アジア柔道選手権大会結果報告

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絶好調泉!!アジアを制し、北京に弾みをつける!!!

内柴、まさかの準決勝敗退も5位入賞で北京代表!!!

大束、惜しく敗れるも飛躍を期待させる3位入賞!

 4月26・27日(土・日)両日韓国、済州島でアジア柔道選手権大会が開催され、オリンピック出場権がかかった今大会に各国のトップ選手が出場し、レベルの高い大会となりました。
 当部より、90kg級に泉浩、73kg級に大束正彦、66kg級に内柴正人が出場し、泉が安定した試合内容で勝ち上がり決勝戦でも優勢勝ちを収め見事優勝を飾り、北京オリンピック代表を手にしました。また、内柴は準決勝戦で敗退するも勝負強さを見せ5位入賞を果たし、オリンピック出場を決め、泉、内柴共に2大会連続出場を決めました。

詳細は以下の通りです。

90kg級

2回戦

一本
(大内刈)
カラフ
(ヨルダン)

3回戦

一本
(内 股)
アリアンエルデン
(モンゴル)

準決勝戦

効果
(指導1)
アランクロフ
(タジギスタン)

決勝戦

有効
(指導2)
ナビエフ
(ウズベキスタン)

 泉は、2回戦からの出場となりました。2回戦、得意の大内刈で『一本勝ち』、3回戦も内股で『一本勝ち』と圧倒的な強さで準決勝戦進出。準決勝戦は昨年の今大会準優勝のアランクロフ選手との対戦。実力者同士の対戦に序盤より激しい組み手争いが続く。徐々に泉がペースを掴み、組際の背負投、肩車と攻撃するが相手の守りは堅く決定的なポイントを奪えない。しかし、防御姿勢で相手に「指導1」が与えられ泉がポイントでリードする。その後も流れを変える事無く攻め続け、試合時間終了。『優勢勝ち」で決勝進出を決めた。
 決勝戦、昨年の優勝者チョスンホ(韓国)に勝ち勢いに乗るナビエフ選手との対戦。試合開始より、準決勝同様激しい組み手争いが続く。試合中盤泉の厳しい組み手に相手が組み合わない場面もあったが、そこをしぶとく組みにいき先に攻撃する。中盤以降相手が防御姿勢となり指導2まで反則が与えられる。技でのポイントこそ奪えなかったが圧倒的内容で試合終了。『優勢勝ち』で優勝を飾り、見事北京オリンピックの代表枠を獲得。夢の金メダルへ向け大きく前進した。

73kg級

1回戦

大束 一本
(体 落)
ラミレス
(フィリピン)

2回戦

大束 一本
(合 技)
アビナダー
(レバノン)

3回戦

大束 一本
(大内刈)
アンゴロ
(インドネシア)

準決勝戦

大束 一本
(掬 投)
イブラギモフ
(カザフスタン)

3位決定戦

大束 有効
(背負投)
キムチョス
(北朝鮮)

 大束は、3回戦まで強さを見せ付け勝ち上がり準決勝へ進出。準決勝戦、力の強い相手に対し強引に技に入るが、一瞬の隙を付かれ掬投で『一本負け』を喫し、3位決定戦へ。
 3位決定戦、準決勝の負けを引き摺らず気持ちを入れ替えた大束は、気合十分で試合に臨む。試合開始よりスピードと持ち前のスタミナで相手を圧倒し背負投で「有効」を奪う。その後も攻め続け試合終了。『優勢勝ち』で3位入賞を果たした。

66kg級

2回戦

内柴 一本
(大内刈)
キバエフ
(カザフスタン)

3回戦

内柴 有効
(巴 投)
シャリボフ
(ウズベキスタン)

準決勝戦

内柴 GS効果
(双手刈)
ミレスマイリ
(イラン)

決勝戦

内柴 一本
(払 腰)
キムジョジン
(韓国)

 内柴は、2回戦の出場。2回戦大内刈で『一本勝ち』を収め幸先の良いスタートを切った。準決勝まで勝ち進んだ内柴は、準決勝戦過去、同階級で世界選手権大会2連覇の実績を持つ強豪ミレスマイリ選手との対戦。実力者同士の試合は、試合開始より激しい攻防が続き5分間では決着が付かずゴールデンスコア(延長戦)へ。ゴールデンスコアでも組み手争いが続き優位に試合を進めるも組際の一瞬の隙を付かれ双手刈で「効果」を奪われ『優勢負け』。まさかの準決勝敗退で3位決定戦へまわった。
 3位決定戦、強豪韓国キムジョジン選手との対戦。開始直後に巴投で「技有」を奪い試合を優位に進めるかと思われたが、試合1分掬投を仕掛けたところを強引に払巻を決められ『一本負け』を喫し5位に終わった。しかし、出場累計ポイントで見事北京オリンピックの代表枠を獲得し、8月の北京オリンピックでの2連覇を目指す。

試合結果

60kg級 平岡 拓晃(了徳寺学園) 優勝
66kg級 内柴 正人(旭化成) 5位
73kg級 大束 正彦(旭化成) 3位
81kg級 小野 卓志(了徳時学園) 3位
90kg級 泉  浩 (旭化成) 優勝
100kg級 竹谷 知記(警視庁) 5位
100kg超級 片渕 慎弥(JRA) 3位
無差別級 立山 広喜(JRA) 3位

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