玄関の鍵は使っているうちに抜き差しがスムーズでなくなったり、重くなったりする場合があります。この様な場合、鍵についている汚れや鍵穴の中(シリンダー)の潤滑材の不足が原因として考えられます。鍵は溝や窪みに汚れがつき易いので、乾いた歯ブラシで汚れを掻きだしてください。鍵穴(シリンダー)はメーカー純正の錠前潤滑スプレー(メーカーの特約店で購入出来ます。特約店は管理室で教えてもらえます。)を適量使用するか、鍵のすべての切込部を鉛筆(先端の黒芯)でなぞるように黒く塗り、その鍵を鍵穴に挿入して数回抜き差しをしてください。鍵の抜き差しがスムーズになりましたら、鍵に付着している潤滑材または鉛筆の芯の残りは布等でふき取ってください。付着したまま使用されますと、衣服等を汚す場合があります。ミシン油やKURE 5-56等の潤滑油は鍵穴(シリンダー)の中に残り、ホコリ等を吸って固着しやすいので使用しない様にしてください。
ノンタッチキーでエントランスの自動ドアが開かなくなった時は故障を除けば電池の消耗が原因の場合が殆どです。ノンタッチキーの電池は鍵に付いている樹脂製のカバーの中に入っています。電池の交換はご自分でも可能ですが、管理室に申し出れば鍵メーカーの特約店を紹介してもらえますので、業者にお願いして交換することも可能です。故障の対応や鍵・ノンタッチキーを新たに購入する場合も管理室から特約店にお願い出来ます。
玄関ドアやベランダドア、マンションによっては室内のガラス入りの木製ドアにはドアの開閉スピードを調整出来るドアクローザーが付いています。このドアクローザーは油圧でスピードの調整をおこなう為、夏や冬の温度差で油の粘度が変わり、季節によってドアの開閉スピードに差が出てきます。この開閉スピードの調整はドアクローザー本体側面に付いている「速度調節ネジ」でおこなえます。多くの機種では速度調節ネジが縦に2個もしくは3個付いています。閉まり始めから中間までを1個もしくは2個のネジで、最後のラッチがラッチ受けにはまる速度をもう1個のネジで調整します。殆どの場合、速度調節ネジを時計回りに回すと速度を遅く、時計と反対回りに回すと速度を早くすることが出来ます。商品ごとに取扱いが異なりますので取扱説明書をお読みになってから調整する様にしましょう。
室内ドアがきちんと閉まらず、しばらくすると開いてしまう様な時の原因はドアのラッチが枠のラッチ受けに上手く納まらなくなっていることがほとんどです。室内建具は多くの場合、枠に付いているラッチ受けに調整機構があり、ドライバー1本で調整出来ます。ラッチ受けの金属プレートを留めているネジを緩めると中に入っている樹脂製のラッチ受けの位置を前後に動かすことが出来ますのでラッチがはまるところで締め付けて調整します。ドアが風でガタガタいう場合も同様の方法で調整出来ます。
浄水器の浄水機能はカートリッジの定期的な交換なしに性能を維持することは出来ません。カートリッジはタイプによって使用期間が決っており、多くの場合、水栓内蔵タイプで3〜4ヶ月、シンクの下に置くタイプで約1年です。使用期間を超えて使っているとカートリッジ内部に取り込んだ除去物質が出てしまったりして、却って除去物質が多く含まれた水を使用している様なことにもなりかねません。また浄水側にお湯を通すことも除去物質が出てしまうことにつながりますので出来ません。通常浄水器は引渡の際はカートリッジが繋がれていない状態となっており、使用にあたっては最初に自分でカートリッジを繋ぐ必要があります。カートリッジを繋いでいない場合でも浄水側から通常の水道水が出ますのでご注意ください。
最近、24時間換気システムが付いたマンションが多くなって来ました。現在は法律で義務づけられていますので、新しく竣工するマンションは100%付いています。このシステムはトイレ、洗面所、浴室の換気扇を常時小風量で回して部屋内の空気を常にフレッシュに保とうというもので、外からの空気は各部屋に付いている給気口から取り入れています。これらの給気口、各換気扇にはフィルターがついており(マンションの仕様によって異なります。)定期的な清掃、交換が必要となります。特に給気口は清掃を怠ると壁やカーテンの汚れにつながりますのでご注意ください。フィルターはエアコンのフィルターの様な網になっているものと綿状のものがあり、前者は水で洗って繰り返し使えます。後者は数回程度の洗浄は出来ますが、綿の繊維が荒くなって来たら交換が必要です。交換用のフィルターの購入は取扱説明書にありますので、専用の物を購入してご使用ください。管理会社や旭化成の名前を語って売り込みの業者が来ることがある様ですが、管理会社や旭化成ではその様な業務を業者には一切委託しておりませんのでご注意ください。
トイレ・洗面所の換気扇と浴室換気乾燥機の3箇所で室内の空気を吸って外に排気しています。使っている間にフェース(トイレと洗面所の換気扇のカバーのことです)がほこり等でだんだん汚れますので定期的に掃除をしたいところです(換気扇の音が大きくなったような時も清掃不良が原因の場合が多いです)が(フェースが)外しにくくて困っているという話をお聞きします。もちろん外して清掃していただくのがベストではありますが、電気掃除機にブラシのアタッチメントを付けて表面を清掃していただくだけでも通常は充分です。フェースの内側にフィルターが付いている場合(付いていないマンションもあります)はブラシのアタッチメントを使わずに直接吸ったり、先細のアタッチメントを使用されるとフィルターを吸い込んで破損する場合がありますので、必ずブラシのアタッチメントを使用して清掃してください。ただ汚れが酷く外したい場合は、フェースの両脇の窪みに指を入れて下に引っ張って外していただきますが、外しにくい時は写真の赤もしくは青の部分を押しながら下に引っ張っていただくと無理なく外れます。押す場所は取扱説明書に載っていますので、よくお読みいただいてから外す様にしてください。(無理に引っ張って破損した事例もあります。)また、浴室換気乾燥機にも写真の様にフィルターが入っています。フィルターの位置は機種によって異なりますので、取扱説明書の記載をよく読んでからお手入れをしてください。
ハンドシャワー付きのキッチン水栓は清掃などに便利ということで人気の設備ですが、ホースを伸ばした際に水が出なく(もしくは水量が細く)なったというご連絡をいただくことがあります。何年かの間に少しずつ水の出が悪くなった場合は、水栓の先のストレーナー(ゴミなどが出ない様に付けてある網の部分のことです)が詰まってしまった場合が多いのですが、使用中等に急に水が出なくなった場合はカウンターの下でホースが絡まってしまった場合がほとんどです。水栓には写真の様に給水、給湯などの複数のホースが繋がっており、これが絡まると給水ホースを締め上げて水が出なくなることがあるのです。シンクの下の引き出しを外してシンクの裏側のホースの絡みを解消してあげると直ります。2人で作業出来る時は、1人がハンドシャワーを出し入れして、それをもう1人がシンクの下から見ながら作業すると絡み具合がわかりやすく、簡単に解消することが出来ます。
マンションでは、玄関の床の敷石に大理石等の自然石を用いている場合が多いですが、石の特徴をよくご理解いただいてご使用いただかないと思わぬトラブルが起こる場合があります。玄関床に使用している自然石は、防水素材ではありませんので水が染み込むことがあります。その量は、木材に比べれば僅かで、染み込むには多少の時間も掛かりますので、水分が付いたらすぐに拭いていただければ通常は問題ありませんが、この中に入った水分に不純物が混ざっているとそれが染みになって取れなくなってしまいます。例えば鉄製の傘立てに濡れた傘を置いておくと、雨水に含まれる汚れや傘立ての鉄分が敷石に染み込んで染みや錆となって付くことがありますが、水分と一緒に石の中に入り込んでしまうので取れなくなってしまいます。また、箱で買ったみかんやりんごなどの果物を玄関に置いておいて、熟れた果汁が流れ出したのが取れなくなったという様な事例もありますので、玄関の敷石の上に物を置きっぱなしにしておくことは避けていただくことが肝心です。(タイルもさらに僅かですが水分が染み込むことがありますので同様にご注意ください)