| 急速な経済の発展を続けるインド。 民族アイデンティティの象徴であったサリーも、身につける機会が減っているという。 |
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| サリーとは、幅1.2m長さ5.4mほどの一枚の布。 インド独特の意匠に満ちたこの布は、民族アイデンティティの象徴そのものであったが、現在では、ファッションの多様化から、着る機会が限られてきたという。伝統を昔ながらの世界に押し込めるのはたやすい。けれど、少し寂しい。 旭化成の糸「ベンベルグ」が、インドのサリーに新しい風を送っている。「ベンベルグ」は、綿花の種からつくられる自然素材の繊維。シルクに匹敵する感触と優れた吸湿性をもち、世界中の高級衣料の裏地に使用されている。この「ベンベルグ」でサリーが織られ、人気を集めつつある。ポイントは、手触りと、発色と、扱いやすさ。 大胆なデザインが施され、ジーンズに合わせるなど、新しい着こなしも見られるようになった。インドの伝統が息づくサリー。義務や形式ではなく、楽しく身につけるものであってほしい。 昨日まで世界になかったもの「ベンベルグ」。 |
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