救急隊・医療機関向け除細動器「X Series」の製造販売承認の取得について

2013年12月9日
旭化成株式会社
旭化成ゾールメディカル株式会社

 旭化成グループで、日本国内での救命救急医療事業を手掛ける旭化成ゾールメディカル株式会社(本社:東京都港区、社長:坂野 誠治、以下「AZM」)は、救急隊・医療機関向け除細動器「X Series」について、本年11月22日、厚生労働省より製造販売の承認を取得しましたので、お知らせします。

 「X Series」は、救急現場や、搬送中の車内、医療機関などのあらゆる場面に対応する携帯型モニタリング機能付除細動器です。多機能性やディスプレイサイズに妥協することなく、軽量化とコンパクト化を実現しています。除細動機能に加え、体外ペーシング機能、及び心電図・観血/非観血式血圧・パルスオキシメータ(SpO2、CO等)・終末呼気炭酸ガス濃度(EtCO2)・体温・呼吸数のモニタリング機能を備えています。

 また、厳しい環境下にある救急現場での使用を想定し、高い堅牢性と防塵・防水性(IP55)を有するとともに、現場や搬送中にモニタリングされたデータを医療機関に送信するネットワーク機能も有しています。

 さらに、AZMの親会社であるZOLL Medical Corporationの独自技術である、心肺蘇生中に胸骨圧迫の速度や深度をリアルタイムで救助者にフィードバックする「Real CPR Help機能」を搭載しており、より質の高い胸骨圧迫実施をサポートします。また、胸骨圧迫によるアーチファクトを除去した心電図波形を表示する「See-Thru CPR機能」を有し、胸骨圧迫を中断することなく心電図を確認することが可能です。

 なお、現在AZMでは「X Series」の販売準備を進めており、来春の販売開始を予定しています。

<製品概要>

販売名 X Series除細動器
承認番号 22500BZI00025000
一般的名称 一時的使用ペーシング機能付除細動器
外国特例承認取得者 ゾールメディカルコーポレーション(米国)
選任製造販売業者 旭化成ゾールメディカル株式会社

「X Series」
「X Series」

 <旭化成ゾールメディカル株式会社(AZM)について>

 AZMは、欧米を中心に救命救急医療事業を展開するZOLL Medical Corporation(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:Richard A. Packer、以下「ゾール・メディカル」)の日本での事業の拡大のために昨年8月に設立され、ゾール・メディカルの各種製品の販売を行っています。

 今後もAZMでは、ゾール・メディカルの各種製品の薬事承認取得を進め、日本における救命救急治療への貢献を目指した取り組みを拡大させるとともに、旭化成グループの医薬・医療事業とのシナジーを追求していきます。

以上


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