2018年11月3日／北九州市

第55回九州実業団毎日駅伝競走大会が11月3日（土）、北九州市・本城陸上競技場を発着点とするコースにて開催されました。

本城陸上競技場を9時にスタート。
1区は旭化成Aに市田孝、旭化成Bに安藤大樹、そして実業団混成チームに山口修平が出場しました。
スタート直後から市田孝が先頭に立ち、有力チームが集団を作ってレースが進みました。
4km付近から残念ながら安藤がきつくなり離れてしまいした。
一人二人と遅れる選手が出る中、山口は先頭を引っ張るなど積極的な走りを見せました。
中継所前のラストスパート争いで市田孝が遅れて3位、山口が5位、実業団初の駅伝となった安藤は9位での中継となりました。

2区7kmのキプヤティチは1kmでリオ五輪10000m銀メダリストのポール・タヌイ選手（九電工）に追いつき一時は30mほど離しましたが、登りで追いつかれてしまいました。
しかし、そこから粘りの走りを続けて九電工と同時に3区深津卓也にタスキを渡しました。
旭化成Bのムウェイは初めての駅伝となりましたが、1人で前を追う展開に戸惑ったのか本来の走りができずに9位（区間6位）、混成の西純平は7位（区間10位）での中継となりました。

3区10.9kmは折り返しが2回あり、終盤に橋脚の高い橋を渡る難しいコ―ス。タスキを受け取ると同時に高井和治選手（九電工）が引き離しにかかりましたが、深津は冷静に対応。3km付近で追いつくとすぐに突き放しにかかり後続との差を広げていき、2位に上がったMHPSには45秒差をつける快走で区間賞を獲得しました。混成の茂木圭次郎は区間5位、旭化成Bの小野知大は区間9位で中継順位は変わりませんでした。

4区は9.5km。
村山紘太が快調に飛ばし後続との差をさらに広げ、2位九電工との差を1分20秒にし区間賞を獲得。
旭化成Bの齋藤椋は村山紘太と1分差の区間8位でした。

各チームのエースが揃った5区13.0kmは村山謙太。
2位に上がったアジア大会マラソン金メダリストの井上大仁選手（MHPS）に前半急激に詰められましたが、後半は粘りの走りを見せ50秒差で市田宏に中継しました。
混成の丸山文裕は区間9位の8位で、旭化成Bの有村優樹は区間8位の9位でタスキリレーしました。

6区は3区と同じコース。
市田宏は距離を進めるたびに後続との差を広げて区間賞獲得。
2位MHPSとは1分49秒と決定的な差としました。
混成の本田匠は区間6位、旭化成Bの吉村大輝は区間9位でした。

アンカー7区は16.3kmの最長区間。
佐々木悟は独走のため後続との差も分からない中、ひたすら本城陸上競技場のゴールを目指す粘り強い走りで3年ぶりに優勝を達成しました。
旭化成Bの鎧坂哲哉は区間7位で9番目でのゴールとなりました。
旭化成5選手とMHPS2選手でチーム編成した混成は8番目でゴールしました。

第55回九州実業団毎日駅伝競走大会成績