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2023年10月30日に、The Deltin（インド・ダマン市）にて、Bemberg® Seminar 2023を開催いたしました。4年ぶりの開催となりましたが、ベンベルグ®のお客様である生地生産者58名をお迎えし、活気あるイベントとなりました。

1976年にベンベルグ®の輸出を開始以来、旭化成はインドにて47年間ビジネスを続けており、Bemberg® Seminarでは、ベンベルグ®に関する最新情報を提供するだけでなく、お客様との関係を深める貴重な場となっています。今回は以下の4項目でプレゼンテーションを実施しました。

1. ベンベルグ®のリブランディング
2021年のリブランディングにて刷新したタグライン、キービジュアル、Webサイトを紹介するとともに、お客様の営業活動に役立つような新しいブローシュアなどの販促ツールも提案しました。

2. 最新プロモーション活動
インスタグラム等のSNSやWebサイト上での取り組みに加え、インド最大のファッションイベントLakmé Fashion Week(2020年, 2022年)の参加報告を行いました。また当時のコラボレーションデザイナーHemang AgrawalとPayal Pratapのコレクション展示には、多くの来場者が関心を寄せていました。

3. ベンベルグ®の特長及びサステナビリティのアップデート
より一層ベンベルグ®についての知識を深め、各社の営業活動に役立てて頂くため、ベンベルグ®の深い色合いやドレープ性などの特性についても改めてお話しました。また、サステナビリティについては、RCS100認証やエコテックス規格100等の案内に加え、ヨーロッパの認証機関TUVAUSTRIA BELGIUM社による海洋生分解性の認証取得についての報告、さらにはインドで取り組んでいる社会貢献活動についても説明を行いました。

4. ポリフッ化ビニリデン(PVDF)中空糸膜マイクローザ®
マイクローザ®は当社が膜ろ過のために開発した中空糸膜です。インドでは、生地染色時に発生する排水処理にマイクローザ®を提案し、染色工場のゼロ排水実現を進めています。今回のBemberg® seminarでは、単なる糸販売に留まらず、インドの繊維産業全体での環境配慮に貢献できるような旭化成の製品・取り組みについて紹介しました。

来場したお客様も真剣な表情でプレゼンテーションを聞かれており、皆様がより一層ベンベルグ®や旭化成を理解したい、という強い想いを感じました。またこの数年でCOVID-19や工場火災事故など苦難がありながらも、共に歩んできたお客様58名をお迎えでき、皆様と旭化成の絆をより強固なものにできました。今後も、この「ベンベルグ®ファミリー」と一緒に、更なるビジネスの発展に努めてまいります。