

 旭化成クラレメディカル株式会社(本社:東京都千代田区 社長:吉田 安幸)は、グローバル成長が見込めるアフェレシス治療用製品の生産体制強化を図るために、大分県大分市の工場内に分散している生産設備を集約・近代化した新アフェレシス工場を建設することを決定し、本日起工式を執り行いましたので、お知らせいたします。
 
 
1. 新アフェレシス工場建設計画の概要
 
(1) 場 所 大分県大分市 (旭化成クラレメディカル大分工場所有地内)
(2) 生産品目 血液浄化関連製品 (中空糸膜血漿分離器「プラズマフロー」、持続緩徐式血液濾過器「エクセルフロー」、白血球細胞除去用浄化器「セルソーバ」など)
(3) 投資額 約19億円  
(4) 工 期 建物建設 2009年9月着工、2010年3月竣工予定
    設備移設 2010年4月 〜 2011年3月
 
2. アフェレシス工場新設の目的
   当社は、透析事業に続く医療事業の柱として、国内外でのアフェレシス(血液浄化)事業の拡大を目指しています。この度の新アフェレシス工場は、既存設備を集約するとともに生産プロセスを革新し、製品競争力のさらなる強化を図ることを目的としています。併せて、今後新たに事業化する新規製品の生産拠点としても有効活用することを予定しています。
   
3. 旭化成クラレメディカルのアフェレシス事業展開
   アフェレシス治療は、自己血液を体外に導き、血液中の病因物質等を除去(分離、吸着)した後に体内に戻す治療法です。薬剤治療のみでは困難な関節リウマチ、潰瘍性大腸炎等の自己免疫疾患、慢性C型ウイルス肝炎等、幅広い疾患において優れた安全性と有効性が認められている治療法で、特に有効な治療薬がないかあるいは副作用等の影響で薬剤治療が困難とされる難病治療分野や予防医療分野で大きな貢献が期待されています。
 当社は、世界最先端の「膜分離」「吸着分離」の技術プラットフォームを活かし、この治療で使用する中空糸膜血漿分離器「プラズマフロー」や血漿成分吸着器「イムソーバ」などを製造している世界No.1メーカーです。また、優れた医療機器製品の開発から装置操作、治療手技の向上まで医療現場ニーズに適合した高度な血液浄化治療システムの開発にも積極的に取り組んでいます。
 今後も世界のトップメーカーとして信頼される品質と供給責任を果たすとともに、アフェレシス治療分野のパイオニアとして、従来の治療法では困難とされる免疫疾患や難病治療に新たな可能性を追求し、この度の工場新設を契機に、アフェレシス事業のグローバル成長を加速していきます。
   
 
「プラズマフロー」「エクセルフロー」「セルソーバ」は登録商標です。
 
 
 
以上
 
 
 

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