研究開発戦略 | 研究・開発 | 旭化成株式会社

ヘルスケア領域

医薬事業では、医薬品と診断薬からなるヘルスケアビジネスを展開しています。医療用医薬品の分野で、整形外科を中心に救急・集中治療、泌尿器、免疫、中枢神経などの領域で数々の新薬を送り出すとともに、研究開発型スペシャリティファーマとして、世界に通用する新薬の創出を進めています。

事業概要

医薬事業

事業会社

主要事業

医療用医薬品

医療用医薬品を軸とするヘルスケアビジネスを展開。整形外科を中心に、救急・集中治療、泌尿器、免疫、中枢神経などの領域で数々の新薬を送り出すとともに、研究開発型スペシャリティファーマとして、世界に通用する新薬の創出に進めています。

診断薬

独自の酵素利用技術を活用した診断薬は、人びとの健康維持に貢献しています。糖尿病の新しい検査指標であるグリコアルブミン(GA)の検査キット、耐糖能異常を簡便かつ効率的に検出するミオイノシトール(MI)検査キットなどを提供し、糖尿病治療を側面から支えています。また、独自開発した遺伝子組換え技術や微生物培養技術を用いて、血糖、脂質、腎機能、肝機能など、様々な診断薬用の酵素を製造・販売しています。

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慢性・急性腎不全や神経疾患、難病などのアンメットニーズに応える各種医療機器システム、輸血用血液製剤の品質向上を支えるフィルター製品、最先端の開発が進むバイオ医薬品など新薬の安全・効率的な製造を可能とする製造プロセス製品など、たゆまぬイノベーションを通じ世界の医療の進歩に貢献します。

事業概要

医療事業

事業会社

主要事業

血液透析事業

旭化成グループのコア技術である膜分離技術をもとに、人工透析に用いられる中空糸型人工腎臓(ダイアライザー)を開発し、世界70カ国以上の人びとに供給しています。生体適合性と透過性に優れるポリスルホン膜人工腎臓「APS」をいち早く主力とし、世界の透析治療の患者さんのQOL(Quality of life、生活の質)向上に貢献しています。

アフェレシス事業

アフェレシスとは、体外に導いた血液から病因物質を除去(分離・吸着)した後に体内に戻す治療法です。当社は強みである膜分離技術・吸着技術を用いたデバイス開発で、薬物治療が困難とされる難病治療分野で大きな発展が期待されています。また治療に使用される専用装置においても操作方法はじめ、システムの開発まで積極的に取り組むことで、この分野のパイオニアとして、自己免疫疾患や難病治療における新たな可能性を追究しています。

バイオプロセス事業

生物学的製剤の製造工程(バイオプロセス)において、ウイルス安全性向上と精製プロセスの効率化を実現する製品とサービスを提供しています。世界初のウイルス除去フィルターとして開発された「プラノバ™」は、血漿分画製剤やバイオ医薬品の製造工程でウイルスなどの病原物質を除去するもので、世界中でウイルス安全性の向上に大きく貢献しています。

自己血関連事業

患者さん自身の血液を活かすことにより、医療の安全と質の向上に貢献します。
自己血漿から生体組織接着剤(フィブリン糊)を調製する自己生体組織接着剤調製システムと、自己血輸血のために採血した保存前の血液から白血球を除去するフィルター、保存用血液バッグおよび血液保存液を組み合わせたキット製品を提供しています。

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クリティカルケア事業では、米国を中心に蘇生関連技術をもとに開発された製品を展開しています。AED・除細動器を始めとし、体温管理システムなど、クリティカルケアの幅広い領域を網羅する製品でより多くの人々の救命に寄与します。

事業概要

クリティカルケア事業

事業会社

主要事業

着用型自動除細動器

着用型自動除細動器「LifeVest®」は、心臓突然死を起こすリスクをもった患者さんが常時(入浴時等除く)着用することにより、心臓の状態を連続して監視し、心臓突然死につながる不整脈(心室細動または心室頻拍)が起こった際に自動で除細動治療を行う、着用型の自動除細動器です。「LifeVest®」は、新規に診断された心不全、心筋梗塞後の早期、冠動脈再建術後の患者さんなど、幅広く使用していただくことができます。

除細動器

除細動器は、心臓がけいれんし血液を送り出すポンプ機能を失った状態の患者さんに対して、心電図の測定・解析を行い、必要に応じて電気ショックを与えることで、心臓の動きをリセットし、正常なリズムに戻すための医療機器です。駅や学校など公共機関に設置される一般向けの自動体外式除細動器(AED)からEMS、医療機関向けのモニタリング機能付き除細動器まで、幅広いラインアップを展開しており、さまざまな場面で救助者の救命処置をサポートしています。

体温管理システム

頭部外傷や脳卒中などの急性重症脳障害で生じる発熱に対し、バルーンカテーテルを介して血管内から体温調節します。また、心停止、心拍再開後の患者さんに対して、体温管理に用います。さらに、中心静脈カテーテルを必要とする患者さんに対して、正常体温維持に用いる(ただし、正常体温維持が必要な患者さんに限る)システムで、救命救急センターなどで使用されています。深部体温データをフィードバックして自動制御することにより、正確な体温管理と看護の省力化を可能とするもので、欧米および日本を含むアジアでも事業展開しています。

ITソリューションシステム

救急・消防機関の業務全般をマネジメントするITソリューションシステムでは、通報時の緊急自動車の出動や追跡管理を行うほか、救急車内で得られた患者さんのデータを搬送先の病院にいち早く伝達します。

  • AEDは救命処置のための医療機器です。
  • AEDに不測の事態が発生した時および譲渡時、廃棄時、設置場所が変更となった時には製造販売業者または販売業者まで速やかにご連絡ください。
  • AED設置者および管理者は品質保証および安全管理のため、以下の内容の確認をお願いいたします。
    • ご使用の前に取扱説明書および注意書きをよくお読みの上、正しくお使いください。
    • 添付文書は必ずお読みください。
    • 製造販売業者の推奨する保守点検を行い、いつでも使用できる状態に管理してください。
    • AEDのインジケーターや消耗品の有効期限などを日頃から点検してください。
    • 電極パッド、バッテリーには交換期限があるため、「AED消耗品交換時期」タグを本体またはソフトケース等のわかりやすい位置に貼り、交換期限の確認および、期限内の交換は確実に実施してください。
    • 電極パッドは再使用禁止であり、使い捨てです。

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