The Global Energy Prize授賞式に吉野彰旭化成フェローが出席

2013年6月24日
旭化成株式会社

 旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤原 健嗣)では、本年4月19日付「吉野 彰 旭化成フェローがThe Global Energy Prizeを受賞」にてお知らせしました通り、リチウムイオン二次電池の開発者である吉野彰旭化成フェローがロシアの「The Global Energy Prize」を受賞することが決定していましたが、この度、ロシアにおいて授賞式が開催されましたので、お知らせします。

1.授賞式概要

 本年6月21日にロシア・サンクトペテルスブルグのインターナショナルエコノミックフォーラムで開催された授賞式では、吉野フェローに「The Global Energy Prize」栄誉賞状が授与されました。

 授賞式には、世界のエネルギー科学分野の権威を始め、日本からは松山政司外務副大臣、原田親仁在ロシア日本大使館特命全権大使などの多数の要人と当社から藤原健嗣旭化成社長などが出席し、安倍晋三内閣総理大臣の祝賀コメントが松山副大臣より代読されました。

 また、授賞式後に行われたRound table会議(ガスプロム、エクソンモービル、ゼネラル・エレクトロニックなど世界の主要なエネルギー関連企業のトップが集う会議)において、ロシア・プーチン大統領より、世界のエネルギー問題の解決への強い意思表示があり、その中で、吉野フェローのGE賞受賞について、吉野フェローの名前を出して紹介がありました。

 当日夜には受賞者祝賀晩さん会が開催され、吉野フェローは参加した多数の招待客から祝福を受けました。

2.吉野フェローコメント

「この度は栄えある賞をいただき大変光栄に思います。リチウムイオン電池の研究がパソコン、通信機器、電気自動車などにインパクトを与え、大きな誇りを感じています。特にリチウムイオン電池に携わってきた私が受賞したことは、世界のエネルギー問題の解決に電池技術が重要な役割を果たさねばならないという点で責任感を感じています。また電池技術の開発に携わっている人たちにも大きな勇気を与えてくれたと思います。これからも世界になかったものを生み出し、世界に供給していくため、創造性、独創性、個性を大切に研究に取り組んでいきたいと考えています。」

※「The Global Energy Prize」について

今年で11回目となる、ロシアで創設されたエネルギー科学の分野で優れた業績と革新的な技術に対して与えられる、エネルギー分野では世界で最も権威ある賞の一つ。今年の受賞者は世界各国の科学者から推薦された82名の候補者の中から選考委員会によって選ばれた。選考委員会は、世界でも著名なエネルギーを専門とする科学者により構成され、候補者の開発や発明の人類への貢献度が審査基準となる。2002年から今年度までに9ヵ国29名に授与されている。

「The Global Energy Prize」栄誉賞状を手にする吉野フェロー(右)
(左は同時に受賞したウラジミール氏)
「The Global Energy Prize」栄誉賞状を手にする吉野フェロー(右)
(左は同時に受賞したウラジミール氏)

以上


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