第51回西日本実業柔道団体対抗大会

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1部 旭化成13連覇達成!!
決勝は6年ぶりのA・Bの当部対決!

5月8日(日)兵庫県・ベイコム総合体育館に於いて西日本実業団体対抗大会が行われ、当部より、1部にA・Bの2チームが出場しました。

両チームとも勝ち上がり、6年ぶりとなる当部同士の決勝戦となり、Bチームが内容差で勝ち、当部の連覇記録を13連覇としました。

なお、大会最優秀選手賞となる、銅金賞に当部より木村、1部の優秀選手に大鋸と出口が選出されました。

詳細は以下の通りです。

1部

1回戦

旭化成A 5-0 日本エースサポート
西潟 一本
(横四方固)
窪田
大鋸 一本
(払腰)
合田
谷口 一本
(体落)
川本
増渕 一本
(内股)
中島
垣田 一本
(合技)
三浦
旭化成B 4-0 九州電力
野田 優勢
(指導2)
木村 一本
(払巻込)
近藤
出口 一本
(内股)
山本
田中 一本
(十字絞)
七戸
西田 引き分け 川波

準決勝戦

旭化成A ①-1
(代表勝ち)
新日本製鐵
大鋸 引き分け 齋藤
垣田 引き分け 川端
増渕 引き分け 吉永
塘内 一本
(縦四方固)
森田
西潟 一本
(横四方固)
武田
代表戦
大鋸 一本
(払腰)
齋藤

旭化成Aはライバル新日本製鐵と対戦。先鋒の大鋸は組手争いの中、払腰で攻める。相手は組み際の大外刈で応戦。両者の攻防が続くも決定的なポイントが無いまま試合終了。引き分けに終わる。

次鋒の垣田は先に攻める形を作るも、得意の背負投が中途半端な形となり、相手に捌かれてしまう。両者の攻防が続くも試合終了。引き分けとなる。

中堅の増渕は内股、大内刈と攻め、ペースを掴もうとし、相手はしぶとく増渕の攻めを耐えながら背負投を仕掛けてくる展開が続くも引き分け。

副将の塘内は身長差13cm、体重差50kgとなる巨漢の相手と対戦。抜群の組手の上手さを見せる塘内は相手の技を巧みに捌き背負投、小内刈と攻める。試合が動いたのは2分54秒、塘内が小内刈を掛けると相手は足払で切り返し有効を奪われる。そのまま寝技の攻防になり、一瞬の隙を突かれ、縦四方固に抑え込まれ一本負けを喫する。

後のない大将の西潟は相手に対し先に組んで得意の払腰を出したいところだが、相手の組手の厳しさになかなか組ませてもらえない。1分22秒、前に出続けて相手にプレッシャーをかけ続けると相手はその勢いを利用して背負投に入り有効を奪われる。しかし、その後、相手の気の緩んだところに、練習で取り組んでいる寝技の攻防を活かし横四方固に抑え込んで、逆転の一本勝ちを収め、代表戦に繋げる。

代表戦、主将の大鋸が登場。相手は先鋒戦同様、齋藤選手が登場。試合開始から大鋸は奥襟を掴み、何度かフェイントを入れて相手の腰が下がった所を逃さず、思い切り良く払腰に行けば相手を大きく中に舞わせ、一本勝ち。電光石火の試合でライバル新日本製鐵を下す。

旭化成B 3-0 ダイコロ
田中 一本
(巴投)
佐々田
野田 引き分け 稲葉
西田 一本
(反則勝)
吉薗
出口 引き分け 谷本
木村 一本
(大外刈)
合田

Bチームは円陣を組み、気合を入れる。先鋒の田中は、チームの気合そのままに積極的な試合を見せる。開始より、隅返や巴投で先に攻めると1分35秒に相手に指導を与え、続く、2分15秒に得意の巴投で相手を上手くコントロールし一本勝ちを奪う。

次鋒の野田は開始すぐに相手が腹ばいになった所を返し抑え込むが、12秒で解け、ポイントにならない。その後、前に出て攻め相手に2分34秒、指導を与えるも試合終了。引き分けとなる。

中堅は西田。小柄な相手に対し、組手でプレッシャーを掛け、巧みに指導を奪う。3分9秒に4つ目となる指導を相手に与え、反則勝ちとなる。

副将は出口。開始から前に出て内股、大外刈と攻める。1分19秒に指導を奪い、その後も攻防が続くが試合終了。引き分けとなる。

大将の木村は前に出て、相手にプレッシャーをかけると相手は防戦一方となる。2分12秒、3分4秒と指導を重ね、3分10秒に相手の下がった所に合わせて大外刈を掛けると相手は背中から倒れ一本。Bチームの決勝進出を決める。

決勝戦

旭化成A 2-②
(内容勝ち)
旭化成B
増渕 一本
(小外掛)
出口
垣田 優勢
(技有)
野田
谷口 一本
(内股)
木村
西潟 引き分け 西田
大鋸 一本
(棄権)
海老

6年ぶりの旭化成同士の決勝戦。先鋒戦は、しっかり組みたい増渕と前に出て圧力をかける出口の対戦。2分30秒、増渕が内股を掛けると出口が小外掛で返し一本。出口の一本勝ち。

次鋒戦は垣田と野田の対戦。45秒に野田が前に出た所を垣田が巴投を掛け、技有を奪う。その後、野田の攻め数が勝り、3分22秒に指導を奪うが垣田が逃げ切り、垣田の優勢勝ち。

中堅戦は谷口と木村の対戦。半身になり組ませないようにする谷口、体格を活かし2つ持ち前に出ようとする木村。1分4秒、谷口に指導。3分34秒に木村が奥襟を掴み連続で技を出し場外際に追い詰め、内股で一本を奪い、木村の一本勝ち。

副将戦、西潟、西田の両者が互いに攻めあうもポイントがないまま試合終了。引き分け。

大将戦。大鋸と新人の海老が対戦。両者、指導を一つずつ奪う。2分30秒に海老が背負投をかけると、大鋸はそれを潰して小外掛けで返すと技有。そのまま縦四方固に抑え込むと、痛めていた足首を捻ってしまった海老は参ったをして棄権。大鋸の一本勝ち。

2対2の内容差でBチームが勝利し、旭化成の連覇記録を13連覇とした。

最終結果

1部

優勝 旭化成B
2位 旭化成A
3位 新日本製鐵
3位 ダイコロ

2部

優勝 奈良少年刑務所
2位 大阪刑務所
3位 近畿通関
3位 日経サービス

3部

優勝 新日本製鐵
2位 関西医療学園A
3位 九電工A
3位 光仁会病院

女子

優勝 日本エースサポートA
2位 十全会 回生病院
3位 樽谷塾
3位 日本生命

個人賞

銅金賞(男子最優秀賞) 木村 純(旭化成B)
岡林賞(女子最優秀賞) 石川 笑美子(日本エースサポートA)
米澤賞(2部最優秀賞) 諸見里 真経(奈良少年刑務所)
松本賞(男子新人賞) 川原 良太(日経サービス)
松本賞(女子新人賞) 佐伯 友美(十全会・回生病院)

各部優秀選手

1部 出口 雄樹(旭化成B)
大鋸 新(旭化成A)
森田 祥一(新日本製鐵)
2部 船津 正貴(奈良少年刑務所)
井出 保宏(大阪刑務所)
砂原 芳徹(近畿通関)
3部 小野 勇輝(新日本製鐵)
杉本 尚駿(関西医療学園A)
本村 健太(光仁病院)
女子 新田 沙也加(日本エースサポート)
笹原 夏奈(十全会・回生病院)
湧川 のな(日本生命)

最優秀賞・木村選手のコメント

いつも暖かいご声援をありがとうございます。

今回この賞が取れたのもBチームのチームワークがあったからだと思います。全実ではどのチームとも実力は変わらないと思うので、チームワークで団体日本一を目指して頑張ります。

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