2009年9月28日

各 位
旭化成クラレメディカル株式会社



株式会社メテクの株式取得及び完全子会社化について
 

 旭化成クラレメディカル株式会社(本社:東京都千代田区 社長:吉田 安幸)は、医療機器開発・製造メーカーの株式会社メテク(本社:東京都板橋区 社長:辻 剛)と、このたび、相互の事業競争力強化及びグローバル成長加速を目的とした両社経営の統合的運営について合意し、本日株式譲渡契約を締結しましたのでお知らせします。
 
 
1. 株式譲渡契約の概要
  (1) 当社は、2009年10月1日をもって、既に15%保有しているメテク株式の追加取得を行い、累計68%を保有します。
  (2) 2011年3月末までに、残りの全株式を買取ることで、旭化成クラレメディカルの完全子会社に移行します。
  (3) なお、今後ともメテクは、独立法人格を継続するとともに、これまでの組織及び人的体制も継承します。従って、既存のお取引先様との協力関係もこれまでと変わらず、継続させていただきます。
     
2. 目的と背景
  (1) 当社は、血液透析用人工腎臓(ダイアライザー)及びアフェレシス治療用機器(血液浄化器)の国内外トップメーカーとして、世界最先端の膜フィルター技術、吸着技術をコアコンピタンスに事業展開を行っています。今後、当社の医療機器事業がグローバル市場で大きく成長していくためには、優れたデバイス開発と同時に、より安全で高性能の装置開発によるトータルシステム提供が求められていることから、この戦略を補完できる能力を持つメテクとの統合的運営が必要であると判断しました。
  (2) 一方、メテクは、独自の小型ポンプ技術を核に、血液透析・腹膜透析や輸液関連、血液浄化装置分野等において、優れた技術力と経験を有し、精密機械、電子回路、ソフトウエア等の設計から製品試作・量産化までを一貫して行える企業として、有力医療機器メーカーからのOEM受託生産を主軸に成長してきました。今後の成長が見込まれる海外市場で通用する装置システム技術力を強化し、グローバル展開を強力に推進していくためには、当社との統合的運営が有効であると判断しました。
  (3) 両社は、透析装置や血液浄化装置等の長年の取引を通じた深い結びつきがあり、各々の特徴・強みを持ち寄って相互補完できる関係にあります。これまでOEM受託生産を継続してきた重要取引先との信頼関係を今後とも維持、継続すると同時に、両社共同にて日本発の革新的医療技術の開発、普及に取り組み、国内外の医療施設のニーズ解決と患者様のQOL向上に貢献していきます。
     
<ご参考>
メテク社の概要
 
社 名 株式会社メテク(MED-TECH INC.)
本 社 東京都板橋区舟渡1-7-3
社 長 辻 剛
資本金 1億4千万円
従業員数 約90名
設 立 1974年7月
事業内容 医療機器の研究開発・製造販売及びOEM生産
生産拠点 埼玉県
 
 
 
以上
 
 
 

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