ペットをもっぱら家の中で飼う飼育方法の普及、良質かつ多機能ペットフードの普及、獣医療制度の向上と獣医学及び獣医療技術の進歩・発展等があいまって、ペットの代表格ともいえる犬や猫は、長寿化の一途をたどっています。猫と小型愛玩犬については、10歳は当たり前、15歳もさほど珍しいことでなく、20歳を超えるものも出てきています。飼い主は、その間、飼い主とペットが快適に暮らせるように、双方の健康管理に十分気をつけなければなりません。ペットの健康管理は分かるとしてどうして飼い主の健康管理までと考える人もいるかと思いますが、基本的に飼い主に全てを頼るペットは、飼い主の健康状態いかんによって、ケアに大きな違いが出てくるからです。そのこととの関係でいえば、健康に問題を抱えている飼い主、仕事との関係などから出張・旅行の多い飼い主は、普段から、そのことに対する対応策を考えておかなければなりません。
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私と妻が世話をしたことのある隣家の愛犬サンドラ |
それに関連して思い起こすのは、1983から85年の2年間をドイツのミュンヘンで過ごした際、まだ地域コミュニティーがそれなりに機能していたこともあり、留守の際に近隣のペットの世話をし合うという仕組みがあり、我が家の猫の世話につき何度かそれを利用したことがありました。金銭はもちろんのこと、土産などの授受は行わない代わりに、都合の付くときには相手のペットの世話をするというもので、代わりに、隣と裏の家の犬の世話をしました。若干の費用を払えば、動物保護施設も、その役割を果たしてくれますが、それについては、改めて書くことにします。
健康管理の面では、犬も猫も、生まれてから成長するまでの時期の健康管理は非常に大切です。この時期の健康管理が、後々まで影響する可能性が少なからずあるからです。その次に大切なのは、高齢に達してからの健康管理です。健康管理という点では、食事と運動が大切ですが、その中で食事については、ペットフードに依存する傾向が強くなっています。ペットフードの中には、対象年齢を非常に細分化して商品にしているものも見られますが、個体差もありますので、気になる人は普段から気軽に相談のできるペットのホームドクターを作り、相談をしつつフード選びをするのが良いように思います。一般的には10歳ぐらいから生活習慣病が頭をもたげますが、肥満など生活習慣病につながりやすい状況が見られる場合には、2、3年前倒しして食事等についての対策を講じた方がよいと思います。これも個体差はありますが、食事の量や内容を変えるのが簡単でないことや、それをすることにより、体調に異常をきたす恐れもあるからです。運動についても、注意すべきことはたくさんあります。いずれにせよ、早めから対策を講じ、徐々に進めることが大切です。
散歩についても、いろいろと考えなければならないことはあります。住環境や日常生活の中で必要とされる運動量を十分に消化しているのであれば、他に目的があればともかく、肥満をはじめとする生活習慣病予防との関係で、わざわざ散歩をさせる必要はありません。目的に添う散歩を心がければ十分です。また、真夏の日中の散歩は特に日陰のない石畳やコンクリート道の散歩を避け、散歩時間も短くした方がよいと思います。特別の事情でもない限り、騒音の大きな場所や人ごみも避けた方がよいと思います。更に、人ごみや歩道と車道の区別がはっきりしていない道路の散歩の際には、リードの調節を含め注意が必要です。ほんの一例を挙げただけですが、犬の散歩の際に飼い主が注意しなければならないことはたくさんあります。これについても、改めて触れることにします。
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