第43回平和カップ広島柔道大会

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1部 危なげない内容で2年ぶりの優勝!!
2部 チームワークを発揮し、3年連続3連覇達成!!

3月27日(日)広島県東区スポーツセンターに於いて平和カップ広島柔道大会が行われ、当部より、一般1部・2部にそれぞれ1チームが出場しました。

1部は、東日本大震災の影響から欠場チームもいましたが、昨年の雪辱を晴らす内容で、2年ぶりとなる優勝を果たしました。

2部は、総段数15段以内でメンバーを組む制限があり、4名の戦いとなりましたが、持ち前のチームワークを発揮し、圧倒的な内容で優勝し、見事3年連続3連覇を達成しました。

各試合の詳細は以下の通りです。

1部

予選リーグ1回戦

旭化成 5-0 大阪体育大学
垣田 一本
(巴 投)
名嘉
河添 一本
(腕拉十字固)
三好
大鋸 一本
(大外刈)
齋藤
高井 一本
(袈裟固)
鳥井
増渕 一本
(内 股)
森垣

予選リーグ2回戦

旭化成 不戦勝 島根県警察

決勝トーナメント1回戦

旭化成 5-0 鹿屋体育大学
垣田 一本
(横四方固)
勝見
河添 一本
(袈裟固)
岩城
大鋸 一本
(払 腰)
松本
高井 一本
(小外掛)
藤本
増渕 一本
(内 股)
後藤

準決勝戦

旭化成 3-0 東レ滋賀
垣田 引き分け 黒澤
河添 引き分け 青木
大鋸 一本
(上四方固)
高井 一本
(内 股)
河井
増渕 一本
(縦四方固)
田村

1部の準決勝戦は、東レ滋賀との対戦。

先鋒戦、早い組手からの攻撃を課題にしている垣田は開始から積極的な組手で、相手が後手に回る展開になり指導1を奪うも引き分け。

次鋒は今大会好調の河添が開始から先に仕掛け、得意の寝技で攻めるが、決めきることが出来ず、引き分け。

中堅の主将・大鋸は課題である早い技の仕掛けで相手にプレッシャーをかける。攻められて不利な体勢から技を出す相手を冷静に潰し、寝技の得意パターンで抑え込み、一本勝ち。

副将の高井は開始早々の内股で豪快な一本勝ち。

大将の増渕は一矢報いようとする相手の激しい動きを冷静に見極めて寝技のチャンスを逃さず、縦四方固で一本勝ち。

決勝戦

旭化成 3-1 新日本製鐵
垣田 優勢
(有 効)
小林
谷口 引き分け 川端
大鋸 一本
(払 腰)
小野
高井 一本
(大外返)
中鉢
増渕 優勢
(指導2)
松宮

決勝戦は若手中心のメンバー編成の新日本製鐵と対戦。

先鋒の垣田は、フェイントからの小外で攻め、相手にプレッシャーをかけるが守りが堅く、ポイントを奪えない。終盤、釣手を突き上げながらの足払に行くも燕返しで切り返され、微妙な倒れ方ではあったが、有効を奪われる。その後も取り返そうと前に出るが時間切れで、優勢負けを喫する。

次鋒は組手の技術向上が著しい谷口が登場。約20kgの体重差がある相手に対し、攻め入る隙を与えない。左右の背負投で、プレッシャーをかけ、指導1を奪う。その後も休む暇なく攻めるも時間切れとなり、引き分けとなる。

中堅、大鋸は開始早々、相手に対し大外刈でプレッシャーをかける。相手が警戒し、頭を下げた所を払腰に切り替えて、技有を奪う。その後も大鋸が一方的に攻め続け指導1を奪う。後のない相手は強引に前に出てくるところを、大鋸は機を逃さず払腰に切り返せば、相手は大きく倒れ、一本勝ち。

副将の高井は、開始早々大外刈で技有を奪うと、その後も動く相手に対ししっかりと組みとめ、プレッシャーをかける。相手は不利な体勢ながらも大外刈をかけてくるも高井の状態は崩れず、大外返で相手を投げ、一本勝ち。

大将の増渕は開始から背負投を見せるなど、速い攻めで相手を切り崩しに掛かる。返し技を狙っている相手に対し足技をうまく使いながら指導1を奪う。その後も増渕は攻撃の手を緩めず、試合終盤に指導1を重ね、優勢勝ち。1部は2年ぶりの優勝を果たした。

2部

予選リーグ1回戦

旭化成 4-1 出雲柔道連盟道
海老 一本
(合 技)
宮田
千葉 一本
(大内刈)
藤原
  不戦敗
野田 一本
(背負投)
川崎・ウィリアムヒロシ
出口 不戦勝  

予選リーグ2回戦

旭化成 4-1 広島国際大学B
海老 一本
(肩 固)
大石
千葉 一本
(小外掛)
伊芸
  不戦敗 岡田
野田 一本
(腕がらみ)
中條
出口 一本
(横四方固)
荒瀧

決勝トーナメント2回戦

旭化成 3-1 福岡大学B
海老 引き分け 松下
千葉 一本
(送襟絞)
久保田
  不戦敗 吉森
野田 一本
(縦四方固)
出口 一本
(大外返)
渕野

決勝トーナメント3回戦

旭化成 4-1 日本文理大学A
海老 一本
(背負投)
東井上
千葉 一本
(大外刈)
久間
  不戦敗 西岡
野田 優勢
(技 有)
岩藤
出口 優勢
(有 効)
兒玉

準決勝戦

旭化成 4-1 鹿屋体育大学
海老 一本
(背負投)
金子
千葉 一本
(背負投)
下田
  不戦敗 木村
野田 一本
(大外刈)
山本
出口 一本
(払 腰)
西内

準決勝戦、日本文理大学との対戦。先鋒戦、今春入社予定の海老は落ち着いた出だしから、自分の組手になると、電光石火の背負投を決め、一本勝ち。

次鋒戦、千葉は早い組手から攻めのリズムを作り狙い澄ました背負投で一本を奪い、リードする。

中堅戦は段数制限の為、出場できず不戦敗。

副将戦は野田が力強い組手から、ケンカ四つへ課題としている大外刈を決め一本勝ち。

大将戦の出口は気迫を前面に出した柔道を見せ、相手が防御姿勢になる所を見逃さず、払腰で一本勝ちを奪う。

決勝戦

旭化成 4-1 福岡大学A
海老 一本
(背負投)
高橋
千葉 一本
(合 技)
七戸(虎)
  不戦敗 水田
野田 一本
(体 落)
松井
出口 優勢
(有 効)

決勝戦は福岡大学Aとの対戦。先鋒の海老は左右の背負いを見せ、相手に攻撃の隙を与えない。相手が堪える様に棒立ちになった所を、潜り込んでの背負投で一本勝ち。チームの流れを引き寄せる。

次鋒戦、千葉は身長差のある相手に、素早い動きで的を絞らせない。中盤に相手が中途半端な内股を掛けてきたところを逃さず、小外掛で返し技有を奪う。

終盤、千葉の組手の圧力になかなか組めない相手は後ろに下がり始めると、そのチャンスを逃さず小外掛で倒すと技有となり、合技で一本勝ち。

中堅戦は出場していない為、不戦敗。

副将戦は野田が身長差のある相手に対し、十分な組手になった所を狙い澄ました体落で、見事な一本勝ち。3連覇となる優勝を決めた。

大将戦、華を添えたい出口は開始から猛然と攻め立てる。序盤、相手が崩れた所を習得しつつある寝技の得意パターンで抑え込むが逃げられる。中盤には相手の内股を返して有効を奪う。その後も攻撃の手を緩めず指導を重ねるが、試合終了。優勢勝ちを収め、大差の勝利とした。

2部は見事、3連覇を達成し、通算16回目となる優勝を決めた。

最終結果

一般1部

優勝 旭化成
2位 新日本製鐵
3位 東レ滋賀
3位 名城大学

一般2部

優勝 旭化成
2位 福岡大学A
3位 鹿屋体育大学
3位 名城大学

齋藤監督のコメント

この平和カップで大会前に選手と話したことは日々の練習で取り組んできたことを試合でやりきろうと言う事でした。

結果は1部2部共に優勝でしたが、私はそれ以上に内容が良かったこと(選手が課題を意識し試合の中で試行、修正をしていた事)に手応えを感じました。ただ手放しで喜べる訳ではありません。良かった内容にも修正点や強化できる事があるからです。またそこを鍛えていかないと他の強豪チームに勝つことが出来ません。

5月8日には尼崎市記念体育館に於いて13連覇のかかる西日本実業団体対抗大会があり、5月29日にはチーム最大の目標であり4年ぶりの優勝を目指す全日本実業団団体対抗大会が愛媛県武道館で開催されます。

この目標とする大会で勝ち上がるためにも日々研鑽してまいります。

今後とも柔道部の活動に対しご理解、ご声援を宜しくお願い致します。

大鋸主将のコメント

日頃よりご声援頂きありがとうございます。

また、大会当日わざわざ応援に駆けつけて下さった皆様ありがとうございました。多大なご声援のお陰で本年最初の団体戦において1部、2部ともに優勝することが出来ました。この勢いに乗り5月に行われます西日本実業団・全日本実業団の両団体戦においても優勝出来るよう日々稽古に励んで行きたいと思います。

皆様からの熱い声援が、私たちの力になりますのでこれからもご声援の程、宜しくお願い致します。

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