第39回全日本実業柔道個人選手権大会

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81kg級谷口、安定した内容で2年連続3度目の優勝!!

90kg級齋藤、81kg級河添、惜しくも準優勝!!

寺居、千葉、白井、増渕、出口は3位入賞!!

 8月29日・30日(土・日)の両日、第39回全日本実業柔道個人選手権大会が、兵庫県尼崎市、尼崎市記念公園総合体育館において開催され、7階級中、当部より6階級15名が出場しました。

 本大会は、実業団体重別日本一を決める大会で、参加選手の多い階級では100名を越える選手が出場し、レベルの高い大会になりました。

 今大会では、7階級中8名がベスト4進出を果たし、81kg級では、谷口が河添との同門対決を制し、見事2年連続3回目の優勝を飾りました。

 尚、100kg超級出場予定でした高井は、怪我の為、棄権致しました。

詳細は以下の通りです。

66kg級

2回戦

寺居 不戦 菊田
(東日本旅客鉄道)

3回戦

寺居 有効
(指導2)
西倉
(明治東洋医学院専門学校)

4回戦

寺居 GS判定
(3-0)
榎本
(フォーリーフジャパン)

5回戦

寺居 GS判定
(2-1)
横口
(ぎふ柔道クラブ24)

準決勝

寺居 一本
(十字固)
武末
(東芝)

 2年連続準優勝に終わっている寺居は、今年こそは優勝と気迫がみなぎっている。2回戦から接戦を勝ち抜き3年連続の準決勝進出を果す。

 準決勝の相手は、強豪を倒し勢いに乗る武末選手との対戦。開始早々の裏投げで有効を奪い、試合を優位に進めるかと思われた試合中盤、相手の跳びながらの関節技を不用意に受けてしまい十字固で『一本負け』を喫し、まさかの準決勝敗退。3位入賞に終わった。

73kg級

1回戦

白井 一本
(縦四方固)
宮崎
(和歌山柔栄会)

2回戦

千葉 一本
(横四方固)
岡本
(東芝)
白井 一本
(小外掛)
井上
(広島大学柔道クラブ)

3回戦

千葉 一本
(袈裟固)
遠山
(綜合警備保障)
白井 有効
(大内刈)
小倉
(ALSOK群馬綜合ガードシステム)

4回戦

千葉 一本
(裏 投)
中矢
(松前柔道クラブ)
白井 GS判定
(2-1)
黒岩
(了徳寺学園)

5回戦

千葉 一本
(大内刈)
西田
(長岡綜合食品店)
白井 有効
(一本背負投)
吉永
(高宮接骨院)

準決勝

千葉 一本
(袖釣込腰)
鳥居
(了徳寺学園)
白井 一本
(裏 投)
吉薗
(ダイコロ)

 昨年、優勝した千葉は圧倒的強さで準決勝まで全て一本勝ちで勝ち上がる。準決勝戦、相手は、昨年66kg級覇者のベテラン鳥居選手。千葉は試合開始から気迫十分で先に組み、大外刈、足技と果敢に攻める。その後も千葉のペースで試合が進み、相手に反則が何時与えられてもおかしくない状態が続く。試合が動いたのは終盤、下がりながらの袖釣込腰を不用意に受けてしまいまさかの一本負け、2連覇は達成できなかった。

 準決勝2試合目、新人の白井が接戦を勝ち抜き準決勝進出。試合開始直後、得意の一本背負投から相手の足を抱え込みながら投げに行くと、相手はそのまま背中から落ち、一本かと思われたが白井が勢い余って反対側に落ちた事で主審は相手のポイントと判断し一本負けを喫した。不可解な判定で決勝進出を逃し、3位入賞に留まった。

81kg級

2回戦

谷口 一本
(合 技)
竹内
(綜合警備保障)
河添 有効
(指導2)
齋藤
(JAKE・JAPAN)

3回戦

谷口 有効
(小内刈)
高野
(千葉市消防局)
河添 有効
(小外掛)
仲田
(仙台大学柔道クラブ)

4回戦

谷口 GS判定
(3-0)
阿部
(了徳寺学園)
河添 技有
(内 股)
乙名
(戸高鉱業社)

5回戦

谷口 有効
(小外掛)
稲葉
(ダイコロ)
河添 一本
(小内刈)

(早稲田柔道クラブ)

準決勝

谷口 一本
(背負投)
渡邊
(自衛隊体育学校)
河添 一本
(合 技)
法兼
(綜合警備保障)

決勝

谷口 技有
(内股返)
河添

 決勝戦、当部同士の同門対戦。昨年王者谷口は、安定した試合内容で危なげなく決勝戦進出。河添は、ポイントを先にリードされる場面があったが、最後まで諦めず逆転勝ちで勢いに乗って決勝戦へ。試合開始より、激しい攻防が続き河添は長い手足で間合いを取りながら、谷口にペースを掴ませない。谷口も背負投、足技を狙うも手の内を知り尽くしている河添は上手く裁く。しかし、終盤河添の内股を谷口が上手く返して技有を奪う。

その後、ポイントを奪い返そうと河添は果敢に攻めるも試合終了。

谷口が見事2連覇3回目の優勝を飾り、敗れはしたものの河添も飛躍を期待させる準優勝であった。

90kg級

1回戦

田中 GS判定
(3-0)
影野
(日本通運)

2回戦

齋藤 一本
(横四方固)
西山
(トーエー企業)
角地 不戦勝 砂原
(近畿通関)
増渕 不戦勝 栗本
(大阪府柔道整復師柔道連盟)
田中 一本
(巴 投)
春日井
(米田柔整専門学校)

3回戦

齋藤 有効
(大内刈)
笠原
(まるや接骨院)
角地 一本
(体 落)
岩井
(アーバンセキュリティ)
増渕 一本
(内 股)
落合
(セコム)
田中 一本
(一本背負投)
三宅
(関西電力)

4回戦

齋藤 有効
(内 股)
河原
(京葉ガス)
角地 GS判定
(3-0)
野瀬
(国士舘柔道クラブ)
増渕 一本
(内 股)
中野
(日経サービス)
田中 有効
(指導2)
矢嵜
(了徳寺学園)

5回戦

齋藤 有効
(指導2)
竹森
(高宮接骨院)
角地 有効
(小外掛)
菊川
(OJC)
増渕 一本
(内 股)
橋本
(東京消防庁)

準決勝

齋藤 一本
(肩 車)
菊川
(OJC)
増渕 一本
(朽木倒)
矢嵜
(了徳寺学園)

決勝

齋藤 一本
(合 技)
矢嵜
(了徳寺学園)

 決勝戦、昨年準優勝の齋藤と増渕を降して決勝進出の矢嵜選手とのベテラン対戦。何度も対戦している両者は手の内を知り尽くしているが試合開始より、齋藤は先に組み得意の内股、大内刈、肩車と攻め立てる。齋藤ペースで試合は進むも試合中盤、縺れ際に齋藤の引き込みを技のポイントと取られてしまい技有を奪われる。不可解な判定にも怯まず齋藤はポイントを取り返そうと積極果敢に攻めるが相手の守りは堅い。試合終了間際、再度不可解な判定で技有を奪われ合技で敗れてしまう。納得のいかない準優勝となった。

100kg級

2回戦

出口 一本
(大外刈)
岡田
(東レ滋賀)
廣瀬 GS一本
(朽木倒)
奥井
(東芝)
野田 一本
(大外落)
岡本
(三菱化学物流)

3回戦

出口 一本
(大外刈)
濱上
(綜合警備保障)
野田 有効
(指導2)

(京葉ガス)

4回戦

出口 有効
(払巻込)
當眞
(東芝)
野田 GS判定
(3-0)
志村
(東芝)

5回戦

出口 有効
(払巻込)
千葉
(まるや接骨院)
野田 一本
(小外掛)
本郷
(フォーリーフジャパン)

準決勝

出口 一本
(大外刈)
今井
(綜合警備保障)

 準決勝戦、出口は強豪選手の今井選手との対戦。序盤より確りと組合チャンスを伺う。試合中盤、大外刈を不用意に受けてしまい一本負けを喫するも講道館杯出場権の3位入賞は確保した。

100kg超級

1回戦

大鋸 一本
(払 腰)
小田口
(九電工)

2回戦

松山 一本
(合 技)
佐々田
(ダイコロ)
大鋸 一本
(払 腰)
横尾
(日光警備保障)
木村 一本
(上四方固)
木村
(日柔整請求サービス)

3回戦

松山 技有
(小外掛)
河井
(東レ滋賀)
大鋸 一本
(横四方固)
津志田
(十全会おおりん病院)
木村 有効
(指導2)
秋田
(福岡医健専門学校)

4回戦

松山 有効
(指導2)
森田
(新日本製鉄)
大鋸 技有
(指導3)
紺野
(京葉ガス)
木村 一本
(上四方固)
佐藤
(日本中央競馬会)

5回戦

大鋸 一本
(内股透)
桶谷
(立花学園柔道クラブ)
木村 GS判定
(1-2)
合田
(ダイコロ)

各階級の結果

−60kg級

優勝 小川 武志 (了徳寺学園)
2位 和泉 強志 (自衛隊体育大学)
3位 朝比奈 竜真 (WIN NET TECHNOLOGY)
3位 升水 翔平 (WIN NET TECHNOLOGY)

−66kg級

優勝 望月 健次 (セコム)
2位 武末 大蔵 (東芝)
3位 寺居 高志 (旭化成)
3位 藤山 順臣 (熊本刑務所)

−73kg級

優勝 鳥居 智男 (了徳寺学園)
2位 吉薗 勇太 (ダイコロ)
3位 千葉 大介 (旭化成)
3位 白井 勇輝 (旭化成)

−81kg級

優勝 谷口 徹 (旭化成)
2位 河添 佑 (旭化成)
3位 渡邊 一貴 (自衛隊体育学校)
3位 法兼 真 (綜合警備保障)

−90kg級

優勝 矢嵜 雄大 (了徳寺学園)
2位 齋藤 制剛 (旭化成)
3位 増渕 樹 (旭化成)
3位 菊川 顕 (OJC)

−100kg級

優勝 本郷 光道 (フォーリーフジャパン)
2位 今井 敏博 (綜合警備保障)
3位 出口 雄樹 (旭化成)
3位 西山 将士 (新日本製鉄)

100kg超級

優勝 須藤 絋司 (京葉ガス)
2位 片渕 慎弥 (日本中央競馬会)
3位 合田 良太 (ダイコロ)
3位 桶谷 知生 (立花学園柔道クラブ)

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