旭化成の技術から生まれた、世界で広く使用されている製品をご紹介します。

市場で圧倒的な支持を受け、世界No.1の電子コンパスメーカーに。
スマートフォンには、電子コンパスによって、自分の向いている方位を知るだけでなく、地図の向きを正面方位に合わせて回転しながら目的地まで道案内する「歩行者ナビゲーション」の機能が搭載されています。
旭化成は、2003年夏に世界初の「デジタルインターフェイスを持つ3軸の電子コンパス」を量産して以来、市場で御客様の圧倒的な支持を受け、世界No.1の電子コンパスメーカーとして広く認知されるようになりました。
旭化成の電子コンパスには、3つの大きな特長があります。

高精度・高性能で厳しい温度環境下にも耐える。
より広いニーズに応えるモノづくり。
物質中を流れる電流に、垂直方向に磁界を加えると、電流と磁界のそれぞれに対して直角の方向に電圧が発生します。1879年に発見されたこの現象は、発見者であるアメリカの物理学者エドウイン・ホール(Edwin Herbert Hall)博士にちなんで、「ホール効果(Hall effect)」と名付けられました。
ホール素子(Hall effect element)とは、このホール効果を応用した磁気センサーです。磁界を検出し、その大きさに比例した信号を出力する機能を持っており、主にモーターの回転を検知するセンサーとして使われています。
世界のホール素子のトップシェアを持つ旭化成エレクトロエクスでは、用途分野を広げるためにこれまで、信号処理ICを付加したホールICや、高精度で位置や角度を検出するホール素子を市場投入してきました。2006年末に量産稼動を開始した富士の新工場では、主に、ガリウム砒素(GaAs)の基板を用いた高性能ホール素子を生産しています。従来のものに比べ、温度特性、検出精度などが飛躍的に向上しており、今後需要の増加が見込まれるデジタル家電や、厳しい温度環境下で使用される自動車用エレクトロニクス分野など、多様なお客様のニーズに応えていくことが可能になりました。
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骨形成を促進することで高い骨折抑制効果を発揮する骨粗鬆症治療薬
骨・関節・筋肉など運動器の障害のために要介護となる危険の高い状態のことを、ロコモティブシンドロームと言います。65歳以上の高齢人口が20%を超える超高齢社会・日本を筆頭に、中国や韓国などアジア各国でも、高齢者が増加しています。「健康長寿」はこうした社会におけるキーワードであり、要介護の大きな原因となる骨粗鬆症への対応が、これまで以上に重要視されています。
旭化成では40年以上前から骨領域に注目し、研究開発に取り組んできました。世界に先駆けて開発した合成カルシトニン誘導体製剤「エルシトニン」を1982年に販売開始し、骨粗鬆症による疼痛の改善に広く用いられています。
これに続くラインナップとして、骨粗鬆症治療薬「テリボン」(一般名:テリパラチド酢酸塩)が、20数年の研究開発を経て2011年9月に製造販売承認を取得しました。
「テリボン」はヒト副甲状腺ホルモン製剤で、骨形成促進作用を持ち、高い骨折抑制効果を発揮する期待の新薬です。さらにこの領域で今後、「テリボン」の自己投与可能なパッチ製剤、年1回投与の骨粗鬆症治療薬「ゾレドロン酸」の投入を計画しています。
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膜型血漿分離器
(血球と血漿に分離するフィルター)

アフェレシス テクノロジー スクエア
「膜分離」「吸着分離」の分離技術を利用して病因物質を除去。
医薬品での治療が困難な症例、予防医療分野で大きな期待。
アフェレシス(Apheresis)はギリシャ語に由来する言葉で、英語では“taking away”、日本語では“分離”を意味する医学専門用語です。血液を体外に導き、ターゲットの病因物質を除去(分離、吸着)して清浄にした後に体に戻す治療法を、アフェレシス(血液浄化)療法と呼びます。関節リウマチ、潰瘍性大腸炎等の自己免疫疾患をはじめ、神経疾患、脂質異常や慢性C型ウイルス肝炎など、応用範囲の幅の広さが特徴です。特に、有効な治療薬がない難病治療分野や、副作用等の影響で医薬品での治療が困難な症例、あるいは予防医療分野で、大きな貢献が期待されています。
旭化成の高度な繊維技術が拓いてきた中空糸膜や不織布を利用し、さらに粒子状樹脂もラインアップに加えた旭化成メディカルの「膜分離」「吸着分離」の分離技術プラットフオームは、世界最高水準。膜型血漿分離器、血球細胞除去用浄化器や選択式血漿成分吸着器等を製造する、世界No.1のアフェレシス機器メーカーです。
2007年6月には、技術交流拠点「アフェレシス テクノロジー スクエア」を開設。国内外の医療従事者の方々への情報提供・トレー二ング機会の提供を通じて、現場のニーズを反映した技術改良や製品開発に取り組んでいます。
また2010年9月には、大分市の工場内に分散していた生産設備の集約・近代化を行い、生産体制の更なる強化を行いました。
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石油を使わないプラスチック製造法。
最先端の触媒技術で、世界一を目指す。
アクリロニトリル(AN)とは、アクリル繊維、ABS樹脂などの主原料となる石化原料。セーターやカーペットから車輌パーツ、家電製品やOA機器・ゲーム機器の外装まで、幅広く利用されています。
従来法では、原油から分離されたナフサ(粗製ガソリン)より得られるプロピレンを主原料としていましたが、私たちは世界で初めて、天然ガスより分離されたプロパンから一気にANをつくる「プロパン法」という製法を開発しました。私たちが独自に開発した触媒をコア技術として成功させた、画期的な脱石油型の製法です。
韓国の子会社である東西石油化学蔚山工場で、2007年に実施された実証運転を経て、2008年にはタイの国営石油会社との合弁による工場建設に着手。本格稼働に向け最終段階に入っています。
現在、私たちのAN生産能力は世界第2位、アジアで1位。触媒技術としては、既に世界トップの位置にあります。需要拡大が見込まれるアジアを中心としたグローバル市場で、さらなる拡大を図っていきます。
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エレクトロニクス、電力、自動車、医薬など幅広い分野でも利用される最先端の水処理・分離生成技術。
「マイクローザ」は、旭化成ケミカルズが膜ろ過のために開発した中空糸膜モジュール。独自の技術によって、特殊な有機高分子を中空糸状の膜にしたものです。膜の連続した組織の間にある孔を利用して液体の分離操作(膜ろ過)を行うもので、孔の孔径や形状の均等性が、「マイクローザ」ならではの特徴。エレクトロニクス、上下水道、電力、自動車、医薬、食品、化学工業、環境関連など幅広い分野で、最先端の水処理・分離生成技術として活用されています。
現在、アメリカ、シンガポール、中国など世界の浄水場や排水プラントで活躍しています。
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住まいの省エネ化を進め、熱の排出を抑える断熱材。
旭化成が2000年に発売した「ネオマフォーム」は、世界最高クラスの断熱性能を持つ、フェノールフォーム断熱材です。フェノールフォームとは熱的・化学的に安定した性質を有する発泡樹脂です。ネオマフォームは、100ミクロン未満の、非常に微細な気泡構造によって、0.020W/(m・K)という画期的に低い熱伝導率を実現しました。ちなみに熱伝導率(λ)とは、厚さ1mの材料をはさんで両側に1℃の温度差があるとき、1秒間に通過する熱量。この値が小さければ小さいほど、断熱性能は高くなるわけです。
「ネオマフォーム」の特徴は、それだけではありません。断熱性能の経年劣化の少ない長期性能維持。炎をあてても炭化するだけで燃え広がりにくい安全性。そして、地球温暖化係数の極めて低い、ノンフロン発泡であること。現在高性能・高品質な断熱材としての評価を確立しているゆえんです。2010年には、この技術をベースとした床用断熱材「ジュピー」を発売。建築物の省エネルギー化を、さらに推進していきます。
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