12月13日に行われた第5回東アジア競技大会ハーフマラソンで、見事金メダルを獲得した大西智也からコメントが入りましたので紹介します。

＜大西選手のコメント＞

今回、香港で行われた東アジア競技大会のハーフマラソンに出場させていただきました。
今までジュニアや学生のみの国際大会には出場したことがありましたが、年齢に制限がない国際大会に出場するのは初めてでした。
レースに臨むにあたって緊張はありましたが、夏合宿から秋のシーズンにかけて故障なく練習できていましたし、試合でもその時その時の状態での力は出しきれていたと思うので楽しみでもありました。

当日、気温は20℃前後でしたが、湿度が高かったので暑く感じました。
スタートしてすぐに牽制しあい、スローペースになりました。
でも今回はタイムよりも順位が大事だと思ったし、自分は前半に無駄な力を使いたくなかったので集団の真ん中辺りでレースを進めました。
15km過ぎに台湾の選手がスパートをかけ、先頭争いは3人になり、ラスト2kmで自分がスパートをかけたら、北朝鮮の選手と2人になりました。

前回、ユニバーシアードではラストの100mで競り負けてしまったので、今回はその時の反省を活かし、競技場に入りラストの100mまで足を使わないようにして、力をためました。
その結果、最後は競り勝つことができ、同タイムでしたが金メダルをとることができました。
今回は勝ちにこだわったレースをしようと、試合前から決めていたので、無事勝ててホッとしました。

今回のようなレース展開は、今まであまりなかったので、いい経験になりました。
この経験はこれからに活かしていきたいと思います。
次はいよいよニューイヤー駅伝なので、このままの調子で当日にピークがくるように調整していきたいと思います。

大西智也