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ベンベルグ®ラボ第2期

ベンベルグ®ラボについて

繊維・アパレル産業に携わる人材の発掘と育成、産地が抱える課題の明確化やプロジェクト支援など、繊維産業の活性化に向けて様々な取り組みを行なっている「産地の学校」。旭化成は、主宰を務める株式会社 糸編・代表の宮浦晋哉さんの活動に感銘を受け、2017年に産地の学校と共同で産学連携プロジェクト<ベンベルグ>ラボを立ち上げました。

【第2講】
■ベンベルグ®裏地ミュージアム視察

<ベンベルグ>ラボ第2講が、日比谷三井タワー29Fの本社内にあるベンベルグ裏地ミュージアム+(プラス)で行われました。同施設は<ベンベルグ>裏地の歴史やTVCM、布地ハンガーや製品などが展示され、商談の場や学びの場として2014年に開設。昨年11月に神保町から日比谷にリニューアルオープン致しました。

■ベンベルグ®に触れる旅

講師は当社繊維マーケティング室アソシエートチーフコーディネーターの前田舞子が担当しました。<ベンベルグ>を基礎からわかりやすく説明すると共に、さまざまな実験を行いながらその機能性を実際に体感していただきました。

吸放湿性の実験では、密閉した専用容器にポリエステル裏地と<ベンベルグ>裏地を入れ、水蒸気をあてることでみた目にわかりやすく吸湿性を比較しました。

次にポリエステル裏地がついたジャケットと、同型で裏地に<ベンベルグ>を用いたジャケットを交互に袖を通し「すべり性」の確認。<ベンベルグ>裏地のなめらかな質感と着心地の良さは歴然だったようです。また、裏地に静電気を発生させて「制電性」の違いも検証していきました。

■ここでしか見られない貴重な生地見本帳

ベンベルグ裏地ミュージアム+では、国内外のデザイナーズブランドによる<ベンベルグ>裏地が採用された製品サンプルや、現在国内で流通している<ベンベルグ>裏地の生地見本を見ることができます。布地ハンガーで裏地サンプルが見ることができるのは裏地ミュージアムならではです。サンプルを裏返したり質感を確認したりと、ラボメンバーの繊維へ寄せる強い探究心をうかがい知ることができました。
原料から糸になり、製織や染めを経て生地として製品化されるまでの工程や<ベンベルグ>事業の歴史は、動画やパネルで解説しました。裏地のイメージが強い<ベンベルグ>ですが、今回の講義を通して用途の多さを理解していただきました。

■関係者の感想

講義を終え、受講生や関係者の方々に感想を伺いました。

〈 産地の学校主宰 宮浦さん 〉
これまで写真や動画をみながら座学で学んできたことと違い、ベンベルグ裏地ミュージアム+では素材に触れながら学べる。これは受講生にとって貴重な経験になりました。立体的な情報が詰まっていて、とても効率的に学べた2時間でした。
〈 繊維マーケティング室 前田 〉
今回の講義では旭化成の歴史ある物作りと共に、裏地によって服は変わるということを伝えたかったのですが、とても真剣に聞いていただけました。受講生の方々はサステナビリティの考え方と一緒に育ってきた世代。”ファッション”を楽しむだけではなく、責任ある行動を果たす手段として捉えビジネスに転換していって欲しいと思います。
〈 受講生の声〉
<ベンベルグ>はポリエステルに比べ、どこがどう優れているのかを動画や実験を通して、触りながら比べることができたので、その違いがとてもよくわかりました。

※ベンベルグ®は旭化成の再生セルロース繊維・キュプラのブランドです。

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