北京オリンピック大会

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内柴、日本柔道界4人目となる2連覇達成!!

泉、まさかの2回戦敗退!メダル獲得出来ず!

8月9日から15日の7日間、中国、北京において北京オリンピックが開催され、男女共に各国の強豪選手が出場して行われました。
 当部より66kg級に内柴正人、90kg級に泉浩の2名の選手が日本代表として出場致しました。
 大会2日目、66kg級に出場しました内柴は、2回戦で07世界選手権3位のミレスマイリ選手に準決勝では、07世界選手権2位アレンシビア選手の強豪選手に競り勝ち決勝戦も見事な一本勝ちで優勝を決め2連覇を達成致しました。
 また、5日目の90kg級に出場しました泉は2回戦、強豪カズセノク選手にまさかの一本負けを喫しアテネオリンピックの屈辱を晴らすことが出来ませんでした。

詳細は以下の通りです。

  北京オリンピック柔道男子66kg級で金メダルを獲得した内柴正人

北京オリンピック柔道男子66kg級で 金メダルを獲得した内柴正人
(PHOTO:フォート・キシモト)
   

大会2日目

66kg級

1回戦

内柴 一本
(袖釣込腰)
J.ジャシント
(ドミニカ共和国)

2回戦

内柴 有効
(巴 投)
A.ミレスマイリ
(イラン)

3回戦

内柴 一本
(合 技)
M.シャリポフ
(ウズベキスタン)

準決勝戦

内柴 有効
(巴 投)
A.アレンシビア
(キューバ)

決勝戦

内柴 一本
(縦四方固)
B.ダンベレ
(フランス)

 内柴は、1回戦からの登場。2連覇を狙う内柴は走って試合場まで向かい気合十分で試合に臨む。試合開始から「有効」「指導1」とリードし、終盤相手が前に出てきたところへ袖釣込腰を仕掛け、見事な『一本勝ち』で最高のスタートを切った。
 2回戦、アジア選手権で敗れている今大会山場の一つでもあるミレスマイリ選手との対戦。指導2と巴投による有効2つでの勝利を収め、好調さをみせた。
 3回戦は残り、30秒での劇的逆転勝ちで勝利し、勢い乗って準決勝へ駒を進めた。
 準決勝戦07年世界選手権大会2位でアテネオリンピック3位のアレンシビア選手との対戦。アテネオリンピックメダリスト同士の対戦に注目が集まる。試合開始より、積極果敢に攻め立て「指導1」を奪い試合を優位に進める。中盤、膠着状態が続きお互いに「指導1」が与えられる。その後は、内柴得意の動きながらの攻撃に相手は手も足も出ない。試合終盤、巴投で「有効」を奪い勝負を決め、夢の2連覇へ王手を掛けた。
 決勝戦、強豪フランスのダルベレ選手との対戦。今大会絶好調の内柴は、決勝戦も走っての試合入場。序盤より、テンポ良くリズムをとるかのように動き、担ぎ技、巴投と攻撃する。試合が動いたのは開始1分、もつれ際から首を抱え得意の寝技に引き込み巧みに返し、縦四方固めで『一本勝ち』。1分8秒の早業で見事、2連覇を飾り、日本柔道界4人目となるオリンピック連覇の偉業をなしえた。

 

大会5日目

90kg級

1回戦

GS有効
(大外刈)
D.ケリー
(オーストラリア)

2回戦

一本
(朽木倒)
A.カズセノク
(ベラルーシ)

 前回アテネオリンピック銀メダリストの泉は周囲からの期待が大きい。1回戦から登場となった泉は、1回戦ゴールデンスコアーまでもつれ込むも大外刈「有効」で降し2回戦へ進出。
 続く2回戦は欧州トーナメントなどで実績のある強豪カズシオノク選手との対戦。1回戦からの硬さが残る泉は序盤より本来の動きが出来ない。徐々に調子を上げたい泉だったか試合時間1分36秒後ろに体重を移動しようとした瞬間、相手の朽木倒しを受けてしまい『一本負け』。まさかの2回戦敗退に悲願の金メダル獲得の夢は叶わなかった。

 

日本選手大会結果

男子

60kg級 平岡 拓晃(了徳寺学園) 1回戦敗退
66kg級 内柴 正人(旭化成) 優勝
73kg級 金丸 雄介(了徳寺学園) 1回戦、敗者復活最終戦敗退
81kg級 小野 卓志(了徳寺学園) 1回戦敗退
90kg級 泉  浩 (旭化成) 2回戦敗退
100kg級 鈴木 桂治(平成管財) 1回戦、敗者復活1回戦敗退
100kg超級 石井 慧(国士舘大学) 優勝

女子

48kg級 谷  亮子(トヨタ自動車) 3位
52kg級 中村 美里(三井住友海上) 3位
57kg級 佐藤 愛子(了徳寺学園) 2回戦、敗者復活3回戦敗退
63kg級 谷本 歩実(コマツ) 優勝
70kg級 上野 雅恵(三井住友海上) 優勝
78kg級 中澤 さえ(綜合警備保障) 2回戦敗退
78kg超級 塚田 真希(綜合警備保障) 2位

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