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今までお店で買ってたアイテムを、作ってみる。上手にできても、あまり上手くできなくても、その過程ごと楽しめるのがD.I.Yのいいところ。「ちょっとハードル高いかも」と思っていたモノが、やってみると意外と簡単に作れちゃうのも、楽しみの1つです。
さて、今回は、蜜蝋(みつろう)を使った、柔らかい炎のアロマキャンドルを作ってみましょう。蜜蝋は、ミツバチが巣作りに使う蝋のこと。ススがあまり出ない、キャンドル作りに適した素材です。お好みのアロマオイルを少し垂らせば、世界に1つしかないオリジナルキャンドルの完成です。ぜひ、家族みんなで挑戦してみてください。

「肥後春蜂園」肥後一平さんが紹介する 家族で作る、蜜蝋アロマキャンドル。

養蜂家。長野県飯田にある「肥後春蜂園」代表。1979年生まれ。長野県南部の伊那谷で、自然の恵みである「ハチミツ」を採集して販売。また、ハチミツから作る蜜蝋を使ったキャンドルを制作したり、販売したり、手作りワークショップを開催しています。

「肥後春蜂園」とは

採れたままの美味しく安全なハチミツをお客さんに届けることをモットーに、長野県南部の伊那谷で養蜂。ハチミツを採集して販売しています。ハチミツの副産物である蜜蝋もまた、品質にこだわって製造しています。
1.蜜蝋(約200グラム)
2.アロマオイル(約3ミリリットル)
3.キャンドル用の芯
4.空瓶
5.瓶が入る大きさの鍋
6.蜜蝋を削るナイフ
7.削った蜜蝋を入れるボウル
8.芯を固定する割り箸と輪ゴム
割り箸を瓶の幅よりも長めに折って、キャンドル用の芯を挟みます。両端を輪ゴムで留めて、瓶の底に芯がちょうど届く長さに調整します。
蜜蝋が大きな固まりの場合、ナイフで削って小さくしましょう。ビーズ状の蜜蝋を使うと削る手間が省けて簡単です。
小さくした蜜蝋を、芯を入れた瓶に入れます。瓶の半分の高さまで蜜蝋を入れたら、一度指でぎゅっと押さえて、再び8分目まで蜜蝋を入れていきます。スプーンを使って丁寧に。入れ終えたら、また指でぎゅっと押さえましょう。
鍋の中に、蜜蝋を入れた瓶の半分の高さまで水を張り、中火にかけます。ゴトゴトと瓶がゆっくり揺れるくらいに火の加減を保ちましょう。下のほうの蜜蝋が溶け出したら、アロマオイルを入れましょう。蜜蝋は溶けながらアロマオイルと勝手に混ざっていくので、混ぜる必要はありません。瓶の中にお湯が入らないように注意して下さい。
蜜蝋が完全に溶けた瓶を鍋から取り出し、のんびりと冷めるのを待ちましょう。透明だった蜜蝋がどんどんと半透明になってきて、最後には溶かす前の色に戻ります。蜜蝋が固まったら、芯を1cmくらいの長さでカット。あまり長く残すと、芯の灰がみつろうに落ちるので気をつけて。
火にかけた鍋が冷めるのを待っている間、オリジナルラベルを作りましょう。作った日付や香りを書いておけば、オリジナル度アップ。愛着が湧いてきます。
最後に、瓶の周りの汚れを取り除いて、オリジナルラベルを貼れば完成です。

ちょっと、ひと工夫1:空き瓶を上手に活用!

家庭で使い終えた瓶を上手に使いましょう。蓋つきの空き瓶を選べば、ホコリが入らず火も消しやすいので、使い勝手◎。

ちょっと、ひと工夫2:瓶ごと湯煎しよう!

鍋で蜜蝋を溶かして瓶に注ぐ作り方もありますが、これだと鍋の後始末が一苦労。瓶に蜜蝋を入れて湯煎すれば、後片付けが大変!という心配もありません。