ホクレン・ディスタンスチャレンジ網走大会

2017年7月13日/網走市

ホクレン・ディスタンスチャレンジ2017 第4戦網走大会が7月13日(木)に開催されました。

15時35分スタートの5000mCに関口海月が出場しました。
気温33度、湿度61%と北海道とは思えない気温の中で行われ、さらにペースメーカーがいないレースのためスローペースとなりました。
関口は、スタート直後から集団の後方でレースを進め、1000m2分50秒、2000m5分40秒で通過すると集団から離れはじめてズルズルと後退しました。
最後まで精彩を欠き、残念な結果に終わりました。

気温29度、湿度71%と若干涼しくなった16時55分スタートの5000mBはアッバイナ選手(安川電機)がペースメーカを務め、山口修平とケネス・キプケモイが出場しました。
1周目は61秒と速い入りでしたが、2周目から66秒で進みました。
ケネス・キプケモイは集団の前方で、山口は中盤からやや後方に位置取りしてレースを進めましたが、2000mで山口は遅れ、先頭はケネスを含む3人になりました。
2800mでケネス・キプケモイがスパートすると誰もつくことができず、距離が進む毎に後続との差を広げてトップでゴールしました。
山口は遅れてからペースを維持できずに苦しい走りで36位でした。

男子10000mBは17時10分スタート。
気温26度、湿度71%となり、市田宏と有村優樹が出場しました。
キンゴリ選手(SGHグループ)が1周68秒でペースメイクする予定でしたが、暑さの影響でペース設定より遅い展開となり、市田宏と有村は集団の後方でレースを進めました。
3000mを過ぎて有村は集団から遅れてしまい、5000mで途中棄権しました。
市田宏は徐々に前方に上がり、5000mは14分21秒で先頭集団で通過しましたが、6000mから遅れてしまい、その後は苦しい走りとなり17位でした。

男子5000mAは気温26度、湿度71%の中、スタートしました。
大六野秀畝が世界陸上参加標準記録突破(13分22秒60)を目指して走りました。
ペースメーカーは、マイナ選手(富士通)とケイタニー選手(トヨタ紡織)が務めました。
記録を狙うために選ばれた15人でのレースとなり、外国人選手7人と日本選手権優勝の松枝博輝選手(富士通)と2位の大六野がペースメーカーにつく展開となりました。
距離が進むにつれて徐々に遅れる選手が出始め、3200mでモゲニ選手(大分東明高校)とともに大六野が離れてしまいました。
大六野は4000mを10分55秒で通過し、モゲニ選手と最後まで激しく競り合いましたが、最後はモゲニ選手に先着をゆるし5位(日本人2位)でゴールしました。

男子10000mAには日本選手権3位の市田孝と鎧坂哲哉、村山謙太が出場しました。
そして、ロンドン世界陸上選手権の参加標準記録突破(27分45秒00)するためのペースメーカーとしてアブラハム・キプヤティチが出場しました。
ペースメーカーにピタリと大迫傑選手(Nike ORPJT)がつき、5000m通過は13分42秒。
少し遅れた市田孝の集団は13分55秒、鎧坂は14分04秒、村山謙太は14分16秒で5000mを通過しました。
その後も参加標準記録を上回るペースで行く大迫選手に徐々に差を広げられていきました。
日本人2位集団で粘っていた市田孝は終盤苦しくなり、徐々に遅れてしまい28分35秒59でのゴールとなり、世界陸上への道は閉ざされました。
世界陸上2大会連続出場を目指した大迫選手も終盤ペースダウンし、参加標準記録にわずか1秒64及びませんでした。

ホクレン・ディスタンスチャレンジ2017 第4戦網走大会成績

男子10000mA
14位 市田 孝 28分35秒59
16位 鎧坂 哲哉 28分49秒58
21位 村山 謙太 29分04秒76
男子10000mB
17位 市田 宏 29分22秒25
男子5000mA
6位 大六野 秀畝 13分43秒09
男子5000mB
1位 ケネス キプロプ キプケモイ 13分47秒95
36位 山口 修平 14分37秒92
男子5000mC
33位 関口 海月 14分54秒56

旭化成 柔道部