第49回西日本実業団体対抗大会

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1部、Aチーム 11連覇で27回目の優勝!!
Bチームは準決勝で敗れ惜しくも3位!!

 5月10日(日)に兵庫県、尼崎市記念公園総合体育館において、第49回西日本実業柔道団体対抗大会が開催され、当部より1部Aチーム、Bチームの2チームが出場し、1部Aチームが、安定した試合内容で11連覇を達成し、27回目の優勝を飾りました。

 また、1部Bチームは準決勝戦でダイコロに代表戦の末、敗れ3位に留まりました。

 尚、最優秀選手賞に1部Aチームから木村純、優秀選手に大鋸新、増渕樹の2名が選ばれ、Bチームの白井勇輝が新人賞に選ばれました。

詳細は以下の通りです。

1部・1回戦

旭化成A 5-0 戸高鉱業社
先鋒 野田 一本
(払 腰)
崎村(和)
次鋒 谷口 有効
(指導2)
細田
中堅 大鋸 一本
(大 外)
崎村(栄)
副将 増渕 一本
(内 股)
赤迫
大将 木村 一本
(体 落)
高橋
旭化成B 2-1 東レ滋賀
先鋒 広瀬 引分
次鋒 角地 一本
(払 腰)
岡田
中堅 田中 技有
(指導3)
西浦
副将 出口 引分 黒澤
大将 白井 一本
(大内刈)

1部Aチーム 1回戦

Aチームの1回戦は今年、入社の野田が先鋒として目の覚めるような払い腰で2分10秒一本勝ち。続く次鋒の谷口は序盤、固さが見られたが後半ペースを掴み相手に「指導2」が与えられ優勢勝ち。中堅戦の大鋸は相手をしっかり捕まえ大外で一本勝ち。副将戦の増渕は戸高鉱業社のポイントゲッター赤迫との対戦となり増渕前に出てしっかり持ち、組んで試合をしたいが相手は持たせず組際の技を狙う。1分過ぎしっかり組んだ増渕、前の技に行くと見せかけて後ろの小外掛けで有効を奪う。2分過ぎ、技が出ない相手に「指導」が与えられ相手は防戦一方。その後、得意の内股で一本勝ち。大将の木村は試合開始から積極的に攻めるが、相手は体格で勝り技を出すも防がれる。試合終了間際、相手の動きが鈍くなったところ得意の体落しで一本勝ち。

1部Bチーム 1回戦

先鋒戦は両者、決定的なポイントなく引き分け。続く次鋒戦、2分過ぎにお互い技が出ずに両者「指導1」が与えられ。終盤、角地は相手が大外刈りにきたところ掬い投げを狙いにいくが、相手は払い腰に変化し一本を取られ、リードを許す。

中堅、田中は巨漢、浦西との戦い田中は担ぎ技を中心に動きを止めず攻める。1分過ぎお互いに「指導」が与えられる。

中盤、相手は大きな体を活かし一発狙い、田中は相手に的を絞らせず足技で相手を崩し相手より先に技を出し残り1分で相手だけに「指導2」が与えられポイントでリードし試合終了間際、残り4秒で「指導3」となり終了。1-1の内容でリードされてむかえた大将戦、お互い中量級の対戦となり、引き分ければ負けという展開で、白井は積極的に前に出る。

相手は引き分け狙いで、なかなか組ませずに組み手を嫌う。中盤、白井の低い背負い投げで相手は堪えきれず回転するがポイントなく試合が進む、残り1分過ぎ、白井の背負いと見せての大内刈りで相手は反応できず真後ろに倒れ一本勝ち。逆転で準決勝進出となる。

1部・準決勝戦

旭化成A 5-0 九州電力
先鋒 松山 一本
(小外刈)
川野
次鋒 木村 一本
(小外刈)
中堅 大鋸 一本
(送襟絞)
近藤
副将 増渕 一本
(大内刈)
川波
大将 斉藤 一本
(横四方固)
山本
旭化成B 1-1 ダイコロ
先鋒 河添 引分 宮下
次鋒 出口 有効
(払 腰)
合田
中堅 角地 引分 稲澤
副将 田中 引分 稲葉
大将 白井 有効
(払 腰)
吉薗
代表戦
田中 判定
(0-3)
稲葉

1部Aチーム 準決勝戦

準決勝は新日本製鉄に4-1と圧勝で勝ち上がった九州電力との対戦、先鋒は重量級同士の対戦となり、お互い技が出ず開始30秒、残り2分で両者に「指導」が与えられお互い「指導2」となる。のこり時間1分50秒相手が内股を掛けた戻り際、松山のタイミング良い小外刈りで見事な一本となる。

次鋒の木村はまったく相手を寄せ付けず小外刈で一本勝ち、中堅の大鋸は前に出て組みに行くが相手は受けにまわり、組み負けた相手はズボンを握り「指導1」となり、その後も相手が苦し紛れに掛けた背負いを素早く、寝技の展開に持ち込み、送り襟絞めで一本勝ち。

副将戦は90kg級同士の対戦となり動きの速い川波に対し増渕はしっかり組んだ後、内股から大内刈りに変化し一本勝ち、4-0でむかえた大将戦、斉藤は組み手で相手を圧倒し相手が前に潰れたところ、得意の寝技で一本勝ち。

1部Bチーム 準決勝戦

接戦を勝ち上がったBチームはダイコロとの対戦、先鋒の河添は右、相手は左組のケンカ四つ、お互いに引き手不十分でポイントなく引き分け。次鋒戦は出口のペースで試合が進み、もう少しで相手に指導が与えられるところまで追い込むがリード出来ず試合終了間際に相手の掛けた払い腰に堪えきれず有効を奪われる。

中堅戦、お互い慎重になり1分過ぎ両者指導が与えられるもその後、決めてなく時間となり引き分け。

副将戦は試合開始から激しい組み手争いとなり、相手が倒れたところを田中が寝技を狙う展開となるが相手の守りが堅く引き分け。

大将戦、相手は完全に守りに入り組み手を嫌い持たせない、白井は終始前に出て組みにいくが組み手不十分、試合時間残り30秒になり、後がない白井は渾身の払い腰で有効を奪い大きなポイントを取り試合終了、代表戦に持ち込む。

代表戦は田中対稲葉という二回目の戦いとなり試合開始から田中は積極的に巴投げ、背負いで相手より先に技を出す。お互い激しく技を出し合うが決めてなく試合終了、勝敗は旗判定に持ち込まれ田中は0-3で判定負けとなり惜しくも決勝進出を逃す。

1部・決勝戦

旭化成A 4-0 ダイコロ
先鋒 松山 引分 稲葉
次鋒 木村 一本
(大外刈)
合田
中堅 大鋸 技有
(指導3)
稲澤
副将 増渕 有効
(指導2)
吉薗
大将 斉藤 技有
(内股返)
宮下

1部Aチーム 決勝戦

準決勝で旭化成Bチームを破り決勝に上がってきたダイコロ、先鋒は松山と稲葉との対戦、1分過ぎ相手に消極的ということで「指導1」が与えられ、今度は残り1分30秒で松山に「指導1」となり、お互い決めてなく引き分け。

次鋒の木村は残り40秒見事な大外刈りで一本勝ち、チームに流れを引き寄せ、次につなぎ、大鋸は対格差をいかし前に出てプレッシャーを掛けると相手は組み合わず「指導1」となり、その後も相手は防御姿勢で「指導3」まで受け優勢勝ち。

副将戦、増渕は一本を狙いにいくが相手は組まれると、前に潰れ技を出す事が出来ない。その後も増渕ペースで試合が進むが、結局「指導2」止まりで試合終了。

大将戦は斉藤が相手の内股を巧く返し技有りを奪い4-0で優勝を決め、11年連続27回目の優勝を飾った。

試合結果

男子1部

優勝 旭化成A
準優勝 ダイコロ
3位 九州電力
3位 旭化成B

男子1部個人賞

最優秀選手賞 木村純
優秀選手 大鋸新
優秀選手 増渕樹
新人賞 白井勇輝

男子2部

 

旭化成不参加

優勝 日本エースサポート
準優勝 日経サービス
3位 ひらた接骨院クラブ
3位 ホンダ熊本

男子3部

 

旭化成不参加

優勝 東レ滋賀A
準優勝 戸高鉱業社
3位 広島拘置所
3位 国分自衛隊B

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