第9回「旭化成・中国ファッションデザイナークリエイティブ大賞」開催のご報告

2011年11月1日
旭化成株式会社
旭化成せんい株式会社

 旭化成株式会社及び旭化成せんい株式会社は、本年10月29日、中国北京市で開催された中国インターナショナルファッションウィーク(通称:北京コレクション)※1において、第9回「旭化成・中国ファッションデザイナークリエイティブ大賞(以下、旭化成中国大賞)」※2の授賞式及びファッションショーを開催しましたので、お知らせします。

1.第9回「旭化成中国大賞」概要
 今年度の「旭化成・中国大賞」の受賞者は、施傑(Shi Jie)氏(第9回)と計文波(Ji Wenbo)氏(第10回)に決定しました。
 第9回目となった今回の授賞式には、李当岐(Li dangqi)中国デザイナー協会主席、藤原健嗣旭化成社長の他、多数の関係者が出席しました。授賞式では、旭化成及び旭化成せんいより施氏に対しグランプリトロフィーが授与されました。施氏によるパフォーマンスも披露され、2011年旭化成グループキャンペーンモデルの王詩文(Wang Shiwen)が施氏のデザインした服を纏って登場しました。
 授賞式後には、旭化成せんいの「ベンベルグ」※3を使用して施氏がデザインした「2012春夏ベンベルグコレクション」のファッションショーが開催されました。「書者」と題されたショーでは、施氏が作品のテーマとして掲げた西洋と東洋文化との融合と、ベンベルグの高級感・高質感が見事に一体化したコレクションが披露され、約1,000名の来場者を魅了しました。
 なお、計文波氏への大賞授賞式とファッションショーは、来年3月に開催される予定です。

2.受賞デザイナーコメント

 「素材メーカーとファッションデザイナーの合作は、両者が緊密に活動することによりお互いの領域を理解し、創造的な研究をする事が相乗効果となり、広範囲に亘り未来を開拓できるという点で、大変意義深いといえます。さらに中日両国は同じ東洋文化を起源としており、物作りにおける表現は、互いに異なる方法であっても、文化的には同じ帰属意識を持っています。私はこの発表会で、今出来る限りの創造とイノベーションを発揮することで、この活動の意義を積極的に発信したいと考えています。」

3.受賞デザイナープロフィール

施傑(Shi Jie)
中国ファッションデザイナー協会 芸術委員会執行委員
浙江理工大学服装学院 指導教授
ブランド「JIE.SI傑施」代表

<経歴>

2006年 中国「トップ10デザイナー」の称号を獲得
2006年 中国国際ファッションウイーク「ベストレディースウェアデザイン賞」を受賞
2008年 アメリカ綿花企業「綿最愛デザイン賞」を受賞
2009年 中国紡織工業協会「紡織服装週刊トップ10デザイナー」の称号を獲得
2010年 パリファッションウイーク「中国当代創意展」デザイナー
2011年 パリファッションウイーク「中国当代創意展」デザイナー
2011年 「旭化成・中国ファッションデザイナークリエイティブ大賞」を受賞

※1 中国インターナショナルファッションウィーク(北京コレクション)

1997年から毎年秋冬シーズン向けと春夏シーズン向けに年2回北京で開催されており、毎回多数のコレクションとコンテストが開催される。

※2 旭化成中国大賞

旭化成及び旭化成せんいが、中国インターナショナルファッションウィーク組織委員会とともに設立した賞。中国のトップ10ファッションデザイナーの中から年間2人を大賞に選出し、年2回の北京コレクション開催期間に受賞デザイナーが「ベンベルグ」を使用したコレクションの発表を行う。歴代受賞者は、劉薇氏、游氏、顧怡氏、劉勇氏、劉洋氏、張義超氏、武学偉・武学凱兄弟、李小燕氏。

※3 「ベンベルグ」(中国名:

コットンから生まれた再生セルロース繊維キュプラのブランド名。世界のトップブランドで最高級裏地として採用されているだけではなく、高機能性とエコロジー性という素材特性を活かし、ファッション衣料のみならず、インナーウエア、スポーツウエア、寝装分野など、様々な用途分野で製品化されている。1931年より製造を開始して以降今年で80周年を迎え、現在旭化成せんいが世界で唯一の製造販売を行っている。

授賞式で書を披露する受賞デザイナーの施傑氏
授賞式で書を披露する受賞デザイナーの施傑氏

授賞式(中央右が施氏、左が藤原旭化成社長)
授賞式(中央右が施氏、左が藤原旭化成社長)

「2012春夏ベンベルグコレクション」「書者」1

「2012春夏ベンベルグコレクション」「書者」2
「2012春夏ベンベルグコレクション」「書者」

以上


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