Charles Stark Draper Prize授賞式に吉野 彰 旭化成フェローが出席

2014年2月20日
旭化成株式会社

 旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤原 健嗣)では、本年1月8日にお知らせしました通り、リチウムイオン二次電池の開発者である吉野 彰 旭化成フェローが全米技術アカデミーよりCharles Stark Draper Prize(チャールズ・スターク・ドレイパー賞)を受賞することが決定していましたが、この度米国において授賞式が開催され、メダルを授与されましたのでお知らせします。

1.授賞式概要

 授賞式は、米国時間2月18日(火)に、ワシントンD.C.の米国科学アカデミーにて執り行なわれました。吉野フェローは「小型で軽量のモバイル電子機器を可能にしたリチウムイオン二次電池(LIB)の設計」の業績を称えられ、John B Goodenough氏(米)、西 美緒氏、Rachid Yazami氏(仏)とともに表彰されました。

2.吉野フェローコメント

 「この度は、栄えある賞をいただき大変光栄に思います。LIBの研究がパソコン、通信機器、電気自動車などにインパクトを与えたことに大きな誇りを感じており、今回の受賞は電池技術に携わっている方々にも大きな勇気を与えてくれたと思っています。現在我々をとりまくIT社会は1995年から始まった情報分野におけるIT変革によるもので、世界の人々の生活を大きく変えました。同じような大変革が今後も起こり、10年、20年、50年後には、現在の我々にはSF映画のように見える社会が現実のものになると思います。次のIT変革は環境・エネルギー分野で起こると思っています。エネルギー問題という大きな課題に電池技術が重要な役割を果たさなければならないという点で責任を感じるとともに、今後も最先端の研究を通して生活を豊かにしていく努力を進めていきたいと思います。」

※Charles Stark Draper Prize

全米技術アカデミーが工学の発展に貢献し、生活の質を大きく向上させた人物に授与する賞で、工学分野のノーベル賞とも呼ばれています。吉野フェローの受賞は、日本人研究者として昨年に続き2人目となります。

左から受賞者の吉野フェロー、John B Goodenough氏、西 美緒氏、Rachid Yazami氏
左から受賞者の吉野フェロー、John B Goodenough氏、西 美緒氏、Rachid Yazami氏

※2014年1月8日付プレスリリース

「吉野 彰 旭化成フェローがCharles Stark Draper Prizeを受賞」

以上


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