第56回全日本実業柔道団体対抗大会

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1部Aチーム、まさかの準決勝敗退、大会5連覇ならず!

1部Bチーム、2回戦敗退も中央競馬会に価値ある1勝!

6月3日・4日(土・日)の両日、北海道、北海道立総合体育センター(きたえーる)に於いて、第56回全日本実業柔道団体対抗大会が開催され、当部より1部にA・Bの2チームが出場し、1部Aチームは、準決勝、井上康生率いる綜合警備保障に3-1で敗れ大会5連覇はならなかった。また、1部Bチームは、2回戦で新日本製鐵に3-2の接戦で敗れはしたが、1回戦、中央競馬会に1-2で逆転で勝利し価値ある1勝をあげた。

尚、試合成績により、当部より、1部優秀選手に高井洋平が選ばれました。

詳細は以下の通りです。

1部

1回戦

旭化成B 2-1 中央競馬会
先鋒 相原 引分け 佐藤
次鋒 木村 引分け 猿渡
中堅 家泉 一本
(小外掛)
片淵
副将 谷口 技有
(指導3)
向川
大将 河野 効果
(大内刈)
本郷

2回戦

旭化成A 5-0 九州電力
先鋒 高橋 一本
(大外落)
川波
次鋒 松山 一本
(小外掛)
桑原
中堅 齋藤 一本
(横四方固)
副将 大鋸 一本
(横四方固)
大将 高井 一本
(袈裟固)
旭化成B 2-3 新日本製鐵
先鋒 木村 有効
(指導2)
吉永
次鋒 角地 一本
(横四方固)
森田
中堅 谷口 一本
(背負投)
落合
副将 家泉 有効
(指導2)
永井
大将 河野 一本
(内股)
高橋

2回戦、1部Aは、九州電力との対戦。先鋒高橋は素早く動く相手を落ち着いて捌き、試合開始1分58秒大外落しで「一本勝ち」を収め、試合の主導権を握った。

続く、次鋒松山は、序盤から圧力を掛け前に出る。試合終盤、相手が下がった所に小外掛けを掛けると見事に決まり「一本勝ち」。

続く、中堅齋藤は、開始より積極的に攻め立てる。試合中盤、相手がうつ伏せになったところを得意の寝技で巧みに返し、横四方固めで「一本勝ち」中堅戦で早くも勝負を決めた。

副将大鋸は、試合開始より組み手争いが続く、試合時間1分45秒小外掛けで「有効」を奪いそのまま横四方固めで抑え込み「一本勝ち」。

大将高井は、試合開始40秒、相手の動きを制し、得意の大内刈で「有効」を奪い、そのまま上四方固めで「一本勝ち」を収め、0-5の圧勝で準決勝進出を決めた。

1部Bは、前年度準優勝の新日本製鐵と対戦。

先鋒木村は、ワールドカップ81kg日本代表の吉永選手を試合開始より積極果敢に攻める。試合中盤、組み手争いが続き、両者に指導1があたえられる。尚も積極的に攻め、試合終盤、相手に指導2があたえられ試合終了。「有効勝ち」で次に繋げた。

次鋒角地は、身長差18cm、体重差50kgの相手に対し、素早く動き果敢に攻める。試合中盤まで互角の試合をしていたが終盤に前に出たところをつぶされ横四方固めで抑え込まれ「一本負け」を喫した。

続く、中堅谷口は、重量級の相手にも臆する事無く、前に出る。谷口の素早い攻撃を受けるのが精一杯の相手に対して、防護姿勢で指導2があたえられる。尚も果敢に攻め、試合時間2分53秒動かしながら背負投に行けば見事に決まり「一本勝ち」流れを引き戻した。

続く、副将家泉は、試合開始より組み手争いを続けていたが、袖口を握ったとの不可解な反則指導1でポイントをリードされる。ポイントを取り返そうと果敢に攻めるも試合終盤、指導が両者にあたえられ、ポイントをリードされたまま試合終了「有効負け」を喫し2-2の同点で勝敗は大将戦へ。

大将河野は、序盤から長身の相手に対して強気で奥襟を取り攻め立てる。試合中盤、相手の内股を不用意に受けてしまい「一本負け」を喫し、惜しくも3-2で敗れ準決勝進出はならなかった。

準決勝

旭化成A 1-3 綜合警備保障
先鋒 泉 一本
(送襟締)
井上
次鋒 松山 引分け 大藤
中堅 大鋸 一本
(横四方固)
生田
副将 高橋 一本
(大内刈)
村上
大将 高井 一本
(内股)
小野

準決勝戦、綜合警備保障との対戦。

先鋒泉は井上との世界チャンピオン同士の対戦、試合開始より激しい攻防が続く。試合中盤まで2階級上の相手に一歩も引かない試合展開、終盤、背負投を掛けるが怪我している肩の痛みで不十分になり、送襟絞を決められ「一本負け」を喫してしまう。

続く、次鋒松山は挽回しようと果敢に攻めるもポイントを奪う事ができず引分けに終わる。

中堅大鋸は、全日本選手権大会3位の生田選手と対戦、序盤から組み手争いから大鋸は大外刈、小外掛を仕掛ける。しかし、中盤、前に出たところを支釣込足で崩され、そのまま横四方固で抑え込まれてしまい「一本負け」を喫した。

副将高橋は勝って大将高井に繋げたいところだったが試合中盤、強引に技を掛けたところを合わされ大内刈で、まさかの「一本負け」を喫し、大将戦を前に敗退が決った。

一矢を報いたい大将高井は、試合開始より逃げる相手に対して自分の組み手になれない、徐々に圧力を掛け自分の組み手になる。試合終盤、内股を掛ければ見事に決まり「一本勝ち」を収めたが、3-1で敗退し大会5連覇を達成する事はできなかった。

結果

優勝 綜合警備保障
2位 新日本製鐵
3位 旭化成A
3位 了徳寺A

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