2009グランドスラム・東京大会

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塘内2連覇ならず、5位入賞に留まる!

内柴まさかの4回戦敗退、5位入賞に終わる!

大束、世界王者に惜しくも敗れ5位入賞!

出口、2回目の挑戦も1回戦敗退に終わる!

 12月11日から13日までの3日間、グランドスラム・東京が東京体育館で開催され、当部より4階級4名の選手が出場致しました。

 今大会は、グランドスラム4大会の最後であり、2009年IJFワールドツアーの締めくくりとマスターズに次ぐ高得点の300点(優勝者)が加算される大会という事もあり、世界各国の強豪選手が出場致しました。

詳細は以下の通りです。

大会初日

66kg級

2回戦

内柴 一本
(反則勝)
ファシェ
(ルーマニア)

3回戦

内柴 一本
(体 落)
クーニャ
(ブラジル)

4回戦

内柴 一本
(腕挫十字固)
アン・ジョンファン
(韓国)

 内柴は、2回戦、3回戦と『一本勝ち』し勢いに乗るかと思われたが、続く4回戦、2009ロッテルダム世界選手権銅メダリストのアン選手との対戦。試合開始より、激しい攻防が続き、試合時間1分30秒を切ったところで縺れながらのアン選手の強引な掬投を不用意に受けてしまい技有を奪われ、そのまま十字固を決められ、まさかの「一本負け」昨年に続き、今大会の優勝を逃した。

大会2日目

73kg級

2回戦

大束 一本
(大外落)
ボティエ
(ベルギー)

3回戦

大束 一本
(体 落)
エルドレット
(アメリカ)

4回戦

大束 技有
(指導3)
ワン・ギチュン
(韓国)

81kg級

2回戦

塘内 GS一本
(反則勝)
博徳斉
(中国)

3回戦

塘内 一本
(袖釣込腰)
シャドフ
(ロシア)

4回戦

塘内 有効
(引込返)
バートン
(イギリス)

 大束は、2回戦からの登場。講道館杯の負けを今回は、何とか挽回しようと気迫十分で試合に臨む。2回戦、大外落。3回戦、体落で『一本勝ち』と4回戦へ進む。4回戦、世界王者、世界IJFランキング1位のワン選手との対戦。開始早々、お互いに消極的になり指導1が与えられる。その後、大束が得意の背負投、大内刈と攻め立て指導2を奪う。ポイントでリードしても攻撃の手は緩めず、3分4秒縺れ際に逆の払腰で「有効」を奪う。完全に大束ペースで試合が進み、3分58秒再度、体落で「有効」を奪い試合を決めたかと思われたが、試合時間残り1分守りに入ってしまい指導2を奪われる。しかし、ポイント差では優位な状態は変わらず、試合が終わるかと思われたラスト2秒背負投が掛け逃げの反則とみなされ「指導3」でまさかの『優勢負け』。世界王者からの大金星を逃し、悔やまれる5位入賞となった。

 塘内は、昨年今大会のチャンピオン、2連覇を狙う。初戦は、ゴールデンスコアまで縺れ込むも続く、3回戦は、得意の袖釣込腰が見事に決まり4回戦へ駒を進める。4回戦、世界ランキング30位バートン選手との対戦。長身の相手に試合開始より、巧みな組み手で十分な組み手をさせない。試合時間1分、指導1がお互いに与えられるも1分30秒に相手の片襟反則で指導2とリードする。その後、相手の変形組み手にペースを乱され指導2と引込返しで「有効」を奪われリードされる。終盤、何とかポイントを奪い返そうと積極果敢に攻め、残り8秒で指導3を奪うも試合終了。「有効」差で惜しくも敗れ2連覇は達成できなかった。

大会最終日

100kg級

1回戦

出口 一本
(反則負)
ステジェルマン
(フランス)

 出口は、1回戦先週のワールドカップ・スウォンでも敗れているステジェルマン選手との対戦。是が非でも勝利してリベンジを果したい出口だが、先に指導1を先制するもその後は、防御姿勢で指導2、指導3と与えられる。その後は前に出て圧力を掛けるも2分55秒指導4を奪われ「反則負け」を喫し2回目のグランドスラム・東京も1回戦敗退と悔しい敗戦となった。

結果

−60kg級

優勝 福岡 政章 (日本)
2位 平岡 拓晃 (日本)
3位 山本 浩史 (日本)
3位 チャンジンミ (韓国)

−66kg級

優勝 海老沼 匡 (日本)
2位 キムジョシン (韓国)
3位 森下 純平 (日本)
3位 アンジョンファン (韓国)

−73kg級

優勝 ワンギチュン (韓国)
2位 粟野 靖浩 (日本)
3位 西山 雄希 (日本)
3位 トリトン (カナダ)

−81kg級

優勝 バートン (イギリス)
2位 キムジェブン (韓国)
3位 松本 雄史 (日本)
3位 ギヘイロ (ブラジル)

−90kg級

優勝 小野 卓志 (日本)
2位 西山 大希 (日本)
3位 吉田 優也 (日本)
3位 チョリエフ (ウズベキスタン)

−100kg級

優勝 ファンヒーテ (韓国)
2位 穴井 隆将 (日本)
3位 クラパレク (チェコ)
3位 ゾルゾリャーニ (グルジア)

100kg超級

優勝 高橋 和彦 (日本)
2位 鈴木 桂治 (日本)
3位 タングリエフ (ウズベキスタン)
3位 バダル (エストニア)

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