第59回全日本実業柔道団体対抗大会

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1部、Aチームは決勝で日本中央競馬会に敗れ、準優勝 !!
Bチームは準決勝で日本中央競馬会に接戦の末、代表戦で敗れ大健闘の3位 !!

 6月6・7日の両日、福岡市民体育館において「第59回全日本実業柔道団体対抗大会」が開催され当部より1部にA・Bの2チームが出場致しました。

 旭化成Bチームは初戦の九州電力に3-0で危なげなく勝ち進み、続く2回戦は強豪、総合警備保障との対戦となり3-1で快勝し、準決勝の日本中央競馬会戦に臨みましたが接戦の末、代表戦で敗れ大健闘の3位入賞を果たし、Aチームは、初戦の東芝に2-0、準決勝の新日本製鉄に1-0で決勝に進出を決め、決勝では日本中央競馬会に0-1で敗れ優勝を逃しました。

 今大会は全国各地から112チームが参加し実業団、日本一を決める大会とし開催され大会優秀選手にAチームから木村純が、Bチームからは本年度入社の田中貴大が選ばれました。

詳細は以下の通りです。

1回戦

旭化成B 3-0 九州電力
先鋒 田中 技有
(一本背負投)
山本
次鋒 廣瀬 引分 近藤
中堅 角地 引分 川野
副将 野田 有効
(大内刈)
尾本
大将 谷口 一本
(横四方固)

 Bチームの初戦は九州電力との対戦、先鋒戦は田中のタイミングよい一本背負いで、試合開始30秒で技有を奪い貴重なポイントを挙げ旭化成ペースとなる。続く次峰の広瀬、角地と攻め込むも引き分けに終わり、副将の野田は中盤、大内刈で有効を奪い試合を決める。チームの勝ちが決まり大将の谷口は思い切りの良い柔道で相手にまったく柔道をさせず横四方固めで一本勝ち。

2回戦

旭化成A 2-0 東芝
先鋒 増渕 有効
(一本背負)
志村
次鋒 大鋸 引分 松岡
中堅 松山 引分 久米川
副将 高井 一本
(大内刈)
鈴木
大将 木村 引分 奥井
旭化成B 3-1 綜合警備保障
先鋒 田中 一本
(大内刈)
法兼
次鋒 河添 一本
(大外刈)
生田
中堅 角地 引分 村上
副将 谷口 有効
(背負投)
有留
大将 野田 一本
(大外返)
今井

 Bチームの2回戦は昨年、この大会で優勝した総合警備保障、先鋒の田中は1分半過ぎに相手が掬い投げにきたところ大内刈りで切り返し一本勝ち。続く次峰戦、河添は足技を使い、動きを止めず攻撃するが、1分50秒大外刈りで一本を奪われ1-1となる。中堅の角地は体重差のある相手に的を絞らせず足技を使い攻めるもポイントなく引き分け。副将の谷口は積極的に攻め2分20秒相手に「指導1」が与えられ、その後もペースを変えることなく攻め3分30秒背負いで有効を奪う、その後も一方的に攻め試合終了間際に「指導2」が与えられ優勢勝ち2−1で大将戦につなぐ。大将戦、相手はあとがなくなり試合開始から前に出てくるが野田はしっかりと対応し中盤、相手が大外刈りを掛けたところ強引に返し一本を奪い試合を決め準決勝進出。

 Aチームの初戦、増渕は内股、大内と積極的に攻め試合開始1分過ぎ一本背負いで有効を奪い1-0でリードする。次峰の大鋸は積極的に攻め場外際で相手を投げ一本と主審は宣告するが、その後取り消され試合続行。終始攻めるもポイントなく引き分けに終わる。

 中堅戦、松山はしっかり組んで柔道をしたいが相手は持たせず、両者「指導3」まで進み引き分け。副将、高井はしっかりと相手を捕まえ大内刈で一本勝ち2-0とリードする。

 大将戦、木村は終始攻めるもポイントなく引き分け。

準決勝戦

旭化成A 1-0 新日本製鉄
先鋒 齋藤 引分 西山
次鋒 高井 引分 森田
中堅 松山 引分 齋藤
副将 木村 一本
(上四方固)
高橋
大将 泉 引分 吉永
旭化成B 1-(1) 日本中央競馬会
先鋒 田中 一本
(掬投)
片渕
次鋒 出口 引分 佐藤
中堅 角地 一本
(小外刈)
立山
副将 野田 引分 山本
大将 谷口 引分 鈴木
代表戦
野田 一本
(合技)
立山

 Bチームの準決勝は日本中央競馬会との対戦となり、先鋒の田中は相手が大内刈にきたところ、うまく反応し掬い投げで切り返し一本を奪い、大きな1点を奪う。次峰、出口は大外刈り、払い巻き込みで攻めるも相手に防がれ引き分けとなる。中堅戦、角地は巨漢の立山との対戦となり2分20秒小外刈で一本を奪われ1-1となりポイントで並ぶ。副将の野田はポイントを取りに積極的に前に出るが引き分けに終わる。同点で大将戦になり相手より先に動き相手を揺さぶり1分30秒相手だけに「指導1」が与えられ優位に試合を進め、もう1つ指導がくれば優勢勝ちというところまで追い込むも時間となり引き分け、代表戦になり野田対立山との対戦、ふところの深い立山に野田は自分の組み手になれず3分過ぎ内股で技有りを奪われ4分過ぎ横四方固めで押さえ込まれ一本負けで決勝進出ならず。

 Aチームの準決勝は強豪、新日本製鉄との対戦となり、先鋒戦はお互い組み手で不十分な状態が続きポイントなく引き分け、続く高井は序盤、大内刈で相手を大きく崩すがポイントまでは至らず引き分けに終わる。中堅の松山はなんとかポイントを上げたいところだが自分の組み手になれずお互い「指導2」となりそのまま引き分け。副将、木村は新日鉄のポイントゲッター高橋との対戦、木村は右組、高橋左のケンカ四つの組み手となりお互い中盤まで引き手不十分。高橋は間合いをつめ大外刈り払い腰、木村は間合いを取り体落とし、大内刈りで攻める。終盤、高橋は小外刈りにくるが、木村は反応よく体をあびせ切り返し、有効を奪い、そのままがっちり抑え貴重な1点を挙げ、大将の泉は危なげなく、きっちり引き分けで決勝進出。

決勝戦

旭化成A 0-1 日本中央競馬会
先鋒 大鋸 引分 山本
次鋒 高井 一本
(内股透)
佐藤
中堅 泉 引分 片渕
副将 齋藤 引分 立山
大将 木村 引分 鈴木

 決勝は日本中央競馬会との対戦となり先鋒の大鋸はしっかり持って柔道をしたいところだが相手は組み手を嫌い持たせない。大鋸は終始前に出てプレッシャーを掛けるがもう少しのところで防がれ、残り時間20秒組み合わない相手に「指導1」が与えられるが引き分けに終わる。続く次峰戦は序盤から高井のペースで試合を優位に進め1分30秒消極的な相手に「指導1」が与えられるが、残り1分45秒内股を透かされまさかの1本を奪われる。

 中堅、泉はポイントを奪おうと前に出るが、対格差で勝る片渕を崩す事が出来ず引き分けに終わる。副将戦、斉藤は間合いを取り組み手でうまく捌きながら、懐に入り肩車を狙うが体重さがある為、防がれてしまう。3分過ぎ一瞬の隙をつかれ押さえ込まれるが11秒で逃れポイントには至らない、その後ポイントなく試合時間終了。1点リードさ迎えた大将戦。木村は一本を取らなければ負けてしまう状況で終始、前に出るが相手の受けが強くなかなか自分の組み手になる事が出来ない。終盤、相手の息が上がり木村のペースとなるが一本を奪う事が出来ず引き分けに終わり、優勝を逃す。

試合結果

男子1部

優勝 日本中央競馬会
準優勝 旭化成A
3位 新日本製鉄
3位 旭化成B

男子1部個人賞

優秀選手 木村純
優秀選手 田中貴大

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