2010年6月4日

各 位
旭化成株式会社


中期経営計画『Growth Action – 2010』の進捗状況と
次期中期経営計画策定に向けた考え方について
 

 当社グループでは、2006年度より中期経営計画「Growth Action – 2010」を実行しています。2010年度は、「Growth Action – 2010」の最終年度として、これまで進めてきた戦略を着実に実行するとともに、2011年度よりスタートする次期中期経営計画の策定の年となります。「Growth Action – 2010」の進捗状況と、現在策定中の次期中期経営計画の考え方について、お知らせします。
 
1. 「Growth Action – 2010」の進捗状況
   当社グループでは、経済環境の変化を受け、2009年6月に「Growth Action – 2010」の最終年度の計数見通しを含む戦略の見直しを行いました。この結果、「グローバル型事業の拡大」と「国内型事業の高度化」という戦略の柱は変えず、高成長追求事業の拡大を一層加速させるとともに、汎用事業の中で将来的に競争優位を確保できない事業についてはスリム化を図っていくこととしました。
 この戦略に基づき、2009年度は、特にエレクトロニクス事業や医療事業などの今後の成長が期待できる分野において、積極的な生産能力の増強や事業買収、事業提携を進めました。一方で、今後大きな成長が期待できない事業については見直しを進めるとともに、既存事業においても固定費の削減や在庫の圧縮など経営体質の強化を進めました。
 
【業績の推移】 (単位:億円)
  2006年度
実績
2007年度
実績
2008年度
実績
2009年度
実績
2010年度
予想
2010年度見通し
(2009年6月見直し時)
2010年度
当初目標
売上高 16,238 16,968 15,531 14,336 16,770 13,500〜15,000 18,000
営業利益 1,278 1,277 350 576 800 600〜800 1,500
配当 (円/株) 12 13 10 10 10 - -
 
2. 次期中期経営計画策定に向けた考え方について
   金融危機以降、世界の経済地図や価値観は大きく変化しています。この新しい時代の潮流、社会構造の変化に対応していくために、当社グループでは、これまでの中期経営計画で進めてきた戦略をベースに、当社グループの全ての事業において「地球環境との共生」、「健康で快適な生活」という2つの観点を経営の新たな判断軸に加え、グループ総合力を発揮していくことを目指します。
 既存事業については、この2つの軸で事業を見直し、安定収益を確保できる最終的な姿を模索し、基盤強化を図るともに、世界の成長市場におけるプレゼンスを高め、グローバルに強い事業の成長加速を図ります。
 また、新事業創出については、当社グループの様々な事業・技術・ノウハウを融合させることに加え、他社との協業やM&Aも積極的に活用することで、新しい社会構想に適合したシステムやサービスの提供を図ります。
 現在、これらの考え方に基づいて、次期の中期経営計画の策定を進めています。
   
 
 
以上
 

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