第57回全日本実業柔道団体対抗大会

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1部Aチーム、失点0で2年ぶりの栄冠!12回目の優勝を飾る!!

1部Bチーム、接戦で綜合警備保障に敗れも1部残留決定!!

6月2日・3日(土・日)の両日、広島県、東区スポーツセンターに於いて、第57回全日本実業柔道団体対抗大会が開催され、当部より1部にA・Bの2チームが出場し、1部Aチームは決勝で了徳寺学園を2-0の危なげない試合内容で下し、2年ぶりの栄冠に輝き、12回目の優勝を飾った。また、1部Bチームは、2回戦で第1シードの綜合警備保障に1-2の接戦で敗れはしたが、来年に望みを繋げる1部残留を決めた。

尚、試合成績により、当部より、1部優秀選手に高橋宏明、泉浩が選ばれました。

詳細は、以下の通りです。

1部

1回戦

旭化成B 4-1 東芝
先鋒 高松 技有
(小内巻込)
中根
次鋒 河野 効果
(指導1)
久米川
中堅 谷口 一本
(内股)
奥井
副将 大鋸 一本
(払腰)
中山
大将 木村 一本
(内股)
鈴木

2回戦

旭化成A 5-0 ダイコロ
先鋒 泉 一本
(一本背負投)
合田
次鋒 村元 一本
(合技)
大金
中堅 松山 有効
(指導2)
佐々田
副将 齋藤 一本
(横四方固)
田中
大将 高橋 一本
(横四方固)
川口
旭化成B 1-2 綜合警備保障
先鋒 大鋸 指導2 大藤
次鋒 木村 引分け 村上
中堅 角地 技有
(一本背負投)
小野
副将 谷口 効果
(朽木倒)
生田
大将 高松 引分け 近野

2回戦、1部Aは、ダイコロとの対戦。先鋒泉は素早く動き、先に先に仕掛ける展開。試合中盤、肩車で技有を奪う。その後も攻撃の手をゆるめず果敢に攻め立て最後は一本背負投を見事に決め『一本勝ち』し試合の主導権を握った。続く、次鋒村元は、序盤から圧力を掛け前に出る。試合中盤、相手が下がった所に小外掛けを掛け技有を奪う。その後、払巻を不用意に受け技有を奪われる。しかし、落着きしっかり自分の組手になった瞬間、再度小外掛けで技有を奪い、合技で『一本勝ち』を収める。続く、中堅松山は、試合開始より積極的に攻め指導2で『優勢勝ち』し中堅戦で早くも勝負を決めた。副将齋藤は、開始より積極的に攻め立てる。序盤、相手がうつ伏せになったところを得意の寝技で巧みに返し、横四方固めで『一本勝ち』。大将高橋は、試合開始早々、巧みな寝技で返し、横四方固めで『一本勝ち』を収め、5-0の圧勝で幸先の良いスタートを切った。

1部Bは、前年度優勝の綜合警備保障との対戦。先鋒大鋸は、試合開始より積極果敢に攻める。中盤、自分の組み手になった大鋸が、技を掛けようとした瞬間、相手に苦し紛れの裏投げを仕掛けられ技有を奪われる。その後、何とかポイントを奪い返そうと果敢に攻め、指導1をリードするが惜しくも『優勢負け』を喫し、先制を許した。続く、次鋒木村は、同じ年の学生チャンピオン村上選手との対戦。受けの強い相手に先に先に攻め立てるもポイントを奪う事が出来ずに試合終了。引分けに終わるも互角以上の戦いで、木村の飛躍を期待させる試合となった。続く、中堅角地は、序盤に一本背負投で技有を奪われ、『優勢負け』を喫し、2点リードされ後がない状態。副将谷口は、全日本選抜体重別大会100kg超級で優勝経験もある、強豪生田選手との対戦。試合開始より、素早く動き背負投、足技と仕掛け、相手に柔道をさせない。試合中盤内股を掛けられるもバランスの良い谷口は心得て捌く。試合が動いたのは試合時間1分を切り谷口が勝負に出た。さっきまでの組み手を変え奥襟を取りに行った組際に足を取り効果を奪いポイントでリードする。残り時間も攻め続け試合終了。大将高松に望みを繋げた。大将高松は、一本勝ちしてチームを勝利に導きたい。序盤より持ち前のスピードを活かし積極果敢に攻めるもポイントを奪う事が出来ない。決め手がないまま時間だけが過ぎ試合終了。惜しくも1-2で敗れるも1部残留を決め来年に望みを繋げた。

準決勝

旭化成A 2-0 平成管財
先鋒 高井 効果
(指導1)
百瀬
次鋒 齋藤 引分け 里山
中堅 高橋 引分け 鈴木
副将 泉 技有
(大外刈)
タングリエフ
大将 村元 引分け 筒井

準決勝戦、全日本選手権覇者鈴木桂治選手率いる平成管財との対戦。先鋒高井は、高校、大学先輩百瀬選手と対戦。お互い手の内を知ってか静かな滑り出しとなった。しかし、徐々に圧力を掛け前に出る。中盤、防御姿勢の相手に対して指導1が与えられポイントでリードする。その後も果敢に攻めるもポイントを加算する事が出来ず『優勢勝ち』し次に繋げる。続く、次鋒齋藤は、体重差85kgの里山選手との対戦。臆する事無く試合開始より積極果敢に攻め立てる。序盤より齋藤ペースで試合が進み、いつ相手に防御姿勢の反則が行ってもおかしくない状態が続くも試合時間は過ぎ、試合終了。不可解な試合になったが、流れを引寄せる次鋒戦となった。続く、中堅高橋は、全日本選手権覇者、世界チャンピオンの鈴木選手との対戦。序盤より、激しい組手争いから攻防が続く。大外刈、内股と攻めるがポイントを奪う事が出来ない。危なげなく試合終了。価値ある引分け。副将泉は、大阪世界選手権大会無差別級3位のタングリエフ選手との対戦。序盤より、体格差を物ともせず果敢に大外刈、背負投投げと攻め立てる。試合中盤、しっかり自分の組み手になり思いっきりの良い大外刈に行けば相手は堪らず背中から落ち技有を奪う。さらに休む間もなく攻め続け試合終盤、小内巻込で有効を奪い『優勢勝ち』で勝負を決めた。大将村元は、気迫十分で試合に臨む。得意の支釣込足、払腰と掛けるも長身の相手からポイントを奪う事が出来ず、引分けに終わり、無失点で2年ぶりの決勝進出を決めた。

決勝

旭化成A 2-0 了徳寺学園
先鋒 村元 引分け 飛塚
次鋒 増渕 引分け 小野
中堅 泉 有効
(指導2)
竹澤
副将 齋藤 引分け 佐藤
大将 高橋 効果
(指導1)
矢嵜

決勝戦、昨年の覇者綜合警備保障を倒して初の決勝進出を決めた了徳寺学園と対戦。何としても王座奪回を果たしたく試合直前、円陣を組んで試合に臨む。先鋒村元は、飛塚選手とのベテラン同士の対戦。先鋒戦でチームに流れを持って来たい村元は、序盤より、激しい組手争いから大外刈、払腰と攻める。しかし、相手の守りは固くポイントを奪えないまま試合終了。続く、次鋒増渕は、1階級下だが試合巧者の小野選手との対戦。試合開始より、奥襟を持ち得意の内股を再三掛けるも腹這に逃れられる。その後も果敢に攻めるも決めてなく引分けに終わる。中堅泉は、何としてもポイントを上げ試合を優位に進めたいところ。試合開始より、落着きしっかりと自分の組み手に拘り、背負投、大外刈と攻め立てる。試合が動いたのは中盤、泉は、背負投を連続的に掛け相手に攻撃の隙を与ず指導1、指導2と立て続けに奪う。その後も危なげなく押し切り『優勢勝ち』で1点をリードする。続く、副将齋藤は、佐藤選手との対戦。序盤より激しい組手争いが続き得意の組み手になれない。中盤、相手が潰れたところを得意の寝技で攻め込むが決める事が出来ない。その後も激しい攻防から内股、大内と攻め込むも引分けに終わり大将戦へ。大将高橋は、引分けでも優勝が決る一戦。高橋はベテランらしい試合運びで圧力を掛け、攻め込む隙を与えない。試合終盤疲れのみえてきた相手を攻め込み、指導1を奪うとそのポイントを守りきり『優勢勝ち』で勝利し、2年ぶり12回目の優勝を飾り、王座奪回を果たした。

結果

優勝 旭化成A
2位 了徳寺学園
3位 平成管財
3位 綜合警備保障

優秀選手

1部 高橋 宏明
泉 浩

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