分譲マンション「ATLAS」による都市再生「センティックデザイン」が2017年度グッドデザイン賞を受賞

2017年10月4日
旭化成不動産レジデンス株式会社

 旭化成不動産レジデンス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:池谷 義明)は、「センティックデザイン」と名付けた当社の分譲マンション「ATLAS(アトラス)」のデザイン思想が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2017年度グッドデザイン賞」を受賞しましたので、お知らせします。

 「センティックデザイン」は、マンション建替え事業・密集市街地共同化事業に取り組むことで生まれた、継続される地域デザインにより街づくりブランドを目指すものです。あらかじめ決まったデザインを採用することはなく、多様な都市それぞれに固有の歴史や土地柄を踏まえ、その地に最適な顔をつくり出すために、プロジェクト1つ1つに対してデザインの方法を変えています。デザインのコードとなっているのは、【記憶の継承(歴史)、共創(コミュニケーション)、街への貢献(地域性)】の3つです。

 一般的にマンションデベロッパーの開発の多くは、建設用地を購入し、その時代のニーズに合ったデザインを採用し供給していきますが、当社の主力事業はマンション建替えや密集市街地共同化など「住まう人がいる土地(街)」の開発・再生事業であるため、住人の愛着や想いを汲み取るために住人とのコミュニケーションを図りながら再建マンションの企画デザインを進めています。当社では、古き良きものを継承しつつ新たな価値を生み出し、再生した建物と共に地域性や歴史をも次の世代・新しい住人に引き継いでいくことができるマンションデザインを目指しています。従前からの住人の希望を叶えるため、供給する住戸としても非常に多くのプランタイプを作ることとなりますが、人の想いという価値がマンションのデザインにも反映されることで、画一的なデザインではなく個性の集積したマンションデザインが販売時の魅力ともなっています。

 なお、今回の受賞にあたっては、分譲マンションという商品のデザインに止まらず、住人と共に街を再生するというマンションデザインに対する当社のスタンスが高く評価されました。

<それぞれのプロジェクトに最適なデザイン>

記憶の継承
記憶の継承
旧同潤会江戸川アパートメントのモニュメントをアトラス江戸川アパートメントにも再現
共創
共創
再生マンションについて住民と共に考えるワークショップ
街への貢献
街への貢献
共創街並みとの調和を図った配棟デザイン(再建建物外観例:アトラス国領)

【参考】グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
http://www.g-mark.org/award/describe/45739?token=vj1Jad7rQl

以上