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インタビュー

Ahmad Adaya and Company社 Adaya社長。ベンベルグのパートナーとして歩んできた半世紀とこれから。

祖父が創業したビジネスに若くして参画し、パキスタンにおけるベンベルグビジネスを創成期から50年以上支えて来たSalim Adaya氏。パキスタンにおけるベンベルグビジネスの歴史と今後について伺いました。

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ベンベルグとの長い歴史を振り返って私は50年以上前から旭化成とのべンベルグビジネスに携わっています。19-20歳のころに初めて来日しましたが、それ以来、旭化成は常に協力的に取り組んでいただいています。当社としてもベンベルグの連続紡糸やネットプロセス糸などの新商品発売時には、契約で数量と価格をコミットし、シリアスに且つ、安定的に協力をしてまいりました。ベンベルグには、常に100%正直に相対して来ています。当時は、世界で最大の取扱量でした。
当社はお客さんにマーケティングの面で満足頂いています。お客さんの方から当社を訪れていただけるのも、この賜物だと思います。このため、長期間に渡り継続的な商売を続けられています。当社はパキスタンの繊維業界で大きな影響力を持っていると自負していますが、これもベンベルグのお陰です。ベンベルグ・チームの一員として、旭化成とは利害が常に一致しています。

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苦労した経験を振り返って 当初はハンクの商売が大成功を収めていました。旭化成がハンクの生産をやめてチーズ形態での糸供給を始めた時は5-6年ほど、市場に受け入れてもらうのに大変な努力が必要でした。結果としては、チーズ化でお客さんの生産性はアップし、風合いもソフト化し、品質もアップしたのですが。最近ベンベルグのNP糸などが出た時も、その販売に協力し、かつての経験を生かして市場に浸透させることができ、拡販に成功しました。

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パキスタンでのべンベルグについて ベンベルグはパキスタンでは、非常に高級な祭事用の服に使われています。富裕層の方々からベンベルグはご愛顧を頂いています。若い人たちの間では洋服化が進んでいますが、祭事用にはベンベルグの服が着られています。日本で着物が着られているのと似ていると思います。日常着ではなく、特別な日の装いに用いられているのです。ベンベルグの生地に更に種々の装飾が加わっているケースもあります。このため、継続的な人口増加と(現在約2億人)経済成長が見込めるパキスタンでベンベルグの需要が今後も減るとは思っていません。ベンベルグはシルクに近く、柔らかくて最高のタッチ(風合い)です。パキスタンのユーザーは高品質な日本製品のことをよく知っています。 ポリエステルやナイロン、綿と比べてベンベルグは扱いが難しいところがある繊維なので、製織業者もそれに値する利益が必要です。ベンベルグは製造工程での生産性が高く(他素材に比べ生産ロスが少ない)、また出来上がった商品がシルクに近いすばらしいものなので、それが実現できており評価されているのです。当社は60年、ベンベルグはパキスタンで50年の歴史がありますが、この年月を他素材は覆すことができないと思っています。

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今後のベンベルグへの思いベンベルグの唯一の問題点を挙げるとすると、安定供給だと思います。供給に対するクリアーなプランが必要だと思います。世界中で非常に強い需要があると伺っていますが、更に精緻なプランで最大の利益を上げていただきたいと願っています。

Salim Adaya(サリム・アダヤ)

Ahmad Adaya and Company社 社長。1948年パキスタンにて創業。パキスタンを拠点とした糸商業を営み、ベンベルグビジネスにおいては原糸の日本からの輸入、在庫、販売、マーケティングサポート、技術サポートを担う。ベンベルグの輸出ビジネスの先駆者の一人。今後も関係者全員が利するビジネスを継続すべく、後継者の育成にも注力している。ベンベルグビジネスに懸ける熱い思いは尽きない。

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