平成23年全日本柔道選手権大会

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高井が2010世界選手権優勝者を下し、見事3位入賞!

4月29日(祝・金)に東京都・日本武道館に於きまして、平成23年全日本柔道選手権大会が行われ、当部より増渕、高井、西潟の3選手が出場しました。

高井が2010東京世界選手権無差別級優勝者と3位の選手に勝利し、見事3位に入賞しました。

詳しい内容と最終結果は以下の通りです。

1回戦

高井 一本
(合技)
六車
(四国・香川県警察)

2回戦

増渕 優勢
(指導3)
本郷
(近畿・フォーリーフジャパン)
西潟 一本
(合技)
遠藤
(北海道・北海道県警察)
高井 優勢
(判定3-0)
上川
(推薦・明治大学)

2回戦が初戦となる増渕は先日行われた全日本選抜体重別大会100kg級2位の本郷選手と対戦。開始から、お互いに組手にこだわり、静かな立ち上がりとなる。相手の組手の厳しさからなかなか自分の組手になれない増渕に指導が与えられると、反撃に組み際の技で攻める増渕だが、すっぽ抜けた技となりかけ逃げの指導を与えられる。その後も組手にこだわり攻め数が少ない増渕に指導が与えられ、反撃するも試合終了。指導3で優勢負けを喫した。

西潟は北海道地区代表の遠藤選手と対戦。パワーのある相手とがっぷり四つに組み合う西潟はしっかりと自分の間合いを取り、相手の技を捌く。返し技を狙う相手がしびれを切らし、強引な体勢から大外刈を仕掛けるも西潟は受け止めて小外刈で返し、技有を奪う。その後も、自分の間合いを取り相手の技を捌きながら足技を見せる。相手が再度、大外刈を仕掛けてきた所を逃さず返し、技有。合せ技で一本勝ち。

高井は2010東京世界選手権無差別級優勝の上川選手と対戦。高井は序盤に指導を取られるも、落ち着いた試合運びで、前に出る柔道で攻め続けると、残り1分51秒に小外刈で腹ばいにさせる。さらに残り1分23秒、大内刈で大きく崩し、相手に指導を与える。最後まで攻撃の手を緩めない高井は残り24秒、内股を掛け相手の反撃の手を与えず、試合終了。旗判定になるも高井に3本揃い、優勢勝ちを収める。

3回戦

西潟 優勢
(有効)
高木
(東京・東海大学)
高井 優勢
(指導2)
新井
(関東・埼玉県警察)

3回戦、西潟は2011パリ世界選手権の出場が決まっている高木選手と対戦。序盤から手足の長さを利用した戦い方で有利に試合を進める西潟は積極的な攻めを見せ、相手に攻撃の糸口を与えさせない。残り1分40秒に相手に指導を与える。西潟は組手で相手の技を捌くが、消極的に見られたのか残り20秒で指導を受け、直後に技を仕掛けようと前に出た所を背負投に合わされ、有効を奪われる。取り返そうと前に出て攻めるが試合終了。優勢負けを喫した。

高井は関東地区代表の新井選手と対戦。重量級ながら細かい組手さばきの相手に攻めあぐねるも先手を取る攻めで、序盤と中盤にそれぞれ相手に指導を与え、リードを奪うと、実力差を見せるような安定した試合運びで試合終了。優勢勝ちを収める。

準々決勝戦

高井 優勢
(有効)
立山
(推薦・日本中央競馬会)

高井は、2010東京世界選手権無差別級3位の立山選手と対戦。今大会、前に出る柔道を心掛けている高井は身長差10cmの相手にもかかわらず、がっぷり四つに組み合い前に出る。相手の技を捌く高井は残り3分37秒に組手の一瞬の隙をついて払巻込を掛け有効を奪う。その後も相手に組手で圧力をかけ、相手の反撃を捌く高井だが、技数で劣り指導を受けるも試合終了。優勢勝ちで準決勝戦進出。

準決勝戦

高井 一本
(内股)
穴井
(推薦・天理大学職員)

高井は2010東京世界選手権100kg級優勝者の穴井選手と対戦。厳しい戦いが続く中、序盤に指導を受けるが、その後は立て直し、前に出る姿勢を崩さず得意の大外刈、内股と積極的な攻めを見せる。相手も高井の技に大きく崩され、攻めあぐねる形となる。しかし、残り2分55秒、相手が組手の一瞬の隙を突き内股を掛けると、高井は相手に上手くコントロールされ背中をつけられ一本を奪われる。しかし、2010東京世界選手権のメダリスト達と対戦した中で勝ちを結びつけるなど、団体戦シーズンに向け、大きな収穫を見せた。

高井選手のコメント

応援ありがとうございました。今回も自分の最高記録を更新することが出来ず悔しい思いでいっぱいです。1回戦から厳しい試合が続いたのですが、今の自分の力はこれが限界かもしれません。これからも斎藤監督の下で厳しく指導していただき自分の記録を塗り替えられるように努力していきたいと思います。

最終結果

優勝 鈴木 桂治(東京・国士舘大学教員)
2位 穴井 隆将(推薦・天理大学職員)
3位 高井 洋平(九州・旭化成)
3位 本郷 光道(近畿・フォーリーフジャパン)
5位 西山 大希(関東・筑波大学)
5位 七戸 龍 (九州・九州電力)
5位 高木 海帆(東京・東海大学)
5位 立山 広喜(推薦・日本中央競馬会)

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