第50回九州柔道選手権大会結果報告

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谷口、大健闘!!足技ひかり3位入賞!本戦初出場!!

塘内、勝負強さを見せ5位入賞!3年連続全日本出場!

 3月9日(日)鹿児島県、鹿児島アリーナにおいて、第50回九州柔道選手権大会が開催され、九州8県36名の選手が出場して行われました。当部より、塘内将彦、角地信太郎、松山毅、大鋸新、谷口徹、木村純の6名が宮崎県代表として出場し、全日本柔道選手権大会への出場枠5枠をかけて試合に臨みました。
 谷口が安定した試合内容で準決勝進出、青山選手に敗れはしましたが、3位決定戦で塘内に競り勝ち九州柔道選手権大会初出場で3位入賞を飾り、本戦出場を決めました。また、塘内が3回戦で敗れるも敗者復活戦を勝ち上がり5位入賞を果し、3年連続3回目の出場を決めました。
 この結果、九州地区代表として共に81kg級谷口徹、塘内将彦が4月29日、東京・日本武道館で開催される全日本柔道選手権大会に出場致します。

詳細は以下の通りです。

1回戦

木村 一本
(内股)
志村
(熊本県警察)

2回戦

木村 一本
(内股)
江藤
(福岡県警察)
松山 一本
(小外掛)
勝連
(沖縄県警察)
谷口 技有
(小外掛)
野寺
(熊本県警察)
塘内 一本
(小外掛)
松本
(長崎日大高教員)
大鋸 一本
(横四方固)
上戸
(佐賀県警察)
角地 一本
(横四方固)
古宮
(日出暘谷高教員)

3回戦

塘内 技有
(出足払)
後小路
(福岡県警察)
大鋸 一本
(払 腰)
松村
(熊本県警察)
角地 判定
(3−0)
増田
(東海大学)
松山 一本
(合 技)
肥本
(熊本県警察)
谷口 技有
(足 払)
楢崎
(佐賀県警察)

4回戦

松山 有効
(払 巻)
後小路
(福岡県警察)
谷口 一本
(横四方固)
角地
大鋸 一本
(大外返)
青山
(福岡県警察)

準々決勝

谷口 一本
(払 腰)
青山
(福岡県警察)

 準決勝、初出場ながら安定した試合内容で準決勝進出を決めた谷口は、巨漢青山選手との対戦。体重差100kgにも臆する事無く試合開始より、持ち前のスピードを活かした攻撃を果敢に仕掛ける。得意の足技を再三仕掛けるが180kgの巨漢は守りが固い。試合中盤、一瞬の隙を付かれ内股で「一本負け」を喫し、惜しくも準決勝で敗れ3位決定戦に回った。

敗者復活2回戦

塘内 有効
(小内刈)
石川
(大分県警察)

敗者復活3回戦

塘内 判定
(2−1)
松山
角地 一本
(小外掛 )
楢崎
(佐賀県警察)
大鋸 一本
(大外刈)
中原
(鹿児島県警察)

敗者復活最終戦

塘内 一本
(小内刈)
江藤
(福岡県警察)
大鋸 一本
(大外刈)
楢崎
(佐賀県警察)

3位決定戦

塘内 有効
(谷 落)
谷口
大鋸 判定
(1−2)
後小路
(福岡県警察)

 3位決定戦1試合目、塘内と谷口の当部同士の対戦。共に81kgの両者は無差別級の試合には見られないスピーディーな動きで会場を沸かした。試合開始より、激しい組手争いが続き、お互いに自分の組み手になれない。谷口は、足技、肩車、朽木倒しと組際の奇襲技を仕掛ける。一方、塘内は内股、体落しと攻め、お互い一歩も引かない試合展開が続く、試合が動いたのは中盤塘内が得意の内股を掛けた瞬間、谷口が谷落で切り返し「有効」を奪う。その後、何とかポイントを奪い返そうと塘内も果敢に攻めるも、谷口は動きながら攻撃を凌ぎ試合終了。初出場の谷口が『優勢勝ち』で同門対決を制し、3位に入り全日本柔道選手権大会の切符を手にした。
 3位決定戦2試合目、大鋸と後小路選手との対戦。何が何でも勝利し全日本の切符を手にしたい大鋸は、試合開始より気迫を前に出し相手に圧力を掛ける。大外刈、小外刈と繰り出すも相手の守りは固い。しかし、防御姿勢でいつ反則がきてもおかしくない試合展開が続く。試合は終始大鋸ペースで試合が進み、試合終了。旗判定となる。決定的ポイントは奪えなかったが終始、組勝ち、攻めていた大鋸に旗が3本揃うかと思われたが、判定は1−2で後小路選手に上がりまさかの『判定負け』不可解な判定に悔やまれる敗退となり、塘内との5位決定戦へ回った。

5位決定戦

塘内 判定
(3−0)
大鋸

 5位決定戦は、塘内と大鋸の当部同士の対戦。塘内は3年連続、大鋸は2年ぶり全日本出場を目指す。トーナメント、敗者復活戦と戦ってきた両者の疲労は隠し切れない。気迫だけで試合に臨む。試合開始より、厳しい攻防が続き、大鋸は大外刈、大内刈で攻め、塘内は、足技、背負投で応戦する試合展開。両者決定的なポイントがないまま試合は進む。試合終盤、勝負に出た大鋸は強引に仕掛けるも体勢を崩す、その瞬間に塘内は隙を付き体を押し込む。ポイントこそは奪えなかったが、大きな判定ポイントとなる。その後、大鋸も今まで以上に前に出て攻撃するも塘内の得意の組み手に捌かれてしまい試合終了。旗判定となる。終盤のポイントが大きな判定材料となり3−0で塘内が『判定勝ち』を収め5位入賞。3年連続全日本柔道選手権大会出場を決めた。

試合結果

優勝 松崎 建司(福岡県警察)
2位 青山正次郎(福岡県警察)
3位 谷口 徹 (旭化成)
3位 後小路裕朗(福岡県警察)
5位 塘内 将彦(旭化成)

以上、5名、全日本柔道選手権大会出場者。

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