第59回九州一周駅伝

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2010年10月29日〜11月7日/九州各県

 

 

 

【第1日目】 10月29日/長崎〜佐世保

 

区間賞6個で圧勝!

(1日目)荒川丈弘   (1日目)岩井勇輝   (1日目)丸山文裕   (1日目)堀端宏行

第59回九州一周駅伝1日目が29日に長崎平和記念公園をスタート、佐世保市役所前までの7区間95.2kmで行われました。

気温が17度とまずまずでしたが、台風の影響からか、強い向い風のコンディションになりました。

1区の深津卓也は、ラスト2.5kmで一気にスパートして、2位の沖縄県に16秒の差を付けて、トップで2区の荒川丈弘にタスキを渡しました。

荒川は向かい風の中を、3.5kmで福岡県の三津谷選手(トヨタ九州)と、長崎県の吉井選手(SUMCO)に追い付かれました。三津谷選手が8.5kmでスパートすると、荒川が離れかかりヒヤッとしましが、我慢して2人に付きました。ラスト勝負で三津谷選手に競り負け、1秒差の2位で岩井勇輝に中継しました。

岩井は冷静に走り、7秒を一気に詰めて来た藤山選手(SUMCO)を1回目のスパートで振り切り、2回目のスパートで黒木選手(安川電機)も離し、独走になりました。

陽射しが強くなり、気温も上昇した後半で、4区の丸山文裕、5区の佐藤智之、6区の佐々木悟、7区の堀端宏行が連続区間賞で、2位の長崎県に5分31秒差を付けてゴールしました。

特に佐々木は、区間2位に2分27秒差を付ける快走でした。

 

1日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 長崎〜東長崎 15.1 深津卓也 45分13秒 1  
2 東長崎〜諫早 17.7 荒川丈弘 55分21秒 3  
3 諫早〜大村 14.0 岩井勇輝 41分35秒 1  
4 大村〜千綿 12.8 丸山文裕 39分28秒 1  
5 千綿〜川棚 11.0 佐藤智之 32分34秒 1  
6 川棚〜早岐 13.2 佐々木悟 39分39秒 1  
7 早岐〜佐世保 11.4 堀端宏行 34分24秒 1  

 

選手のコメント

<深津選手のコメント>
 

今回、初めての九州一周という事で緊張していましたが、レースが進むにつれて、自分のペースに持ち込むことができました。
結果的に、考えていた通りの試合になったと思います。
上々の出だしとなったので、今日の勢いのまま、2回、3回目とつなげて行きたいと思います。

 
<佐々木選手のコメント>
 

初日の6区を走りました。
中間点過ぎまではイメージ通り走れましたが、最後の3kmは向かい風が強く、ペースダウンしてしまいました。
今季初の駅伝でしたが、いいイメージで走れたので、次のレースでも、練習通りの力を発揮出来るようにして行きます。

 

 

【第2日目】 10月30日/佐世保〜佐賀

 

2日連続日間首位!

(2日目)森賢太   (2日目)足立知弥   (2日目)渡辺史侑   (2日目)小島忠幸

九州一周駅伝2日目は佐世保から佐賀県庁前までの6区間73.9kmで行われました。

体調が戻りきってない大野龍二が、最短距離の1区に起用されました。
福岡県の新人、西選手(九電工)と2人で飛び出しました。
しかし、大野は6kmで遅れると、その後失速してしまい、福岡県から59秒差の区間6位と出遅れました。

2区の森賢大は冷静に走り、ごぼう抜きで、最後は福岡県も交わしてトップに立ち、駅伝の醍醐味を見せてくれました。

2位福岡県の4秒前でタスキを受けた幸田高明は、10km近くまで並走した後、スパートして、50m程前に出ました。
しかし、最後追い付かれ、先頭タイで4区の足立知弥に中継しました。

足立はスタートからオーバーペース気味に飛ばして、2kmで福岡県を振り切り徐々に差を広げて行きました。
福岡県との差を1分15秒に広げ、トップで5区の渡辺史侑にタスキを託しました。

渡辺は中盤やや伸びずに、福岡県に18秒詰められ、アンカーの小島忠幸に、57秒の貯金で中継しました。

小島はベテランらしい走りで冷静に走り抜き、若干詰められましたが、2日連続の日間首位でゴールテープを切りました。

区間賞は森と足立が獲得しました。

 

2日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 佐世保〜早岐 9.4 大野龍二 29分25秒 6  
2 早岐〜有田 12.2 森賢太 37分29秒 1  
3 有田〜武雄 15.3 幸田高明 45分40秒 2  
4 武雄〜肥前山口 14.2 足立知弥 42分53秒 1  
5 肥前山口〜小城 11.3 渡辺史侑 34分50秒 2  
6 小城〜佐賀 11.5 小島忠幸 35分56秒 3  

 

選手のコメント

<足立選手のコメント>
 

今回は2日目の4区を走らせて頂きました。
とにかく小島さんの負担を軽くするためには1分以上は必要だと思い走りました。
体調を上げていき、次もしっかり走れるように頑張ります。

 
<森選手のコメント>
 

今日は、予定より後ろでタスキをもらいましたが、落ち着いて、しっかりと自分の走りが出来たと思います。
しかし、次の区間の幸田さんにもう少し福岡を離して渡したかったのですが、離しきる事が出来なかったのが課題だと思います。
まだまだ九州一周は始まったばかりなので、しっかりと身体のケアをして行って、残りの出走区間ももしっかりと走りたいと思います。

 

 

【第3日目】 10月31日/佐賀〜熊本

 

アンカー清水が大逆転の快走!

(3日目)佐藤智之   (3日目)瀬戸口賢一郎   (3日目)清水将也    

九州一周駅伝3日目は31日に佐賀県庁前から西日本新聞社熊本総局までの8区間117.8kmで行われました。

1区の白石賢一がスタートから先頭に立ち早々と独走体勢に入り、区間新で2区の東野賢治にタスキを渡しました。

東野はマイペースで走り抜き初出走を区間賞で飾りました。

3区の一般ランナー横山慶尚(旭化成延岡)は1分29秒の貯金をもらってスタートしましたが、6.5kmで追い付かれてしまいました。
最後まで粘りましたが、福岡県の小西選手(トヨタ九州)から59秒離されて4区の大西智也に中継しました。

大西は3.5kmで20秒詰めましたが、それからが伸びず中継では38秒のままで堀端宏行が走り出しました。

堀端は前半で10秒差を縮めましたが、後半失速してしまい佐藤智之へ福岡県から1分26秒離され中盤しました。

6区の佐藤は陽射しの強い中をアップダウンが続く20.2kmをマイペースで走り、福岡県との差を徐々に詰めました。しかし、最後に差し込みが来て追いきれずに24秒差の2位で瀬戸口賢一郎へ中継しました。

瀬戸口は苦しみながら6秒詰めて区間賞を獲得し、18秒差でアンカーの清水将也へ逆転を託しました。

補欠の補欠から繰り上がった清水は、快調に飛ばし、4kmで福岡県に追い付くと2km並走しました。
相手の様子を見てロングスパートを掛けると一気に離れ、独走になりました。

清水は3日連続の日間首位でゴールテープを切りました。

 

(3日目)清水将也   (3日目)清水将也        

 

3日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 佐賀〜吉野ヶ里 13.4 白石賢一 39分22秒 1 区間新
2 吉野ヶ里〜鳥栖 11.7 東野賢治 35分55秒 1  
3 鳥栖〜久留米 10.4 横山慶尚
(旭化成延岡)
33分02秒 5  
4 久留米〜船小屋 15.3 大西智也 43分55秒 1 区間新
5 船小屋〜大牟田 20.0 堀端宏行 61分17秒 3  
6 大牟田〜玉名 20.2 佐藤智之 61分21秒 1  
7 玉名〜植木 14.4 瀬戸口賢一郎 44分10秒 1  
8 植木〜熊本 12.4 清水将也 37分51秒 1  

 

選手のコメント

<佐藤選手のコメント>
  佐藤智之

今回の九州一周駅伝では2回出走しました。
1回目は短い距離、2回目は長い距離でしたが、2回とも区間賞を獲得することができました。
1回目は若干力んでしまい、動きがギクシャクしてしまいました。
2回目はアジア大会を想定しての区間でしたが、1回目よりも動きは良く、前半はいい感じで走れました。
後半もう少しという走りになってしまいましたが、今回の九州一周駅伝はまずまずの走りではなかったかと思っています。
アジア大会まで1ヵ月を切りました。
これから体調を上げていき、自信をもってスタートに立てる状況を作っていきます。
応援よろしくお願いします。

 
<清水選手のコメント>
  清水将也

「お前、今日、これで勝ったらヒーローだぞ!」
監督の一言で、全てが吹き飛び、火が付きました。
今季、私は長期故障で、練習を初めたのも9月でした。
メンバー入り出来たのも、故障してしまった選手の代わりに入る状態でした。
走れなくなってしまった仲間の為にも、区間賞を取りたいという気持ちが高まっていました。
今回、区間賞をとって日間首位を獲ることが、出来、大変嬉しかったです!
気持ちを引き締めて、次に繋げたいと思います。

 
<白石選手のコメント>
 

3日目1区が今年の初出走でした。
レース前の一週間くらいはちょっと疲れが出て、体が重く感じていましたが前日の練習から良くなってきたと感じていました。
レースは1kmくらいでペースが落ち着いたので、区間記録を狙う為に前に出て、積極的に行きました。
記録は出すことが出来ましたが、ラストで切り替えが出来なかったので次の課題にします。

 
<大西選手のコメント>
 

九州一周駅伝3日目の4区を走らせていただきました。
先頭と58秒差でたすきをもらったので自分の区間で逆転を狙い、最初から積極的にいきました。
しかし5km過ぎから身体が思うように動かなくなり、なかなか前との差が縮まりませんでした。
なんとか区間賞は取れたのですが納得のいく走りとは程遠かったです。
九州一周駅伝はまだまだ続くのでこの後少しでも調子を上げれるようにしていきたいと思います。

 

 

【第4日目】 11月1日/熊本〜水俣

 

2日連続のアンカー逆転首位!

(4日目)深津卓也→幸田高明   (4日目)幸田高明→佐々木悟   (4日目)幸田高明   (4日目)佐々木悟

九州一周駅伝4日目は11月1日に熊本から水俣駅前までの7区間95.4kmで行われました。

1区の荒川丈弘はスタートから先頭に立ってレースを引っ張りました。しかし、後続の選手と何回か接触してバランスを崩し、脚に痙攣を起こして立ち止まってしまいました。屈伸をして再び走り出しましたが3〜4回止まりかけなから何とか2区の岩井勇輝に3位でタスキを繋ぎました。

岩井は6kmで福岡県を抜き去り3区の米倉選手(宮崎市役所)へ50秒差のトップで中継点に入りました。

米倉選手はゴール直前で福岡県に抜かれ、4秒差の2位後退しました。

4区の脇田選手(都城自衛隊)は福岡県の三津谷選手(トヨタ九州)に2分4秒負けましたが、マイペースで走り抜き繋ぎ役を果たしました。

2分8秒前の見えない福岡県を深津卓也が猛追し、6区の幸田高明に中継する時には、50秒差まで追い上げる区間新記録の走りでした。

幸田は前半もたつき21秒離されましたが、後半はタイで走り1分11秒差でアンカーの佐々木悟へタスキを渡しました。

佐々木は冷静にマイペースで走り、福岡県の平野選手(安川電機)を10km過ぎに追い付き、しばらく並走した後に振り切り4日連続の日間首位でゴールしました。佐々木は区間新記録の走りでした。

 

4日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 熊本〜宇土 15.1 荒川丈弘 45分28秒 3  
2 宇土〜竜北西 14.3 岩井勇輝 42分41秒 1  
3 竜北西〜八代 11.2 米倉伸一
(宮崎市役所)
34分47秒 5  
4 八代〜日奈久 9.6 樋口亨
(都城自衛隊)
29分26秒 3  
5 日奈久〜田浦 13.8 深津卓也 40分38秒 1 区間新
6 田浦〜湯浦 14.4 幸田高明 43分23秒 2  
7 湯浦〜水俣 17.0 佐々木悟 50分38秒 1 区間新

 

選手のコメント

<岩井選手のコメント>
  岩井勇輝

駅伝にはアクシデントが付き物ですので、1区のブレーキということも決して頭に無かったわけではありませんでした。
思った以上に先頭との差は開いていましたが、自分の役目は2位に大きく差を付けて次につなぐことだったので、出来るだけ早く追いつこうと一気に飛び出しました。
結果、先頭でタスキを渡すことは出来ましたが、後半思うように体を動かせず、大きな差を付けることは出来ませんでした。
この4日目の勝利は3、4区を走った一般選手と深津、佐々木の力走によるものです。
彼らに感謝しています。

 
<佐々木選手のコメント>
  佐々木悟

大会四日目のアンカーを走りました。
距離が長いので最初からガンガンいくのではなく、落ち着いて入って様子を見ながら走りました。
そして、コースの起伏を上手く使って走ることが出来たのが区間新記録につながったと思います。
しっかりと体調を整えていきます。

 

 

【第5日目】 11月2日/水俣〜鹿児島

 

4区河添、5区丸山で福岡県を突き放す!

(5日目)足立知弥 (5日目)小島忠幸 (5日目)河添俊司  
 
(5日目)丸山文裕 (5日目)渡辺史侑    

九州一周駅伝5日目は2日に水俣から鹿児島市役所前までの7区間118.3kmで行われました。

1区の白石賢一はスタートから飛び出すと、後続を引き離して独走。2位福岡県に1分31秒の差を付けました。

2区の足立知弥の動きが鈍く、長崎県の吉井選手(SUMCO)に追い込まれて区間2位でした。

3区の小島忠幸も走りは重く、長崎県と福岡県に追い込まれ最後の粘りで、辛うじて首位を守りました。

4区の河添俊司は6秒差の長崎県を徐々に引き離して独走体勢を築き、5区の丸山文裕へタスキを渡しました。

丸山も自分のペースを守り、更に差を広げる力強い走りでした。

6区渡辺史侑と7区森賢大は区間2位の走りで若干差を詰められましたが、2位福岡県に2分15秒の差を付けて5日連続の日間首位でゴールしました。

累計で2位福岡県と16分19秒差になりました。

 

5日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 水俣〜出水 17.6 白石賢一 52分54秒 1  
2 出水〜阿久根 19.6 足立知弥 60分46秒 2  
3 阿久根〜西方 12.8 小島忠幸 39分56秒 4  
4 西方〜薩摩川内 16.5 河添俊司 49分04秒 1  
5 薩摩川内〜市来 16.6 丸山文裕 49分43秒 1  
6 市来〜伊集院 16.9 渡辺史侑 53分14秒 2  
7 伊集院〜鹿児島 18.3 森賢太 54分10秒 2  

 

選手のコメント

<河添選手のコメント>
  河添俊司

今回、九州一周駅伝の5日目を走りました。
今のところ宮崎県は優勝に向けて良い流れで来ています。
これまで自分はチームに迷惑をかけてしまったので、残りも少しでも良い走りが出来たら良いなと思います。
優勝目指して頑張りますので応援宜しくお願い致します。

 
<丸山選手のコメント>
  丸山文裕

今回、2回目の出走でした。最初の1キロは少し力んでしまいましたが、その後はリズム良く走れたと思います。
次回は反省点を克服して区間賞がとれるように頑張りたいと思います。

 

 

【第6日目】 11月3日/鹿児島〜宮崎

 

地元入りを飾れず、日間3位!

(6日目)瀬戸口賢一郎 (6日目)松尾良一 (6日目)松尾良一→大野龍二 (6日目)清水将也  

九州一周駅伝6日目は、3日に鹿児島市から宮崎県庁前までの9区間、129.7kmで行われました。

1区の荒川丈弘は、ラスト4kmで脚に痙攣を起こし42秒差の2位で堀端宏行に中継しました。

堀端は前回オーバーペースで失敗した反省から、自重して押さえぎみにスタートしました。
1kmでは4秒離されましたが、2kmでタイに戻し、その後徐々に差を詰め始め、ラスト3.5kmで福岡県の中野選手(安川電機)追い付きました。
ラスト1kmでスパートし、7秒差のトップで3区の瀬戸口賢一郎へタスキを渡しました。

瀬戸口は一気に28秒差に差を広げましたが、亀割峠に入って脚が止まりました。最後は福岡県に抜かれて19秒差の2位に落ちました。

4区の松尾良一は前半頑張りましたが、ラスト4kmから伸びずに、5区の大野龍二に中継した時には1分28秒差になりました。

大野は前回のブレーキを挽回する走りで、41秒差を詰めました。

6区に起用した一般ランナーの西村選手が緊張から胃痛を起こして大ブレーキになり、4分44秒差に広がりました。

7区の幸田高明も思うように走れず、8区の清水将也にタスキが渡った時には、今大会最大差の5分22秒に開きました。

清水は福岡県を1分26秒詰める走りで区間賞を獲得しました。

最終区は一般ランナーの米倉選手が走りましたが、2位の宮崎県に付けての繰り上げスタートになりました。
米倉選手は良く粘りましたが、ラストスパートで遅れたのが響き、日間で長崎県に1秒差で敗れ3位でした。
福岡県とは5分39秒差でした。

 

(6日目)堀端宏行→瀬戸口賢一郎 (6日目)瀬戸口賢一郎→松尾良一  

 

6日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 鹿児島〜重富 17.4 荒川丈弘 55分04秒 2  
2 重富〜東国分 17.6 堀端宏行 53分03秒 1  
3 東国分〜牧野原 12.0 瀬戸口賢一郎 41分27秒 3  
4 牧野原〜通山 11.2 松尾良一 34分19秒 3  
5 通山〜都城 12.8 大野龍二 36分50秒 1  
6 都城〜高城 11.7

西村国博

(自営)

38分28秒 8  
7 高城〜四家 15.9 幸田高明 49分02秒 3  
8 四家〜高岡 16.4 清水将也 50分13秒 1  
9 高岡〜宮崎 14.7

米倉伸一

(宮崎市役所)

46分53秒 6  

 

選手のコメント

<大野選手のコメント>
 

今回、2回目の出走で前回が全く走れずにチームに迷惑をかけたので、しっかりリベンジをする為にスタートラインに立ちました。
前半からしっかり苦しみ、後半も粘る走りが出来ました。
結果区間賞をとることができ次に繋がる走りが出来ました。

 

 

【第7日目】 11月4日/宮崎〜延岡

 

全区間区間賞の完全日間首位!

(7日目)大西智也 (7日目)岩井勇輝 (7日目)白石賢一  
 
(7日目)白石賢一 (7日目)佐々木悟    

九州一周駅伝7日目は4日に宮崎県庁前から延岡市役所前までの6区間86.7kmで行われました。

1区の深津卓也はスタートから先頭に立ちました。
福岡県を8kmで振り切るとラスト5kmで1分7秒差を開けて独走で2区の大西智也に中継しました。

2区以降の大西、岩井勇輝、丸山文裕、白石賢一、佐々木悟はマイペースで走り抜き全員が区間賞を獲得する完全勝利でした。

特にアンカーの佐々木は前半に三津谷選手(トヨタ九州)に約5秒負けていましたが、後半突き放し1分14秒勝ちました。

福岡県に8分5秒差を付ける完勝でした。

 

左から深津・大西・岩井・丸山・白石・佐々木  

 

7日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 宮崎〜広瀬 13.7 深津卓也 40分26秒 1  
2 広瀬〜高鍋 14.7 大西智也 43分27秒 1  
3 高鍋〜都農 16.5 岩井勇輝 49分46秒 1  
4 都農〜幸脇 11.1 丸山文裕 34分24秒 1  
5 幸脇〜日向 10.5 白石賢一 30分48秒 1  
6 日向〜延岡 20.2 佐々木悟 60分24秒 1  

 

<監督のコメント>
  宗猛(左から2番目)

本日の延岡入りは絶対に落とせないと考えていました。
思い切りの良い走りを見せている深津を、1区に起用して波に乗る作戦でした。
それが見事に当たり、後続の選手も楽にレースを進めることが出来ました。
後3日間になり、選手の遣り繰りが大変ですが、次の駅伝に繋がる走りをさせたいと思います。

宗猛

 

(7日目)沿道からの応援の様子1 (7日目)沿道からの応援の様子2  

 

 

【第8日目】 11月5日/延岡〜大分

 

福岡県のブレーキに助けられ7回目の日間首位!

(8日目)河添俊司 (8日目)小島忠幸 (8日目)渡辺史侑  

九州一周駅伝8日目は5日に、延岡市役所前から西日本新聞大分総局までの、7区間113.3kmで行われました。

1区の大野龍二はスタートから飛び出し、独走になりました。
3位の福岡県を1分33秒離し、2区の森賢大にタスキを渡しました。

森は淡々と走りましたが、後続で競り合った福岡県の酒井選手(九電工)のラストスパートに11秒詰められ、区間2位でした。

3区の河添俊司はスタートから全く動かず、1分勝つ予定が逆に43秒詰められ39秒差で小島忠幸に中継しました。

4区の小島はジリジリと福岡県に差を詰められ、ラスト1.5kmで並ばれました。
しかし、最後粘って1秒差で首位を守りました。

5区の渡辺史侑は福岡県の井手上選手(トヨタ九州)と最後まで激しい競いを繰り広げましたが、1秒差の2位で6区の足立知弥にタスキを渡しました。

足立はスタートから飛び出し、最初の1kmを2分41秒で通過して2kmで福岡県を振り切りました。
しかし、気温が上がった上にオーバーペースが祟り、後半失速して長崎県に区間賞を取られました。

幸い福岡県も区間5位と振るわず、宮崎県はライバルとの差を広げる事が出来ました。

アンカーをまかされた瀬戸口賢一郎でしたが、故障上がり為、練習不足が響き、後半伸びませんでした。

福岡県を交わして2位でゴールした長崎県の厚地選手(SUMCO)に区間賞を奪われました。

福岡県のアンカーもブレーキになり5分04秒の差が付きました。

 

8日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 延岡〜北川 16.4 大野龍二 49分38秒 1  
2 北川〜宗太郎 13.0 森賢大 40分45秒 2  
3 宗太郎〜直川 18.0 河添俊司 55分46秒 2  
4 直川〜植松 13.5 小島忠幸 42分39秒 2  
5 植松〜川登 14.4 渡辺史侑 45分52秒 2  
6 川登〜筒井 18.5 足立知弥 57分25秒 2  
7 筒井〜大分 19.5 瀬戸口賢一郎 61分12秒 2  

 

選手のコメント

<渡辺選手のコメント>
  渡辺史侑

福岡とほぼ同時にタスキをもらい終始競り合いで、お互い決め手がなく、そのまま同時に次の走者にタスキを渡す展開でした。
今回のコースは4回目だったのでポイントは分かっていましたが、福岡を引き離すこともできず区間賞も秒差で逃し、悔しい結果になってしまいました。
しかし、チームは日間首位を獲得しましたので、自分のところで流れを途切れさせなかったのは救いです。
毎回の応援ありがとうございます。また気持ちを切り替えて頑張っていきたいと思います。

 

 

【第9日目】 11月6日/大分〜小倉

 

(9日目)堀端宏行   (9日目)清水将也   (9日目)丸山文裕

 

宮崎県、福岡県、共にブレーキ、長崎県が首位

九州一周駅伝9日目は6日に西日本新聞大分総局から西日本新聞北九州本社前までの8区間128.2kmで行われました。

1区の幸田高明がスタートから前に出ましたが、4.2kmで後続チームが追い付かれました。
福岡県が脚に痙攣を起こして最下位に落ちました。
幸田は後続を徐々に引き離して、トップで2区の東野賢治へ中継しました。
福岡県は9分3秒遅れの大ブレーキになりました。

東野はマイペースで走り、2位に上がって来た長崎県にも累計で離しました。
しかし、繰り上げの福岡県に負けて区間2位でした。
3区の樋口選手(都城自衛隊)は良く粘り、区間2位で走りました。

4区の堀端宏行は前半はまずまずの走りでしたが、後半失速して長崎県に1分23秒差を詰められ、区間4位とブレーキになりました。
5区の米倉選手(宮崎市役所)は長崎県にラスト3kmで抜かれて10秒離されました。

6区の松尾良一は1km過ぎで長崎県に追い付きましたが、2回繰り上げスタートの福岡県に追い付かれてスパートされました。
長崎県は付きましたが、松尾は離されました。
その後で失速し、大ブレーキになりました。

6区の清水に付けて繰り上げスタートしまた。
中継後直ぐに清水は単独走になりました。
気持ちで走るタイプの清水は、目標が離れ過ぎてテンションが上がらず凡走になりました。

日間累計でも福岡県に抜かれて3位になりました。

アンカーの丸山文裕も中継が繰り上げになりました。
前半は前を若干詰めましたが後半失速し、4個目の区間賞を逃がしました。
しかし、2回繰り上げをした福岡県に勝てず3位でゴールしました。

 

9日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 大分〜亀川 18.2 幸田高明 54分15秒 1  
2 亀川〜赤松 12.7 東野賢治 39分07秒 2  
3 赤松〜山香 13.0 樋口亨
(都城自衛隊)
41分05秒 2  
4 山香〜宇佐 18.0 堀端宏行 55分17秒 4  
5 宇佐〜中津 15.5 米倉伸一
(宮崎市役所)
49分13秒 3  
6 中津〜椎田 14.9 松尾良一 48分05秒 3  
7 椎田〜苅田 17.7 清水将也 55分24秒 3  
8 苅田〜小倉 18.2 丸山文裕 55分44秒 2  

 

選手のコメント

<幸田選手のコメント>
 

5年越しの想いが叶って、今回初1区を任せて頂きました。
希望をしていた分、しっかり走らなければならないプレッシャーがあり、区間賞がとれて安堵しています。
今チームに勢いがあるので、このままニューイヤー駅伝まで持続できるよう、頑張っていきます!

 

 

【第10日目】 11月7日/小倉〜福岡

 

(10日目)白石賢一   (10日目)佐々木悟   (10日目)大野龍二   (10日目)渡辺史侑

 

最終日も森と大西の連続区間賞で逃げ切り、日間首位!

九州一周駅伝最終日は西日本新聞北九州本社前から福岡市天神西日本新聞社までの7区間98.1kmで行われました。

1区の森賢大はラスト2kmでスパートして福岡県の立石選手を振り切りました。
10秒差で2区の大西智也がスタートしました。

大西は福岡県を徐々に引き離し、2分差で3区の足立知弥へタスキを渡しました。足立は疲労からか、最初から動きが悪く福岡県の渡辺選手(トヨタ九州)に1分5秒詰められました。

4区の白石賢一は、リズム良く走り福岡県との差をほぼ元に戻しました。

5区の佐々木悟は八木山の急坂を上り4回連続の区間賞を獲得しました。
今日の走りで納戸賞(MVP)に決まりました。

6区の大野龍二は佐々木からタスキを受けると、快調に山を下り、アンカーの渡辺史侑へ中継しました。

渡辺は3分47秒の貯金をもらって、福岡県の三津谷選手(トヨタ九州)に2分2秒詰められましたが、悠々と天神の西日本新聞社前にゴールしました。

納戸賞に佐々木、新人賞に深津卓也、県別敢闘賞に白石賢一と大西智也が選ばれました。

 

10日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 小倉〜八幡 15.1 森賢大 45分29秒 1  
2 八幡〜直方 16.5 大西智也 48分58秒 1  
3 直方〜田川 15.8 足立知弥 48分25秒 2  
4 田川〜飯塚 14.6 白石賢一 43分22秒 1  
5 飯塚〜八木山 10.8 佐々木悟 33分57秒 1  
6 八木山〜篠栗 10.8 大野龍二 30分39秒 1  
7 篠栗〜福岡 14.5 渡辺史侑 45分00秒 3  

 

(閉会式)集合写真   (閉会式)佐々木悟

 

選手のコメント

<納戸賞 佐々木選手のコメント>
 

今回初めて納戸賞を受賞でき大変嬉しいです。
今大会は四回出走しましたが、上手くレースとの間を使えたのと、レース後ケアをしてくれた浅野トレーナーと弓削さんのおかげで無事故障なく、そしていい状態で走りきる事ができました。
まずはしっかり疲労をとり、今大会で得たものをこれからのロードシーズンで発揮していきます。
応援ありがとうございました。

 
<新人賞 深津選手のコメント>
 

今回初めて九州一周に出させていただいたんですが、新人賞という賞を頂けて嬉しく思います。
これからもこの賞に恥じないように新人らしく直向きに精進していきたいと思います。これからもご声援宜しくお願いします。

 
<敢闘賞 白石選手のコメント>
 

6年ぶりに優勝することができました。応援ありがとうございました。
渡辺史侑がゴールした時は過去の優勝以上に嬉しかったです。
4回の出走全てで区間賞を取ることが出来ました。特に大会7日目は本当にたくさんの方に応援していただいて、そのおかげで敢闘賞を受賞することが出来たのだと思います。
これから大切な駅伝、ロードレースが控えているので日々頑張っていきます。

 
<敢闘賞 大西選手のコメント>
 

九州一周駅伝では3日目、7日目、10日目を走らせていただきました。
出走前は調子が良いとは言える状態ではなく不安もありながらの大会でした。
1回目は前半力みすぎて後半失速してしまったので、2回目と3回目は、前半抑え気味で入りました。
一定のペースで押すような走り方にして、なんとか後ろを離すことができました。
しかし1人で走るとペースが上がらず、力を出しきるまでには至りませんでした。
これから本格的に駅伝シーズンになるので、当日にピークをもっていけるように、しっかり練習・調整していきたいと思います。

 

 

 

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