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住まい選びは縁!

自分の家を選んだときにこだわったポイントを、家に携わるプロに伺いました。

旭化成不動産レジデンス(株)川野芳裕
不動産営業25年
旭化成不動産レジデンス(株) 川野芳裕

生活の場を決める物件選びには「縁」が大切です。
「縁」があって、なおかつ「第一印象」でいいと思った物件は、きっと満足のいく物件ですよ。」

家の購入は縁があってのことだと実感

建売住宅や分譲マンションから賃貸マンションまで、住まいのための不動産をお世話して既に25年。
本当にいろいろなお客様に、さまざまなお住まいをお勧めしてきました。
その中でも記憶に残るのは、バブルの初めの頃に横浜の一戸建て分譲住宅を販売していたときのことです。

家の購入は縁があってのことだと実感

当時はバブルの初めの頃で、分譲物件に人気が出て、ご希望される方が多くなり始めた頃でした。
10数戸の販売会が終わり、全戸完売でほっとしていたところ、あるお客様からキャンセルの連絡が入りました。
また新しいお客様を探さなければと思っていたところに、ちょうど、隣の分譲地を見に来られて
気に入った物件がなかったというお客様がご来場されたのです。

そのお客様は、その物件をご覧になり、すぐに気に入っていただきその場でお申込をされました。
数千万円のお買い物です。
奥様とお二人でおみえになっていたとはいえ、一生のお買い物を半時間ほどでお決めになられたのです。
ご契約が決まったあとでご主人様は、「あの時、この分譲地の看板がたまたま目に入ってほんとによかった。
何かのご縁があったんですね。」と仰っておられました。
確かに、もう少し早ければ、完売していましたし、翌週ですと他の方が申込んでおられたかもしれません。
本当に、そのお客様に買っていただくためにご用意してあったようでした。

もちろん、それから20年近くになりますが、お幸せにお住まいいただいておられます。

私の家選びは縁と第一印象!

私の家選びは縁と第一印象!

私自身の家選びでは「縁」と、もう一つ、「第一印象」が決め手となりました。

私が今の家を探し出したのは、ちょうど下の娘が中学受験の勉強中の頃でした。
まだ、どこの学校に合格するかわかりませんので、どのエリアの物件を買えばいいか、
娘の学力と天秤に掛けながら、一年余り前から情報を集め始めました。
集め始めてすぐの頃、とても気に入った物件が朝刊のチラシの中にあったのです。
でも、その広告には「先着順申込開始!」と大きく書いてあります。
学校が決まった頃にはもう無いだろうなあ…と指を咥えて眺めていました。

それから約一年、その間にもいろいろな分譲地を見て回り、抽選にも何度も外れて、
もうあきらめかけた頃、家内がもう一度だけあの物件が残ってないか問い合わせてみれば?というので、
後生大事に取ってあったそのお気に入りの物件のチラシの先に電話したところ、
まだ売れ残っていることが判ったのです。

私の家選びは縁と第一印象!

合格はまだ決まっていませんでしたが、娘の行きたい学校もほぼ絞られ、エリアも大丈夫です。 すぐにアポイントを取り、次の休みに初めて現地を見学しました。
内心、売れ残っているのだから何か不都合なことがあるのではないか?と
気をもみながら見学したのですが、中に入ったときの印象がとってもよかったのです。

その物件は、東南道路の敷地で、リビングは東南に向いていました。
裏側は、お隣が一段下がっていて、北西向きに開けていたのです。
ちょうど午後3時ごろだったので、午後の日差しが、裏側の部屋やお風呂にまで燦々と降り注いでいて、
家中がとても明るく輝いて見えました。
また、二階の部屋からは、北側に大きな川の河原が望め、眺望も抜群でした。
更に、キッチンセットは、昔自分が分譲した物件で気に入っていた柄のデザインが使われていたのです。
売れ残りといえ、一年残っていたのは縁だと感じましたし、第一印象が抜群だったので、
心の中では15分で決めてしまっていました。

もちろん、プロとして、北側の擁壁の構造や、細かな造り込み、その分譲地の他の物件との比較など、一時間余り掛けて入念にチェックしましたが、
それは、その物件(今の我が家です。)に決める納得のための儀式みたいなものでした。

それから、娘も無事に希望校の一つに合格し、その後10年余り安泰に過ごさせていただいています。
一年残っていた物件に巡り会えたのは、何か特別な「縁」があったように思います。
そして、「第一印象」で決めた「これはいい!」という判断は、決して間違ってはいませんでした。

思い立ったが吉日

思い立ったが吉日

昔から、「思い立ったが吉日」という言葉があります。
仕事にしろ趣味にしろ、何かを始める時、あれこれ心配したり、一日延ばしにしたりせず、
勢いの有るうちに始めれば必ず良い結果が出るということだと思います。

住まい選びもその通りです。

何かの拍子に住み替えようと思ったとき、
たまたま手にした物件の情報を見て頭の中に虹色のイメージがひらめいたとき、
すぐに行動に移して下さい。
その時出会った物件の第一印象がばっちりだったとしたら、その住み替えはハッピーであること間違いありません。

住まい選びは、賃貸にしろ購入にしろ、これから生活する場所を決める大きな買い物ですから、とても慎重になりがちです。
でも、90点以上でなきゃだめ!と厳しく選り好みしていては、なかなか良い物件を見つけることは出来ません。
長年の営業経験でも、チェックが厳し過ぎて、いい物件を逃されてしまった方を何人かお見受けしました。
ある程度の知識や選択眼は必要ですが、これはと思える物件にめぐり合えたら、それはあなたの持っている「縁」です。
心の赴くままに決めても、きっと後悔することは無いと思います。
だって、「あばたもエクボ」って言うでしょう。欠点のない相手を探しても、100点満点というのはまずありません。
もし、欠点の一番少ない物件に決めたとしても、欠点から物件を見ていれば、そこばかりが気になって、マイナス評価しか出来なくなるのです。
たとえ勢いで決めたとしても、基本的な条件さえ満たし、気に入ったものであれば、少しの不具合も愛嬌と笑って済まし、幸せに暮らすことが出来ると思います。

是非、皆さんも「縁」と「第一印象」を大切に、新しい幸せな暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。