第37回全日本実業柔道個人選手権大会

一覧へ戻る

81kg級高松、強豪を撃破し初優勝!!!
66kg級寺居、復活を兆しの見える準優勝!!
73kg級千葉、飛躍を期待させる準優勝!!
100kg超級大鋸、まさかの準優勝!!

8月25日・26日(土・日)の両日、第37回全日本実業柔道個人選手権大会が、兵庫県尼崎市、尼崎市記念公園総合体育館において開催され、7階級中、当部より4階級11名が出場しました。
本大会は、実業団体重別日本一を決める大会で、参加選手の多い階級では100名を越える選手が出場し、レベルの高い大会になりました。
81kg級では、高松が接戦を勝ち上がり決勝では、昨年のワールドカップ日本代表吉永選手にGS『有効』で勝利し、見事初出場、初優勝を飾りました。
66kg級では、寺居が決勝で昨年の講道館杯チャンピオン鳥居選手に惜しくも敗れはしたものの、今後に繋がる準優勝を飾りました。
73kg級では、千葉が新人らしい溌剌とした試合内容で決勝まで勝ち上がり、惜しくも敗れるも飛躍を期待させる準優勝。
100kg超級は、優勝候補大鋸がまさかの決勝敗退で準優勝に終わった。
尚、90kg級増渕、66kg級内柴が出場予定でしたが、怪我の為、棄権しました。

詳細は、以下の通りです。

66kg級

2回戦

寺居 一本
(合技)
阿部
(国士舘柔道クラブ)

3回戦

寺居 一本
(朽木倒)
逸見
(セコム上信越)

4回戦

寺居 有効
(隅返)
篠崎
(了徳寺学園)

5回戦

寺居 技有
(巴投)
鳥入
(近畿通関)

準決勝

寺居 効果
(指導1)
中野
(セコム)

決勝

寺居 一本
(内股)
鳥居
(了徳寺学園)

決勝戦、世界選手権大会代表経験もあるベテラン鳥居選手との対戦。今大会好調の寺居は序盤より、先に先に積極的に攻め立て、開始30秒過ぎ相手が、巴投げを掛けたと同時に足を払い背中から落しポイントと思われたが、巴投げの技とみなされ主審の宣告は無し。しかし、その後も内股、足技で攻め立てる。いつ相手に防御姿勢で反則が与えられてもおかしくない情況だが、なかなか反則が与えられない。残り20秒、勝負に出た寺居は、組み際の内股を仕掛けるもバランスを崩してしまい、倒れ込むところを内股で合わされ『一本負け』を喫した。しかし、試合の内容から復活を期待させる準優勝となった。

73kg級

1回戦

千葉 一本
(一本背負投)
大森
(日柔整請求サービス)

2回戦

千葉 一本
(背負投)
佐藤
(三菱化学物流)

3回戦

千葉 一本
(横四方固)
平岡
(ゆうスポーツクラブ)

4回戦

千葉 一本
(横四方固)
前田
(錦秀会阪和病院)

5回戦

千葉 一本
(縦四方固)
本郷
(自衛隊体育学校)

準決勝

千葉 有効
(双手刈)
西野
(群馬綜合ガードシステム)

決勝

千葉 GS技有
(内股)
須藤
(ダイコロ)

決勝戦、今大会過去2回優勝経験のある須藤選手との対戦。新人千葉は、何が何でも勝利を収めたいところ。試合開始早々より、組手争いが続き自分の組み手になれない。試合中盤、相手の動きにも慣れ、機敏に動き背負投、大外刈と攻める。しかし、ポイントのないまま試合終了。GS(ゴールデンスコア)へ。GSも開始から組手争いが続く。組み際に相手の左足を取り掬投にいくも腹這に落ちポイントを奪う事が出来ない。千葉ペースで試合が進むかと思われた1分26秒、須藤選手の不十分な組み手から苦し紛れの内股を不用意に受けてしまい、技有を奪われ勝負が決った。『GS優勢負け』を喫し、惜しくも準優勝に終わったが、今後の飛躍を期待させた。

81kg級

2回戦

谷口 一本
(横四方固)
伊藤
(京都医健専門学校)
石橋 一本
(大内刈)
長谷川
(大阪府柔道整復師柔道連盟)
高松 一本
(大外刈)
田附
(日経サービス)
角地 効果
(指導1)
荒平
(はりば)

3回戦

谷口 一本
(合技)
加藤
(十全会聖明病院)
石橋 一本
(裏投)
渡邊
(自衛隊体育学校)
高松 一本
(大外刈)
立野
(三菱化学物流)
角地 効果
(小外掛)
百合山
(十全会聖明病院)

4回戦

谷口 一本
(内股)
山田
(JAKE・JAPAN)
高松 一本
(背負投)
大平
(アドリアインターナショナル)
角地 技有
(大外刈)
紫牟田
(松前柔道クラブ)

5回戦

高松 効果
(指導1)
仲田
(まるや接骨院)
角地 一本
(体落)
武藤
(了徳寺学園)

準決勝

高松 効果
(出足払)
武藤
(了徳寺学園)

決勝

高松 GS技有
(背負投)
吉永
(新日本製鉄)

決勝戦、昨年のワールドカップ日本代表の吉永選手との対戦。高松は、階級変更後、2回目の大会出場となり国内大会初出場。実力者同士の対戦は、試合開始より激しい攻防が続く。高松は大外刈、背負投、足技と攻め立て、吉永選手は防御をしながら時折、背負投を掛ける展開。高松ペースで試合が進むも両者ポイントが奪えず、試合終了。GSへ。GS開始早々、積極的に攻める。試合が動いたのは1分39秒、低い背負投を掛け相手が崩れた瞬間、今度は背負投を掛けたまま後に押し込み、有効を奪い勝負を決めた。階級を上げ臨んだ今大会、見事に初出場、初優勝を飾った。

100kg超級

1回戦

木村 一本
(小外刈)
大藤
(綜合警備保障)

2回戦

木村 一本
(小外刈)

(九州電力)
河野 一本
(大内刈)
桑原
(九州電力)
松山 一本
(合技)
岩佐
(東日本旅客鉄道)
平野 効果
(内股)
鎮守
(十全会回生病院)
大鋸 一本
(小外刈)
奥田
(大阪鳳林医療学院)

3回戦

木村 効果
(小外刈)
石井
(秋大柔道クラブ)
河野 GS一本
(出足払)
村上
(綜合警備保障)
平野 一本
(払腰)
森田
(新日本製鉄)
大鋸 一本
(棄権)
平田
(ひらた接骨院クラブ)

4回戦

木村 一本
(支釣込足)
筒井
(平成管財)
大鋸 効果
(体落)
佐藤
(中央競馬会)

5回戦

大鋸 一本
(大外返)
合田
(ダイコロ)

準決勝

大鋸 有効
(指導2)
佐藤
(了徳寺学園)

決勝

大鋸 一本
(合技)
村上
(綜合警備保障)

決勝戦、村上選手との対戦。序盤、相手が体落しで攻めてくるも落ち着いてこれを捌く。徐々に大鋸の組み手になり、大外刈、小外刈と攻めるも受けの強い相手を崩す事が出来ない。大鋸ペース試合が進むも試合時間3分過ぎ、場外際で不用意に前に出たところを体落しを掛けられ技有を奪われる。そのまま抑え込まれ合技『一本負け』を喫し、まさかの決勝戦敗退、準優勝に終わった。

各階級の結果

60kg級

優勝 小川 武志(了徳寺学園)
2位 佐々木 伸次郎(了徳寺学園)
3位 和泉 強志(セコム)
3位 室岡 雅典(グローバルアリーナ)

66kg級

優勝 鳥居 智男(了徳寺学園)
2位 寺居 高志(旭化成)
3位 中野 真太郎(セコム)
3位 古賀 博輝(新日本製鉄)

73kg級

優勝 須藤 英雄(ダイコロ)
2位 千葉 大介(旭化成)
3位 西野 公章(群馬綜合GS)
3位 成田 泰崇(アルゼ)

81kg級

優勝 高松 正裕(旭化成)
2位 吉永 慎也(新日本製鉄)
3位 西村 聖志(セコム)
3位 武藤 力也(了徳寺学園)

90kg級

優勝 矢嵜 雄大(了徳寺学園)
2位 百瀬 晃士(平成管財)
3位 三宅 浩之(近畿通関)
3位 齋藤 俊(新日本製鉄)

100kg級

優勝 本郷 光道(セコム)
2位 高橋 徳三(新日本製鉄)
3位 有賀 元晴(セコム)
3位 保立 勝(アルゼ)

100kg超級

優勝 村上 和幸(綜合警備保障)
2位 大鋸 新(旭化成)
3位 紺野 大輔(京葉ガス)
3位 佐藤 武尊(了徳寺学園)

一覧へ戻る



ページ上部へ