BAクラッド®は爆薬が爆発する際の瞬間的な高エネルギーを利用して異種金属を冷間で冶金的に接合させる方法によって製造されています。 この爆発圧着法では、「圧延」や「拡散接合」では接合不可能な鍛造材などの金属をきわめて強固に接合することが出来ます。
1.セット 母材の上に合せ材を、間隔を持たせて重ね、 合せ材の上に全面に粉末の爆薬をセットします。
2.起爆 爆薬を一端から起爆させると、爆発のエネルギーにより、合わせ材は母材面に高速駆動され、 衝突面から液化された金属(メタルジェット)が発生します。メタルジェットは合せ材及び母材表面の酸化物、窒化物、吸着ガス等を除去していきます。
3.圧着 爆発圧着は瞬時(2500m/秒)に完了します。 従って、爆発熱が金属材料に伝わる余裕がないため、純然たる冷間圧着といえます。 又、爆発圧着はその圧着界面がさざ波状を呈することが特徴です。